見出し画像

【選挙ウォッチャー】 衆院補選2023・山口4区レポート。

 4月11日告示、4月23日投票で、衆院補選が行われました。
 次回の衆院選では、「10増10減」の影響で、山口は全4区から全3区に縮小されるため、故・安倍晋三が地盤としていた「山口4区」は消滅することになりますが、今年はまだ区割りが変更されておらず、最後の「山口4区」の選挙が行われることになりました。
 この選挙は、安倍晋三が亡くなったことによる補欠選挙で、地元で絶大な力を誇った安倍晋三の弔い選挙となり、ある意味では、選挙をやる前から結果が決まっているような選挙ではありました。

吉田 真次 38 新 自民党(日の丸ボーイ)
有田 芳生 71 新 立憲民主党(元参議院議員)
大野 頼子 49 新 無所属(カルト系のネトウヨ)
竹本 秀之 67 新 無所属(日本の油田開発を目指す)
渡部 亜衣 36 新 政治家女子48党

 これほど地獄味溢れる選挙区は、見たことがありません。
 というのも、いくら有田芳生先生のことが大嫌いだとしても、この中でまともな人が有田芳生先生しかいないからです。特に、ゴリゴリのネトウヨでいらっしゃる吉田真次さんはまだ良いとして、泡沫候補の3人はだいぶ酷いことになっています。まさに「故・安倍晋三の選挙区」に相応しい地獄ぶりです。
 僕の専門分野である「政治家女子48党」もゴタゴタしながら立候補していますので、この選挙区は、なかなかの「チダイズム案件」です。


■ 山口4区・選挙ボード解説動画


ここから先は

9,417字 / 17画像
この記事のみ ¥ 280

いつもサポートをいただき、ありがとうございます。サポートいただいたお金は、衆院選の取材の赤字分の補填に使わせていただきます。