街路樹たちの声

ある街を歩いていると
そこに住む街路樹たちから
話かけられた気がした

少しばかり意識を向ける

その子たちの身体中には
クリスマスイルミネーションの電飾が
巻き付いていた

どうやら少しばかり
窮屈に感じているみたい
心がチクっとした

少し心を落ち着かせてから

皆のおかげで
心塞ぎがちな冬を越えることができるよ
心を明るく照らすことができるよ
幸せな気持ちになるよ
本当に有り難う

そう、伝えた
抱きしめる気持ちで丁寧に伝えた

話しかけてくれた子の体温が上がった

伝わった
受け取った
嬉しかった

その日から
街の中にいる沢山の街路樹たちに
感謝を伝えられるだけ
伝えるようにしている

“共に生きてくれて有り難う”
”私たちを見守ってくれて有り難う”

街路樹だけではなく
道端にいる植物さんたちにも
意識を向けて生きるようになった

幼少期の私はいつも
当たり前のように空を見上げていた
空に向かってお喋りしていた
植物や動物、虫たちと対話していた
ちょっとその時の感覚を思い出した

もっともっと
植物たちと話ができるようになりたい
感謝をいっぱい伝えよう

そして虫さんの表情はまだ分からないけれど
必ず分かる時が来ると信じて話しかけよう

もっと心に余裕を持って生きよう
もっと空を見上げよう
自分を癒そう
自分に還ろう

ポレポレ

自分の喜びのために自分を生きる
人生に歓喜を

わたしの日常｜CHIE｜note