結婚相手の習慣に腹が立つ

家庭内の文化は、「うちではこれが当たり前」という、その家族だけで通じる 「常識」 になっていて、普段は他の家庭との違いを意識してはいないのが普通です。
 
ところが、例えば結婚をすると、お互いの家庭の 「文化」、「常識」 との出会いがあり、「なんでこうなんだろう?」「これ、おかしいんじゃない?」と相手の家の文化が 「非常識」 に見えてしまうことがままあります。
 
それが高じてくると、「うちは正しい。間違っているのはあちらの家」という対立が生じ、トラブルの原因となるわけですが、これこそ、家庭内文化についての知識不足です。
 
つまり、相手の文化に対する無理解と偏見で、そこには自分の文化を絶対視する傲慢さがあります。
 
これがもっと大きな範囲や規模で起きているのが、人種差別や国家間の対立、宗教戦争です。
 
自分の文化が 「常識」 だと信じ込み、相手の文化を 「非常識」 だと決めつける心。

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