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一杯のやさしい酒

「向かい風を歩くんだ」
真の大人というものは
己だけのためだけに生きない人だ
誰かのためにベストを尽くす人だ

金や出世のためだけに生きない
卑しくない人だ
品性のある人こそが
真の大人なんだ。

どうだい 大人って大変だろう?
でもそうでもないさ
ひと休みに一杯やれる

生きるということは
必ず、苦いものと悲しいことを伴う
それが、人生だ
1日苦しかったな、と思ったら
夕暮れ、一杯のやさしい酒を飲むのも良い

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上記は
サントリーの広告に
伊集院静が書いた文章だ。

最近、お酒を嗜まない人が多い。
私は無頼派作家 伊集院静を
かなり若い頃から
こよなく愛してきて

美術館通いも
お花が好きなのも
お酒を嗜むのも

さらにいうと、人生観も
かなり影響を受けている。

ひと休みに一杯。
夕暮れのやさしい一杯。

こういうのを、
アルコールは体に悪いとか
健康に与える害だけ取り上げて
やめてしまう人生は、味気ない。

体は借り物だから
大切にしなければならないけれど
人に言えない心の痛みを
ほどほどのお酒で癒すくらいは
構わないと思っている。

40代で亡くなった叔母に
色々似ている私に父が
「味噌汁飲め」と言っていた。

せめて、と思って
ちゃんと出汁をとって味噌汁を作っている。

修験道をしていると
有難いことに度々潔斎期間があって
肉や魚、酒やコーヒーの嗜好品を
7日間断って精進する。

この期間にきっと内臓が休まって
年々健康になっている。
不思議なことにこの期間
飲みたいとは思わない。

毎日味噌汁
ほどほどの飲酒
時々の潔斎
たまにゆる〜く断食

ストイックになれない私の
食と飲酒の健康習慣は
これくらいだから続けられる。



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