捨て活〜ミニマリストへの道⑧〜

粗大ゴミの日を2日前に控えて、
余裕を持って、今のうちに巨大タンスを1階まで運んでおこうと思った私は、タンスの中に残った物を全て出し、
部屋の外に移動させようと試みた。

が、

出ない。

デカ過ぎる😨

嫌な予感はしていたのだが、

悪い予感は的中してしまった。

私は暫しフリーズする

頭の中で丸いマークがクルクル回る
🌀

「このタンスを一刻も早く外に出さなければ、何も進まない。」

おでこ辺りに
テロップが浮かぶ…

 浮かんだ気がした。

私は半分出たタンスを部屋に戻し

プランBを決行する。

私は巨大タンスを前に
ドライバーを手に勇者の如く立ちはだかった。

海外(アジア)で買ったと思われる、無駄に装飾のある気取った猫足タンスはネジで組み立てられていた。

途中夫が様子を見に来て
「デカいなぁ、コレは無理だよ!」
と言って来たので、

普段はあまりこんな言葉は吐かないが、

「うるさいから、どいて」

とかなり語気強めで言ってしまった。

夫は
「はいはい勝手にやってください」
と言わんばかりに自分の部屋に降りて行った。

手伝ってくれない冷たい旦那

と思われるかも知れないが、
夫の名誉のために記しておくが、
足が不自由なため、大掛かりな力仕事は出来ないのだ。

ま、私がこの家にお嫁に来た時点で
処分してくれたら良かったのに…

と何度か思ったことはあったが、

普段は優しい夫である。

さて、気を取り直し
鼻息も荒く、私は数十本の錆びたネジを外し
天板と三面の板を蹴り上げながら
外して行った。
髪がボサボサになりながらも、
意外に簡単に解体ができた事に感謝した。

重い家具を階段を1人で下ろすのは危険も伴い、解体より大変だっただろう。

解体したタンスを何度か3階から1階まで往復したが、
無事に運ぶ事ができたのだった。

えらい!チエちゃん!
よく頑張った!

明日このタンスと
さよなら出来る。








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