承認欲求

自己肯定感は成長過程で承認欲求を満たされ、自分の存在感を認める
(認められる)環境に生まれるのですか?
ということは他者との関係で出来上がるものなのかもしれません。

5年ほど前に4年間、本業の仕事を退職した後のことを考えて、書写教室を土曜日に始めました。大手なので私も1年間ベテランの先生の教室に通い養成講座を受講し、コツコツと課題をこなし、テストを受けて教室を開くことになりました。運悪くコロナ禍にどっぷりはまり、生徒も集まらず全く収入ゼロの4年間でした。会場も借りていたのでマイナスでした…
そこでは高齢の方から5,6歳児の子どもまで書写を通じて関わることができました。

予約時間に来て個人別指導で家庭教師のように1回30分~50分の学習時間でプリント学習で書写指導をします。
子どもは話したいこともあるし、動きも活発だし、その時間中おとなしくすることはなかなか難しく大変でした。
ほめるとわかりやすい反応をしてくれるし、ご機嫌のとき、不機嫌な時、大人とは違って正直に出してくるところは大変だったかな。(子どもそれぞれに全然違うので、親ってすごいなと本心から思いました。子どもが多い日の教室終了後、荷物を車で自分の家に運ぶとその段ボール箱の横に倒れて寝てたことが2回ありました。身体はくたくたで、やる気だけではどうにもならず、体力は必要です)

また、80代の女性の方は習い事は初めてとのことでした。一度はやってみたかった習字だったらしいです。硬筆(鉛筆)だったので習字道具を準備する必要もなかったし、取り組みやすかったのかもしれません。
しっかり宿題もやってきて、ほめると素直に喜ぶ姿、本人の笑顔を見ると私もうれしくなってきました。(教室の日はお化粧し、おしゃれをして口紅やスカーフを巻いてすてきな方です。どうしているか気になります。。)

少しでも生活のハリというか楽しみを提供できたなら私も役に立ったのしれないなと思います。

承認欲求って承認される側も承認する側もお互いの存在感の確認のように思います。

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