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【インタビュー第7弾】お気楽&極楽に生きる!立ち上がる母さん


@tachiagaru_WM

2023/3/25に「SANKOFA(サンコファ)お酒部アフリカワイン試飲会」を企画されている立ち上がる母さん
18歳と10歳のお母様で、教育関係の仕事に従事していらっしゃる経験から、4月にお子様の進学を迎えるパパママに向けてのエールをいただきました。また、大好きなお着物や、オンラインコミュニティはろこみでの、さらには将来携わりたいテーマであるジェンダーについて、立ち上がる母さんのこれからについてお話いただきました。ぜひ最後までご一読ください。

母さん 「立ち上がる母さん」と申します。浪人生の18歳息子と、4月から小学5年生になる娘がいます。仕事は教育関係で本を扱う仕事をしています。

ーーー 立ち上がる母さんのnoteを読むのが好きなんですよ。すごく面白いですよね。サンコファさんのドライフルーツを使ったお料理は毎回美味しそうですし、「着物の糸」の記事もめちゃくちゃ共感しながら読ませていただきました。時間をかけて書かれたそうですね。

母さん はい。長い時間かけて書き、若橋未央さんにも添削・編集していただきました。長文になってしまったので大変でした。未央さんがいなければ、世に出ていなかったと思います。

ーーー すごく面白いのでぜひ皆さんにも読んでいただきたいです!母さんといえばやっぱり着物部での活動ですよね。私は着物を1人で着られないので、着物部を陰ながら拝見させていただいています。

母さん ありがとうございます。

着物はマインドフルネス

ーーー 母さんは「好きなものがすごくいっぱいある!」というイメージです。ちなみに着物は、どんなきっかけで始められたのですか?着物って憧れはあるけど、ちょっとハードルが高そうなイメージがあります。

母さん そうですよね。「着物の糸」のnoteにも書いたんですけど、着物って、20代で仕事に慣れたあたりで1回興味が出てくる時期があると思うんです。私はとってもケチなので当時からヤフオクで着物を見て買ったりとかしてたんです。ただ、忙し過ぎて着る機会がないまま過ぎてしまって。その後、子育てをして何年か経って…自分が変わりたい欲求があったのかな、だいたい2年前ぐらいから着物を着ることになっていったんです。近所の呉服屋さんで、月に1回習っています。

ここでみなさんに着物の効果っていうのをひとつお伝えしたいです!私は好きなものが本当にいっぱいあって、めっちゃ多動気味なんですね。本当にマグロみたいに「寝たら死ぬ」みたいな、そんな感じなんですけど。笑 着物ってマインドフルネスなんですよ。着物を着て走ったりとかできないんじゃないですか。笑 階段2段飛ばしとかにもできないし。笑 着物を着ているときはゆっくりできるんです。多動気味の自分をちょっとリセットする時間といった感じです。ちょっと前にはるさんのVoicyで、映画がマインドフルネスっていう話があったのですが…私も激しく共感してるんですけど、着物も私にとってマインドフルネスなんですね。「常にざわざわして流れていきがちな時間を止める。」「違う自分になれる時間」かなと思って私は大事にしてます。

ーーー 所作や動きがゆっくりになるから、マインドフルネスになる。心が穏やかになる時間になるんですね。私自身ここ何年も着物を着られていないので…すごくいいな、着たいなって思いました。着物と言ったら、それこそ結婚式だったりとか…晴れの舞台!みたいなところに着ていくイメージなのですが、母さんはどんなときに着ていくんですか?

