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マンガ描きの軌跡①

2022年末のあなたへ備忘録兼ブログ的な日記兼お手紙28通目。

6月半ばには早々に明けた梅雨と、はやくも真夏か?と戸惑うくらいの猛暑が続いたのに、この7月は梅雨の再来かと思うほど雨と曇りの日が多い。

適度に降ったり曇ったりしてくれた方が、暑くて夏バテするよりは助かるので、これはこれでバランス取れてるのかもしれない。
さてそろそろこのへんで、書こう書こうと思っていたマンガ創作の気づきや私なりの工夫について、備忘録的に書いていきます。

マンガ描き始めからここ最近の描き方について、これまでのおさらいをしておくのもいいかもしれないと思って。
きっと長くなるので数回に分かれます。

今描いてる人への参考にまではならなくとも、こんな方法もあるのかというくらいに読んでもらえれば幸い。

2018年8月末~マンガ描き始め期~

毎日1個、描いてた日々
この年、なんとなく自分の描いたマンガをどこかのSNSで出してみたいなと思っていた。正確に描き始めたのはこの1年ほど前。
とうふが主人公のゆる~~~いマンガ。下手だし描くのも遅いから四角いとうふならちょっとは早く描けるだろうと思ったのがきっかけ。

何を思ったか、このとうふの4コマを毎日描いてやろうと始めて、1年間ちまちま描いていたらけっこうな量になったので、どこかの投稿サイトに出したいなと(大したクオリティじゃないけど…)思っていたところに目に留まったのが、
コミチのサイト。
https://comici.jp/

いわゆる商業誌に載るような100点満点の完成原稿でなくても、「ネーム状態の原稿でもOK」という投稿条件に誘われて、
だったら私の鉛筆描きに毛の生えたマンガでもいけるのでは?
と物は試しに投稿。
白紙の自由帳に鉛筆やサインペンで描いた、落書きのようなマンガを受け入れてくれたコミチには感謝している。

あそこで「いやこれはちょっと…」と拒否られたら、今描いてないかもしれない。

そんなわけで、描いたマンガを読んでもらえる場ができた

それが嬉しかったのと、また当時、すでにコミチで描いていた先輩漫画家さんたちがマンガ力を鍛えるために「毎日1個マンガ」をやっていた。これは1日必ず一個マンガを描いて(下書きでもいいので)SNSに上げるというもの。

だったら私も!
と、毎日1個マンガ描くをさらに継続することにした。

起きてる間は準備態勢

毎日マンガを描く
大変そうだとは言っても、シンプルな線と必要最小限な色づけだけなら、サクッと10分もあればできるだろう。
そう思っていた。
シンプルな作画の豆腐マンガならいける。

マンガが作れなくても一枚絵なら、短時間でパパッとできるんではないかと思っていた。

でも始めてみたらそんなことはなかった。
それなりに起承転結のある話を、それに合った絵とセリフで成り立たせるには、4コマ漫画は10分では描けない。

早くて30分、セリフや構図を何度もやり直したりしてればあっという間に1、2時間。

マンガ作るって時間かかるのね…💧と毎日マンガなんて始めてしまった自分の軽率さを何度も恨んだ。

しかし、それでもやるしかない。

毎日マンガ一個またはイラスト一個のアウトプットを実行するためにどうするか?

下準備0では時間がいくらあっても足りない。
時短するためには事前に脳内で、セリフや画面構成、キャラ絵などの細部にいたるまでイメージができている方が良い。

というわけで、机に向かって描いていない時間も、脳内で描くことにした。

掃除洗濯、ご飯作りながら。
食材買い出しに行きながら。
常に頭の片隅で
何を描こう=テーマ決め
どういう風に描こう=キャラや構図、構成
セリフはどうしよう=テキストの推敲

みたいなことを考え考え、何度も描き直して、いざ描く時間になったらそれを紙の上に載せている感じだった。

たとえ漫画1枚でも、スピード速く仕上げるためには充分な下準備が必要なんだな。

ということが、毎日投稿をやっていて身に沁みて分かった。
(まぁこの下準備自体、手早く何話分もできちゃう人もいるんだけど。)

私の描きに描きまくったマンガやイラストはコミチの作家ページで見れるので、よかったら見てみてください。

https://comici.jp/siromfmf


コミチに出し始めた2018年後半〜2021年までは、毎日マンガもしくはイラスト1枚、多い時にはマンガとイラスト両方なんて綱渡りをしながら、(たまに出せない日もあったけど)ひたすらアウトプットし続けた。なかなかにハードな日々だったけど、それでも学ぶことも多くて良い経験だったなと思ってる。
それについてはまた今度。
ではまた次回。
読んでくれてありがとう。

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