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望む職業に就くために、大切なこと

私は林業・木材産業向けにITコンサルタントをしています。同じ仕事をしている人は非常に少なく、全国に20人もいるかな?ってくらいレアな存在だと思います。私はこんなレアな仕事に流されて就いた訳ではなく、10年以上希望し続けて辿り着きました。

今日のお話は、どんな職種であっても、今のご自身の仕事と本当にやりたい仕事にギャップがある方、必見!・・・までは言えなくても、何かしら参考になると思います。

フワッと湧いてくる想い

子供の頃から野山で遊んでいたせいか、高校あたりから環境問題に関心を持っていました。大学も環境理工学部という学部を卒業。だけど他にやりたいこともあって、東京の大手IT企業に就職しました。

東京の会社の仕事はハードでしたが、携わる案件の規模も大きく、やりがいを持って日夜働いていました。お客様は大会社ばかり、林業とか木材とか全く関係のない業種でした。

でもね、忙しく働いているのに、時々心の中に湧いてくるんですよ。
「このままでいいの?」
みたいな問いが。日本の森林が荒廃しているとか、林業は斜陽産業だ、みたいなニュースがいちいち目に留まるんです。

いくらロジカルに否定しても、どんなに思い蓋をしても、フワッと湧いてくる想いっていうんでしょうか。
「森を豊かに、そしてそこで働く人も豊かにしたい」
そういう思いで自分にできることと兼ね合わせて考えたのが、今のこの仕事でした。

就きたい仕事にありつけなければ、創ればいい

私がこの仕事に就くまでの大まかな流れは↓こんな感じです。

①東京の大手IT企業でサラリーマンとして働く:11年
②北海道へ移住(ここでもサラリーマン):4年
③札幌で個人事業主として開業(ここから林業業界向け):2年
④会社創業:1年

①と②のサラリーマンの間は、林業とか森とか無縁のお仕事でした。「こういうことをやりたい!」と会社内で言ったところで、そういう部署もないし、お客様との接点もない。そんな中で自分の意思を貫くのは至難の業です。

なので結局は、会社を辞めて林業・木材産業向けに活動を始めたわけですが、②の時に林業関係のイベントに参加したり、関係する職業の人に話を聴きに行ったり、積極的に行動しました。

大事なことは、イメージし続けること

私は何年かかけて希望する仕事に就いたわけですが、コツみたいなものはいくつもあります。

例えば、関係しそうな人脈を作ることとか、自分のやりたいことを言葉にして伝える(詳細は後述)とか、情報を日々集めるとか。

私が一番大事だと思うのは「イメージし続けること」です。

人間ね、日常の仕事や生活をしてると、つい忘れちゃうんですよね、自分が何をしたかったか。どんな仕事をしたいのか。

私は就きたい仕事の業界と日常の仕事がかけ離れていたので、通勤中に林業関連の本を読んだりしてました。今から思えば、忘れない工夫だったと思います。

やりたいことを言葉にするリスク

目標達成に向けて、自分のやりたいことを言葉にした方がよいという人と、言わない方がよいという人がいます。私は「相手を選んで言う派」でした。

否定されても気にしないくらいの強いメンタルを持っているなら、誰にでも言えばいいと思います。

理解を示さなさそうな人や関心のなさそうな人に言葉を紡ぐのは、時間と労力がもったいないと感じました。中には根拠もなく否定してくる人もいますが、そういうのをスルっと交わすのに黙っておくのは有効です。

本日のお話は以上です。
就きたい仕事に就けば、今より愛や情熱を傾けることになるでしょう。あなたが希望する仕事に就くことを、その先にいるお客様や関係者は、きっと待っているはずですよ。

-----( 自己紹介 )-----
(株)八重コンサルティング代表 鈴木智恵
ITコンサルタントとして10年以上、大企業から一人会社まで数々の問題解決をしてきました。近年では林業・木材産業をターゲットに地域材の流通改善やSCMの提案活動を行っています。

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