母さん 私はほんと近所のカフェとかです。お気に入りのカフェがあって、そこに行くためだけに着て、お茶を飲んで帰ってきて脱ぐみたいな、そんなカジュアルな感じにしてます。結婚式があるから着物を着る!とかじゃなくて。「ちょっとマインドフルネスしたいな」「このあとカフェ行くから、着物着ようかな~」みたいな感じ。

ーーー 余裕のある大人!すごいかっこいいですね。始めたい欲がむくむくと湧いてきます!!憧れますね。


続かなかったことは「自分には合わなかったんだ」と思おう

ーーー 着物、SANKOFA、お酒、michiさんのジュエリーyurieさんともファッションについてお話されていたり…たくさん好きなことがあるイメージなんですけれども。その好きになるモチベーションはどこから来るんですか?本当にいろんな分野で母さんがいる気がするんですよね!

母さん 私、英語がめちゃくちゃ苦手なんです。苦手なことへの継続性がめっちゃ弱いんです。コツコツやらなきゃいけないことをやるっていうのが本当に苦手で。英語に関してはレベルが準10級って感じなんですね。笑 「本当にこれは将来のために絶対やんなきゃいけない」ていうものが、まぁ続かないんです。

ただ、代わりに0から1っていう作業がめちゃめちゃ得意なんです。何もないところからイベントを立ち上げたりとか、何かやってみようと言って旗を振ったりとか。そういうことはすっごい得意なんですけど、これを継続的にやりなさいって言われるのが本当苦手なので。最近はもう本能のままに、「もうできないことはしょうがない」ってストレングスファインダーとかも受けたりして悟りました。

ーーー 0から1の立ち上げるところが得意だから、好きになるきっかけはいっぱいあるってことですね。

母さん 私は優先順位が全部1位になっちゃう。笑 「あぁこれは今はちょっとやめとこう」ってなると、全体の気持ちとかモチベーションが下がっちゃうので、「やりたいときにやる」って思うようになりました。やりたいって思ったときにやるのが一番エネルギーが出る気がして。やりたいと思ったらやっちゃう。で、「続かなかったらもうそれは私に合わない」と思うようにしてます。着物も合ってるからやるだろうし、たぶん英語は全く合ってないんだろうなっていう感じですね。笑

ーーー 「継続できない、駄目だ!」じゃなくて、「私には合ってなかったんだな」という考え方がいいですね。私も継続がかなり苦手だと思ってるので、合わなかったと思う感覚を持つようにしたいですね。

母さん 自分も最初からできていたわけではなくて。私、今シングルマザーなんですけど、離婚をしたときに我慢をたくさんした上で「あーもう駄目だな」と思って離婚しようって思ったんです。その経験がきっかけかもしれないです。

なんかすごい暗い話になっちゃうんですけど、「このパートナーとはもう無理」って思うまでに結構時間がかかって、10数年以上踏ん切りがつかないっていうか、変えられない自分がいたんです。やっぱり子どものことを考えたりとか、世間体を考えたりとかして、離婚しちゃいけないのかなって思ってたんですよね。でもやっぱり1回しかない人生ですし、たぶん母さんがずっと我慢してたら子どものためにもならないし、これはもう離婚しようって決断しました。あの離婚がきっかけで何でもできるようになったっていう感じもありますね。

ーーー そこで何か気持ちのスイッチが入って、今おっしゃっていただいた通り人生1回だし、合うもの楽しいものはやりたいときにやっていく。合わないものはもう合わなかった、ご縁がなかったというマインドになっていったんですね。

はろこみの仲間の姿に勇気づけられた

母さん そうなんです。なぜそう前向きなってたかっていうのが、はろこみなんですよ。まめたろうさん、りりゆきさん、あさはさん、いくみんさんとは住んでいるところはバラバラなのにリアルで会うくらい仲良しです。本当にはろこみに感謝しています。はるさんのVoicyを2019年1月ぐらいの「もういよいよ元夫と別居をして子ども2人を連れて新しい生活をしなきゃ」っていうときに聞いていたんです。いまだに客観的に自分が「1人でキッチンの床を雑巾がけをしながらVoicyを聞いてるシーン」が写真みたいにずっと私の頭の中に残っていて。「はろこみっていうのができるらしいよ」って聞いて入れてもらって、そこですごい人たちに会って。自分軸手帳、michiさん、おかたむさん、いくみんさんとか本当に一生の友達がいっぱいいるんですけど、そういう人たちと繋がれたことが今に繋がってるんだろうなと思っています。月刊はろこみに呼んでいただけたっていうが、私の立ち上がる事例の金字塔、第一章ができる感じです。笑

