かえられない考えの奥にある理由を、まずは見つけてあげる
マザーテレサの言葉だったかな。
これを目にするたびに、「ああ、そうだ気をつけよう」と背筋がのびます。とても大事だと感じることを、少ない言葉で、リズミカルな詩のように表現しているのもすごいなぁ。
この格言を、すんなりと自分のものとして実行できたら。
これから自分でつくりだす運命は、かえられますね。
じゃあ、そうは思っても、実際には思考の切りかえがむずかしいときには。
ある考えに囚われて、なかなか手放せないこともあると思います。
ちがう考え方をしようと努めてみても、こころの底から納得ができていない、どうしてもおなじところでグルグルしてしまう。
そんなときには、「この考えを手放せないのにも、理由があるんだよねぇ」と、ここをあるがままに認めて、親身にみるところから、はじめるのがおすすめ。
うまく言葉で説明できない部分に、その理由は隠れています。
自分自身でも、ハッキリとは認識できていない場合も多いです。
その理由を自分自身が受けとめ、心の底から理解したとき、ギュッと握りしめていたある考えから、自然に離れることができるでしょう。
例えば。「あの人が悪いんだ」とどうしても責めたい。
「いやいや人じゃない、自分の内を見るんだよね」と思い直してみても、心底は納得できない。
こういうときには、「苦しみながらも、こんなに頑張ってきた気持ちを、充分に聴いてほしい、分かってほしい」という想いがあるのかもしれません。
あるいは、「弱い自分をあるがままに出したい。頼りたい。相談したい」
だけど、本当の気持ちを打ちあけても安全だ、と信じられないから、責めるというカタチでしか表現できない、のかもしれません。
だから、まずは、安心・安全を感じられるようになるのが先ですね。
そのためには、リラックスできるように生活や体調を整える。
それから、ちょっとしたことでも自分に課していた我慢をやめていく。
といいと思います。
このときに、「そんなことをしていていいのか」と自分への非難が頭に浮かぶなら。
それもあるがままにみて、消そうとはせず、「ああ、わたしはこれほどに、自分を追い立てて頑張ってきたんだなぁ」と労ってあげてくださいね。
安心の場を整えて、それから、自分が心から感じている言葉をみつけます。
ここは、「本当にこの言葉が、表現がしっくりくる」のを見つけるのが大事です。
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