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【選挙ウォッチャー】 筑前町議選2019・分析レポート。

かなりマニアックな選挙であることは間違いありませんが、今日は1月20日に行われた筑前町議選の模様とともに、2月3日の下関市議選、2月10日の美祢市長選についてもまとめておきたいと思います。下関市は安倍晋三総理のお膝元、2月10日は公務で訪れた台湾でおっぱいパブに行っていたことが発覚して行われることになった市長選です。取材が浅いこともあり、3本まとめて合わせ技1本のレポートにさせていただきたいと思っております。通常のクオリティーには至っていませんが、どうにか合わせ技で粘りたいと思います。

太宰府天満宮が近くにある筑前町では、定数14に対して17人が立候補しました。ポスターを貼っていない泡沫候補が1人います。町にしては激戦の部類に入るのかもしれませんが、最年少は49歳。50代が4名、60代が8名、70代が4名となり、どいつもこいつもジジィだらけ。町のことを高齢者たちが決めるシルバークラブ状態です。こんなことで大丈夫なのかと思いますが、これが地方選挙の現実なのです。若い人が政治家を志してくれません。


■ 前回(2011年)の選挙結果

筑前町では2013年に町議補選があってから、実に6年ぶりの選挙となりました。この間に町長選が2回、町議選が1回、無投票当選で決まっています。2011年の選挙では定数16だったのですが、この時に立候補したのは17人ということで、落選する人は1人しかいませんでした。政治家になる人を選べるだけの選択肢がないというわけです。

梅田 美代子 58 公明党 1485票
矢野 勉   61 無所属 1320票
一木 哲美  60 無所属 1078票
川上 康男  60 無所属 1078票
桑野 光雄  65 無所属 1040票
久保 大六  62 無所属 1011票
平山 栄作  60 無所属  924票
宮原 均   71 無所属  917票
河内 直子  58 共産党  853票
田中 政浩  49 無所属  845票
山本 久矢  57 無所属  772票
金子 保次  63 無所属  737票
内堀 靖子  54 無所属  687票
石丸 時次郎 64 無所属  622票
藤野 久   77 無所属  576票
福本 秀昭  68 無所属  495票
--------------当落ライン--------------
松本 昌治  58 無所属  451票

投票率は64.23%でした。筑前町のバランスは公明党1名、共産党1名で、あとは無所属です。8年前を振り返ってみると、まだ50代や60代前半が中心といった感じでしたが、この人たちが議員を続けた結果、今年は大変な高齢化率になっているのです。


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