ーーー ありがとうございます。立ち上がる母さんの、本当に奮起して立ち上がる瞬間にはろこみの仲間や、はるさんのVoicyがあったんですね。

母さん 本当にそうです。1年ぐらい調停をやったり、なかなか離婚も簡単にいかなかったし、その頃、めちゃめちゃ息子が荒れていて、学校から呼び出されるし、本当に大変だったんですよ。1人で何とか乗り切ってこられたのは、はろこみの中で「こんなすごい人がいるんだ!」とか「今から何かをやりたい」っていう人が動き出して、大地を踏みしめながら歩いていく姿を見ていたからです。それで私も頑張れるってすごく思いました。

ーーー 分かる気がします。

母さん ブランドが立ち上がる瞬間とかね。すごく大変な思いをされていて。既に成功した人じゃなく、今、進行形で頑張っている人を見られているっていうのがすごく勇気づけられました。自分もはろこみで悩んでる人がいたら、離婚調停のスキルとか、もうそろそろ出していけるかなって思ってるんです。男児の反抗期とか、そういうスキルがめっちゃ貯まってきてます。笑

ーーー 離婚や反抗期に関するスキルは前に進むために必要なスキルだと思います。求められてる方は声を上げていないだけでいると思うから。

母さん そうなんですよね。職場の人とかに伝授しづらいじゃないですか。なんか密かに困っている人がいたときに「こういう風にしたらいいよ」とか、「こういうところでマネープランとか立ててもらったよ」みたいなことをお伝えできるといいなと思っています。

ーーー ぜひ。立ち上げてください!!

母さん、男児を語る

母さん 「学校・病院・警察、どこにも呼ばれなかったわ」ってなったら、それはもうラッキーなんですよ!ただのラッキーです。もう呼ばれるのがデフォルトと思って間違いないです。だいたいね、小学3、4、5年生ぐらいですね。一番、菓子折りのストックを家に用意しておいたのは。笑

女の子は女の子で、難しいところがあると思うんですよね。私の仕事は女子教育で、女の子を専門に扱っているんですけど、女の子の難しさもあるけど、男の子の方がちょっとおバカな…?池に落ちるとかあるんですよね。

ーーー 池に落ちる?!

母さん はい。池に落ちるはデフォルトですね。笑 小学校ってね。なぜか池があるんですよ。うちは娘も落ちたんですけど、娘の時は片足だったんですよね。それがたぶん女の子なんですよね。でも男の子は両足全部落ちちゃうの。ほかにもいろいろありますよ。リコーダーを失くしたから、しょうがなく2本目買ったんですけど、ある日、2本とも吹きながら帰ってきて。笑

ーーー 出てきちゃったんですね。せっかく買ったのに。笑

母さん そう~出てきちゃったんですよ。笑 消しゴムなんか、私のママ友は最大50個ぐらいまで買ったって言ってましたね。

ーーー もう業者じゃないですか。

母さん あとはなぜか消しゴムに鉛筆の芯を刺しますよね。刺してそのまま芯が折れて、消すたびに黒くなるっていう…。何ででしょうね。あれは時代に関わらず存在します。刺すのが好きですよね。傘もマンホールの穴に刺して抜けなくなるとか…。よくあります。

娘は4月から小学5年生ですが、家にいると「お母さんお母さん~」ですけど、お友達が来ると途端に群れる。笑 女子です。お友達の誕生日プレゼント買いに行くとか、楽しそうにやってます。

サンコファお酒部始動!

ーーー 話はガラッと変わりますが、お酒も好きでいらっしゃって、3月25日に、サンコファお酒部アフリカワイン試飲会を開かれるんですよね?

