『人間関係は常に変化していくもの』

ひとつは、誰もが生まれた瞬間から必ず死に向かって進んでいるということ。寿命の長さには差がありますが、誰もが自分に与えられた寿命をまっとうし、現世での修行を終え旅立っていくことになっています。
 
寿命に関して神の観点からひとつ申し上げれば、長生きをしたから幸せだ、ということはありません。どんな場合でも、その人が死の世界の旅立って行ったなら、現世でするべき務めを立派に終えたということなのです。病気で長いこと苦しんだ末にお亡くなりになったり、朝まで元気だった小さな子供が事故でこの世を去ったり、どんな場合でも近しい人が亡くなるのは遺された側にとっては辛いものです。しかしその悲しみは、遺された方には大変酷な表現ですが、「遺された者の感情」であって、決して「死んでいった人が遺していった感情」ではありません。

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