レオナルドにインタビュー!美術鑑賞 導入寸劇

ルネサンス期の3代巨匠について自身の記録としてまとめた動画となっています。
今回は『巨匠にインタビューをする』という小芝居で芸術家の生き様を紹介しました。

知識を楽しくアップデートしたい方、
小芝居が好きな方にご覧いただけますと幸いです。


また、この動画を制作した理由はもう1つあります。アトリエの子どもたちとルネサンスの古典模写に挑戦するという試みから導入動画として制作致しました。子どもたちに楽しんでもらえると嬉しいです。

●レッスンの詳細

古典模写
「人物の模写をしてみよう!」

ルネサンスの3大巨匠、レオナルド•ダ•ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロの歴史的背景や生き様をスキット(短い演劇)で紹介します。
彼らの作品に触れながら、自分なりの描き方を探ってみましょう。
自分なりの描き方を引き出すツールとして今回は、木炭やチャコペン、色鉛筆、練り消し、トレーシングペーパーを使います。
古典を楽しく模写してみましょう!

●日時 2021.2.13(土)
    15:00-17:00

●持ち物 •作品お持ち帰り袋
     ※八つ切りの画用紙が入る大きさ

     •汚れてもよい服装
     ※木炭を削る際に粉が出ます。

     •お手拭きタオル

【古典模写とその魅力とは】
先人の作品に触れることで私たちは描くという行為を追体験することができます。行為の中で得られる気づきや発見は私たちの「生」や「営み」について多くのメッセージを与えてくれます。

作品を目で見て、触れて、描き写す。
このステップは知識や技術の習得と同時に描いた人の心情に触れることが出来ます。
例えば、レオナルド•ダ•ヴィンチのデッサン(女性像)。わずかな顔や肩の向きの違いから思考の痕跡を見てとることができます。
また頬や鼻の頭にわずかに白色でハイライトを入れています。ハイライトを入れることで肌の質感を重要視したことが分かります。影の入れ方からは左利きであることも分かります。
そして、思考の痕跡を読み解くことのできるデッサンとは、本来人に見せるためのものではなかったことも分かります。

〝先人の価値観や感性が今を生きる私たちの手によってアープデートされ、新しい価値や文化を見出していく。〟

私たちは古典模写を通してこのようは魅力をも再発見することができます。

【デッサンを模写するという挑戦!】
古来、日本には〝デッサン〟という概念はありませんでした。光の当たり方を明暗で表現することもありませんでした。
素画き(すがき)や骨描き(こつがき)と言われる墨で描いた線は存在しましたが、これらは西洋で言われるアウトライン(輪郭)とは意味合いが違いました。

古典デッサンの模写は、明暗で表現するデッサンの技術と同時にわずかに残る輪郭線から作者の思考の痕跡に触れることができる機会とも言えます。

                米光智恵

♪ルネサンスについての豆知識♪
ルネサンスは、古典古代(ギリシア、ローマ)の文化を復興しようとする文化運動です^_^
古代、人は〝人間は神様のために生きている〟という考え方を強くもっていましたが、ルネサンス期に入り、〝人間はもっと人間らしく生きてもいい!〟という考え方にシフトされます。およそ100年(1番盛り上がった盛期ルネサンスはたった30年)という短い間に絵画や彫刻、建築など様々な芸術が発展し、技術(遠近法)や画材(油絵)の発明とともに多くの名作が生み出されていきました。
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