母さん はい。まだお席に余裕がありますので、お酒の好きな方、ドライフルーツが好きな方、ぜひご参加いただければと思っております(2023/3/5現在)。

ワインってやっぱりフランスとかイタリアとか、あとはオセアニアのオーストラリアとニュージーランド、他は北米とチリとか、それらの産地がいっぱいスーパーとかにも売っているんですけど、アフリカワインって全然ないんですよ。ただ、産地的にはブドウが取れないわけではないんです。きっかけはサンコファのドライフルーツを美味しくおつまみにして飲みたいっていうことだったんですけど。笑 サンコファのドライフルーツってアフリカ産だから、サンコファに合うアフリカ産のお酒とかあったら面白いなって思っていて。たまたま、おかたむさんからアフリカーさんっていうところにサンコファの製品を置いてるって聞いて、そこで試飲会をやってるってことで、ぜひちょっとやってみようかなって。

女性が多いと思うので、1種類300円、3種類が800円とか、自分で自分のお酒の強さに合わせて飲める種類の調節できて、プラスは自分で払ってねってシステムになっています。おかたむさんがドライフルーツのミックスのセットを持ってきてくだって、お店の方がアフリカワインのお話もしてくださるそうなので、一緒に飲んだくれましょう。私このためってわけじゃないんですけど、今ちょっと禁酒中で。笑 もう3月25日は何が起こるかわかんないです!!あまりにも嬉しくて。

当日はアフリカーさんでサンコファのドライフルーツを買えるらしいので、御茶ノ水とかマルシェにタイミングが合わない方も、飲みがてらお手にとっていただければ幸いです。今回タイミングが合わないけど、ワインだけではなくて、私のお酒の師匠が手相を見てくださる澤野さんで、何かあると相談してるんですよ。で、澤野さんともお酒イベントやりたいねって言ってるので、日本酒とかでね、何かできるかもしれないです。

ーーーー 楽しそう!澤野さんはお話したことないですけど、お酒詳しいんですね。

母さん とっても素敵な方です。すごいですよ!!お子さんの手相とかも見れるらしいです。

ーーー ええ。子供の手相とかって見れるんですね。今後澤野さんも含め、サンコファお酒部、第1弾、第2弾、第3弾と続いていかれるんですね。ぜひ楽しみにしております~!!

将来的には女の子を支援する活動をしたい

ーーー 離婚調停や子どもの反抗期についてのスキルの共有をされていきたいと思われているというお話をお伺いしました。立ち上がる母さんとしての今後の活動はどういうものを考えていらっしゃるんでしょうか。

母さん 行き当たりばったりで進んでいるので、そんなに何年後に何してということはないんですけど、ずっと思っているが、自分が女性だし、今、女の子たちの教育に携わっているので、女の子の支援がしたいってずっと思っています。私は今、首都圏に住んでいて、どうしても情報が東京に集中していたり、リアルなイベントがやっぱり東京とか関西とか大都市圏がメインになってしまって。特に今、進学・進路っていう点でいうと、地方の子との格差っていうのがすごく広がってるような気がして、私は東京にいるんだけど、地方の女の子を支援できるような何かをしたいなってちょっと思ってます。

ーーー 教育の首都圏との差も特に自分の中で問題と思わずに生きてきたんですが、娘が生まれてみて初めていろんな選択肢があるっていうのを知ってきました。やはり首都圏と地方との差みたいなのはありますか。どんなところがありますか。

母さん 一つは本当に物理的な差っていうのがあって、例えばお勉強だけじゃなくて、バレエやピアノをやりたいっていうときに、コンクールも東京とか大阪で実施するし、例えば芸大に行きたいっていう子が受験をするための「先生に師事する」っていうのも、東京だったり大阪だったりするので、地方の子は東京まで来る財力や親の物理的な支援、マインドが必要なんですよね。例えばなんですけど、九州に住んでいて、お兄ちゃんは関西とか、東京の大学に出ることをいいよって言われてても、妹の方は、福岡までとか、広島までだったらいいよ、みたいな感じで性別によってブロックされてしまうっていうこともあるだろうし。地元にいてほしいとか、親御さんの気持ちはすごく分かるんですけれど、やっぱりまだまだジェンダーギャップっていうのがあると思うんですよ。どうですか?そういう風に感じることってありますか?

