見出し画像

OnOff2022: The University Dining見学

筑波技術大学OnOffプロジェクトは集中講義という名目でイレギュラーにMeetingを開催しています。4月から1ヶ月に1回ワークショップ、8月の前半に1日集中ワークショップでモック作成、そして10月〜11月に本格的な開発と改善をしていきます。

6/22に13名の学生と共に、千葉商科大学のThe University Diningに見学に行ってきました。ここは2016年に学食No.1を獲得したとてもおしゃれなカフェのような学食で、さらに学生プロジェクトによって、さまざまなイベントやサービスの提案と実践が行われています。

前半は食堂での食事体験に加え、1時間ほど食堂の中を観察させていただきました。特徴的なのが全面ガラス張りの壁と、木造平家でクロスに張り巡らされた木の天井。照明は自然光も含めて複数種類あり、まるで木陰の光のような演出がされていました。さらにキッチン、カフェ、カウンターをさりげなく区分けする工夫(かわいいイラストの壁や、本棚など)、OnOffでも一部取り入れることができそうなとても素敵な空間が広がっていました。

入り口入ってすぐの様子


そして何より、ランチが安くて美味しい!450円でこんなに食べれちゃっていいの!?っていう。ランチも3種類から選べるし、サイドメニューも6品から二つ選べる。今回見学のご案内をしてくださった方が、私たちのためにランチ注文シートをしてくださって、厨房カウンターで口頭で注文しなくても良いように工夫してくださったのも素敵でした。本当にありがとうございます。


これで550円!とても美味しかったです。

そのあとは発表の時間。学生によるプロジェクトの発表。皆さんいろんな工夫と苦労が垣間見えるとても素晴らしい発表でした。素敵なのはちゃんとビジョンを決め、それに合わせて実践していること。イベント開催、メニューや商品開発、広報戦略、そして地域貢献。専門家のアドバイスも入り、とても実践的で学生プロジェクトでありながらプロ感のある仕上がりでした。

そしてThe University Dining プロジェクトを統括している西尾淳先生からのご説明。このプロジェクトの立ち上げ時から関わっている先生で、コンセプトから多層的な戦略まで丁寧に教えてくださいました。

The University Diningのコンセプト

「学生の創造欲を刺激する学食。地域の文化・情報のハブとなる学食。教育施設として、商業施設として、公共施設として多様に機能する学食」

にとても共感しました!そう、食べるだけではなく、食を媒介として「過ごす・学ぶ・交流する」生き生きとした場所。いいですよねぇ。

個人的に印象に残ったのは「入りたくなるきっかけづくり・何度も来たくなる状況作り」その工夫の一つ、掲示物を安直にベタベタ張らない。コンセプトや戦略に合うデザインづくりをきちんとした上ですべての掲示物を置いているのだそうです。これは本学の食堂で私が一番モヤモヤしていたところでしたので「それそれ!」と大きくうなづいてしまいました。

ランチの案内。わかりやすい!

休憩時間に今キャンペーン中のブルーベリードリンクをいただいたり、お土産に学生が開発した商品もいただいたり、もう本当にいたせりつくせりで大きな刺激を受けて帰ってきました。

7月の第1週に今回の見学の報告会があるので、学生たちがどんな学びを得たのか、今からとても楽しみです!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?