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捨て活〜ミニマリストへの道〜11

毎日捨て活を進めているのだが、
先日、私がこの家に嫁ぐ前からある日本人形を手放した。

とても可愛いお顔で、
嫌いではなかった。

しかし、着物も髪の毛も褪色し、
かなり劣化していた。

タイプは違うが、
私は人形作家でもある。
なので、作った人形が捨てられるのは
胸が傷む。

お人形と作家さんにも感謝をして

「どうも有難うございました」

と手を合わせてから
新聞紙で人形を包み、ゴミ袋へ。

するとアトリエの空気に
緊張が走った気がした。

思い込みかもしれないが、
飾られている私の作品(人形)達や
好きな作家さんのお人形がざわついた気がした。

人形達は
「次は私?」
と思ったのかもしれない。

そりゃ捨てられたくないよね
怖い思いをさせてごめんね。

私は更に作品に対しての想いが
強くなった。

手放すことで
色々な思いが湧き上がる。

断捨離というのは
奥が深いなと
改めて思ったのだった。




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