ーーー ありますね。

母さん そういうことがあって、地方でも頑張りたいガッツがあるような女の子が、例えば「東京にコンクールを受けに来る」「レッスンを受けに来る」「東京の大学の高校生向けのイベントにリアルで参加したい」っていうときに、お母さんたちも安心して送り出せて、東京で経験をして、もう1回地元に帰って考えるために、何か最初のベースラインのギャップをちょっと埋めてあげるようなことができたらいいなと思っていて。私、ちょっぴり不動産をやっているんですけれども、自分が定年退職とかしたときに自分の住んでいるところの一室をそういう子たちに貸す、民泊のような、そういう支援ができたらいいなと。これから私達の後の世代を生きていく女の子たちに何か支援をしたいなっていう風に思っています。

ーーー めっちゃ素敵ですね。うん。確かに私が生きてきた中では、地方に住む女の子だったということで、「別に大学受からなくても専門学校入ればいいしね」「女の子だから別に第1志望受からなくっても大丈夫でしょう」「女の子だから別に東京行かなくてもいいよね」とか、そういう言葉を、私は親ではなく周りや親戚からやっぱり言われることがあって。親になってから考えるのは、「東京は遠いから、心配だし、もし娘が将来行きたいってなったら…うーん…みたいな気持ち」にもやっぱりなると思うんですね。でもそういうときに、母さんみたいな信頼できる人がいて、例えば短期でも住まわせてもらって、行きたいところに行ける、「地元から出て行って新しいことをもっと学びたい」って思っている女の子たちが安心して入れる居場所みたいなのがあったら、親も安心できるし、その子たちはやりたいことできるし素敵な感じになっていくんだろうなって思いました。

母さん そうなんです。別に東京が全てではないし、地元で暮らすとか、地元で生きていくっていう選択肢もすっごく素晴らしいと思うんですよね。むしろその地元こそ何とかしなきゃいけない問題を抱えている地域もたくさんあると思ってて。いろんな世界を知った上で地元を選ぶっていう選択も応援したいので。でも世界をちょっとだけ見たい子がいたらそれが見られる場所を提供できたらいいなっていう風に思っていて、「東京で何かワークショップがある」「コンクールとかコンテストに出てみたい」「地元ですごい頑張ってて、選ばれた。」とか。でも、親はすごく忙しいし、「困ったな。あ、でも母さんのところに預けて、2、3日東京で武者修行して帰ってくる」「東京に行くんだったら母さんところに行っておいで」って言ってもらえるような場所になったらいいなって思っています。

ーーー うん、めっちゃいい、本当に東京のお母さんじゃないですか。だいぶ先の将来の話かもしれないですけど、母さんがその活動をしていただけると、ありがたいですね。

母さん ありがとうございます。

進学されるお子さんをもつパパママへのエール

ーーー 最後の話題になってしまいますが、ちょうど今3月で、4月から小学校や中学校へ進学するお子さんを持つはろこみのパパさんママさんもたくさんいらっしゃると思います。その方たちに今まで我が子を進学させ、進学を見守ってきた母さんなりの視点や、教育関係者として仕事でもお子さんに携わっていらっしゃるからこその視点で、エールやこういう気持ちでいたらいいよというアドバイスがあればお聞きしたいです。

