『子供の躾について』

最近では、躾なども学校でするべきだ、と考える親の声を耳にしますが、学校というのは勉強や集団行動を覚える場です。ですから、躾など、家庭での学びが子育てにおいてとても大きなポイントだと思います。
 
今は共働きの家庭も増えていますし、生活自体も大変、便利になりましたが、昔はお釜でご飯を炊き、たらいで洗濯をするような働きずくめの日々を送りながら、母親は子どもの躾をしっかりとしていました。
 
貧しいながらもそのように過ごす中で、年長者を敬いながら、家族それぞれが努力や忍耐をしながら協力することを覚えたわけです。
 
また、拝殿では、我が子の将来によかれと考えて、一生懸命、子どもに習い事をさせる親とも数多く接しております。
 
これも大切なことだとは思います。しかし、習い事は将来の幸せのためのものといった考えでいると、習い事で伸び悩んだときに、子どもに挫折感を味わわせてしまうことがありますので、そこのところには注意が必要だと思います。
 
私は、家庭教育においては、何よりも物事のケジメを教えたり、正しい判断力、理解力を養わせることに十分に力を入れていただきたいと思っています。
 

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