母さん 私本当に子育ては全く自慢できることがなくて、本当に失敗ばっかりしてるんですよ。手こずってるし、今年息子が19歳になって来年20歳になるんですけど、多分あと15年ぐらい、子育てに悩んでる気がするんです。だから、何にも言えないんですけど、今ちょうどうちの息子が浪人中で大学の結果待ちなんですね。(入学先が決まりました!3/24現在)ほんっとにひどい高校生活でもう卒業できるのか、進級できるのかって常にドキドキドキドキしてたんですけど。その子その子のタイミングは全然違うけれど、その時その子にとっての芽生える時期っていうのが来たら、ちゃんと人は育っていくんだなっていう風に思っていて。今、自戒の念を込めて言っています。だから親ができることってすごく少ないのかもしれないなっていうのと、親が子にやってることは自分の楽しみっていう風に思ってたらたぶんつらくないのかなって。私はスッゴイつらかったので、子育てが。なんで私ばっかりこんな大変な子を育てなきゃいけないんだろうとかっていうこともあって。周りには本当にすくすくと育っているお子様も時々いるので。そういう方を見ると、何でうちだけこうなのかなって思ってたんですけど、ちゃんとその子なりの芽生えのときっていうのがあって、その前に土を掘り返したりとか、肥料とか水とかをあげるとろくなことないです。笑 今ならそれを言えるけど、私はもう本当にまだ芽生えの時期じゃない土をめっちゃほり返したりとか、水あげたりとか肥料をあげたりとか、場所を変えてみたりとか…いろんなことしたけど、全部無駄だったなっていう風には言えます。

ーーー でもやりたくなりますよね、多分私もやっちゃいます。笑

母さん そうなんです。やっちゃいけないと思ってもやっちゃうんですよね、自分の子だと。あとは本当に僭越ながら学校に入学される方にするといいよっていうのは、「たとえ本心が違ったとしても、学校の目指す方向と同じ方向を見る」っていうのがすごく大事かなと思っていて。気に食わない先生とか、先生すごい若造で難しいなって思うことがあるかもしれないんですけど、子どもの前で先生と親が相反する姿勢や目線を持ってしまうと、一番混乱するのは子どもなんで、そこはですね、併せた方がいいと思っています。

絶対に先生は意図があって言ってることだと思うし、私は「先生を応援してるよ」みたいな感じでいるのが一番お子さんが落ち着くんじゃないかなっていう風に思っています。これは小学校よりも中学校高校の方がすごく深刻で、例えば何年も時間とお金をかけて中学受験をしてすごくあこがれる学校があって、その学校に向かって親子で頑張ってきた!けれども、残念ながらその学校ではない学校に進学したといったシチュエーションのときに、やっぱり子供にとってもショックだし、不本意っていうのもあると思うんですけど。

新しい環境に行くと、子どもってちゃんと順応するんですよね。でもお母さん、お父さんが順応できないと、やっぱり子どもがつまずいたときに、なかなか立ち直りが遅くなってしまって。「うちの子はこの学校に入るはずじゃなかったとか、あこがれ校に行きたかったのに!!」とかっていう気持ちをどうしても引きずってしまいがちなんですけど、それはもう本当に子どもさんが入学した学校がベストっていう風に思って、その環境をお子さん以上に親が喜んで、楽しんで、たとえ心の中で泣いてたとしても、「この学校めっちゃ良かった!」「保護者会いったけど、お母さんもお友達できたよ~!」「先生スッゴイ安心だね!」とか、この学校でよかったね!っていうように親が盛り立ててあげると、子どもが本当に生き生きとした3年間だったり、小学校だったら6年間を過ごすことができるので、ぜひそれはやってもらえるとお母さん自身もきっと第2の学校生活っていうか、子どもと一緒に楽しい生活が送れるんじゃないかなと思っています。すごい偉そうに言ってしまったんですけど。笑

ーーー いやいや。全然!ありがとうございます。すごく分かります。子どもだったら親と先生の方向が違うのは困りますよね。

母さん そうなんです。そこはぐっと我慢して、「あの先生はきっと実はすごいこと考えてるに違いないよ」とか言った方がいいです。笑 あと何か楽しんじゃうのがいいかもしれないですね。音読とか、漢字の丸付けとかめっちゃもう嫌だって思うと自分もつまらないんで。音読は子どもより美しく朗読してみるとかもいいですし、私は、漢字の丸付けは先生とのコミュニケーションだと思ってて。おかしなことを例文に書いたりとかしてます。笑 私は宝塚がすごい好きなんですけど、今の娘の担任の先生も宝塚好きっていうことを知って、その娘が新しく習ってきた漢字を芸名に持つ方の名前を書いたりしてます。笑 嫌がらせのように…笑

ーーー それ先生から何か返事がくるんですか?笑

母さん 丸とか時々ついてますね。お会いしたときにいつもありがとうございます~ほんとに~みたいな。笑

ーーー めっちゃいいですね。楽しみながら。

母さん 何でもいいと思うんですよ。今日子どものあったこととかでも。例えば「村」っていう漢字は小学校一年生で習うと思うんですけど、「去年馬路村に行ってきました」みたいな感じで。何か連絡帳って書きにくいですよね。書きまくったら先生が大変なんじゃないかな~って気持ちになるんですけど、でも先生は多分そのご家庭のことを知りたいと思ってると思うので、せっかく丸付けしてコミュニケーションを取れるツールがあればそこに宿題とは関係ないコミュニケーション、例えば好きな人はイラストを書いてみるとか、【見ました】をめっちゃ凝ってみるとか、あとは漢字だったら例文に「昨日の夜、何を食べました」みたいな。そういう感じでの保育園の連絡帳がなくなっても、今度は音読のノートがあるのですごいこっちからコミュニケーション取っちゃうっていうのもいいと思います。

ーーー 確かにその目線はなかったですね。そうですよね、先生的には知りたいですもんね。4月からよーいスタートって言って始まったら、先生だってまずは生徒やそのご家族を知っていきたいっていうところがあると思うので、積極的に提出物や宿題の中でコミュニケーションをとっていくのもすごく取り入れやすいしいいと思いました。

母さん はい。ただあんまりやりすぎると子どもに怒られますので。笑 兄という漢字が出てきたら、兄と激しく喧嘩をしました、兄とはいつも喧嘩をしています。とか。笑

ーーー 確かに先生も丸つけが楽しくなりそうな感じ。

母さん そうですよね。無理して返事を書かなくていいし、楽チンだと思うんですよね。いつも見てるもので、その家庭の様子がわかるっていううところがおすすめです。

ーーー 確かに、ぜひ皆さん、取り入れていきましょう。保育園の連絡帳とか、勝手になんか人数多いからな~とか思ってそこまで書かなかったりとかしがちなので、宿題で日常連絡システムって本当にいいですね。うちもまだ保育園なので、本当にひらがなとかですけど宿題が毎週出るんですよ。ちょっとメッセージ書くのも面白いかな~と思ったのでやってみようかな。

母さん そうですそうです。お嬢さんがはまってることとか、これができるようになりましたとか。保育園では食べてるようですが、家ではにんじんは残しています。みたいな。笑 あとはプリンセスネタとか。笑 プリンセス好きじゃないですか??

ーーー 大好きですね。

母さん 「先週まではモアナになると言っていたのに、今週はエルサになるといっています。」「エルサが好きと言ってますが雪はめっちゃ苦手なようです。」とか…笑

ーーー めっちゃわかる。笑 すごいコロコロ変わりますもんね。笑

最後に

立ち上がる母さんのユニークさと強さ、志。とっても素敵な方でした。はろこみの仲間についても伺うことができて、改めてはろこみっていいコミュニティーだなぁと実感しました。今後も着物部での活動や、サンコファお酒部での活動、その他たくさんの場で母さんとお会いする機会があると思いますので、ぜひ皆さんも好きなものを大事に一緒に活動していきましょう!誰か私と一緒に着物始めませんか…ぼそっ…。笑

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