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【選挙ウォッチャー】 東京都知事選2024・ポスターを利用したヘイト。

 6月20日から始まった、大盛り上がりの東京都知事選。
 昨日は、小池百合子さんや蓮舫さんがバチバチに火花を散らして激戦を繰り広げる中、反社会的カルト集団「NHKから国民を守る党」が、選挙ポスターを使って「有料交流サイト」「女性向け風俗」の宣伝をしている問題をお伝えしました。
 さらに、2021年の衆院選や2022年の参院選で、「NHKから国民を守る党」の公認候補として立候補したことがある河合悠祐は、辛うじて乳首と股間を隠しただけの、女性のヌードを町中に貼り散らかし、警視庁から都の迷惑防止条例に違反するとして警告を受け、今、まさに剥がしている真っ最中です。
 しかし、問題はそれだけではありません。古参のN国信者である「カモフラチャンネル」を運営する徳島県在住の男が貼ったのは、韓国や北朝鮮に対する「ヘイト」でした。レベルの低さに呆れるしかありませんが、これこそが「NHKから国民を守る党」を支持する人たちの正体であり、基本的に物の善悪の判断がつきません。


■ コリアンタウンに貼られたポスター

「カモフラチャンネル」という最も熱烈な古参のN国信者がポスタージャックに参加した

 1ヶ所につき5000円(現在は2万5000円)を払えば、推しのアイドルでも、犬や猫でも、好きなポスターも自由に貼ることができる。反社会的カルト集団「NHKから国民を守る党」の尊師・立花孝志がそのように呼びかけてしまったことで、まんまとポスターを貼る権利を購入した徳島在住の古参N国信者。
 もともとN国信者になるくらいには頭が悪いので、当然のようにネトウヨをこじらせており、大久保のコリアンタウンの一角に、このようなポスターを貼っていました。

仕事ができないので「竹島は日本の領土」という主張より「竹島」という単語の方が文字が大きい

 ポイントは、わざわざコリアンタウンにあるポスター掲示板を買っているところです。最近は韓国のみならず、実にさまざまな国籍の人たちが集まっているエリアではありますが、ここのポスター掲示板に自分の主張を貼る権利を買って、どうしても言いたかったことが「竹島は日本の領土」でした。
 竹島が日本の領土であることが疑いのない事実だとして、わざわざそれを平和に暮らしている韓国の人たちに大きな声で言う理由は、何なのでしょうか。
 百歩譲って、韓国大使館の前のポスター掲示板を買って、「韓国政府に向かって、一日本人の気持ちを伝えるんじゃい!」というのであれば、話としては理解できるところはあります。しかし、逆の立場で考えて、普通に暮らしている僕たちの生活の中に韓国人がやって来て、いきなり「独島は韓国の領土だ!」と言ってきたら、「何やねん、こいつ!」となってしまうのではないでしょうか。
 そもそも一般ピープルである私たちのところに「独島は韓国の領土だ」と言ってこられましても、「じゃあ、韓国領ってことにしましょう」とはならないはずです。これは逆も同じで、コリアンタウンで暮らしている韓国の人たちに、いきなり「竹島は日本の領土だ」と言ったところで、「それは大変失礼しました。竹島は日本の領土でしたね」にはなりません。もはや平和に暮らしている一般ピープルに向かって、挨拶もなく、いきなり領土問題を突き付けてしまう「会話のできないアホ日本人」でしかありません。日本人がこんなに会話の通じないバカばっかりだと思われたらおしまいなので、やっていることは「日本の民度の低さを示している」に過ぎません。だから、N国信者になるようなバカは「すっこんでろ!」となるのです。

ポスターが貼られているところは、コリアンタウンの中心地からは離れている

 めちゃくちゃ大切なことなので、こればっかりは書いておかなければなりませんが、このポスターの掲示責任者は「立花孝志」となっています。すべてのバカの責任は、ズバリ、立花孝志にあると言ってもいいでしょう。
 その上で、何よりギャグなのは、そんな立花孝志は中央区役所の前で講釈を垂れた際、「竹島」について、「もう何年も実効支配しているから、竹島は韓国領だ」と言い出し、領土問題を「マンションの部屋の不法占拠と同じである」と言いました。とてつもないアホです。ネトウヨをこじらせているくせに、「竹島は韓国領」とホザいてしまう極限のアホを支持して、「いつか立花さんを総理大臣に!」と言ってしまうN国信者たちの頭の悪さ。立花孝志が総理大臣になったら、竹島は韓国領です。バカを政治家にしてはいけません。


■ 「東京韓国学校」の前に貼られたポスター

「東京韓国学校」の子どもたちに見せるために貼られたトンチンカンなポスター

 かねてから指摘していますが、N国信者というのは「極限のアホ」です。
 これまで何度も「極限のアホ」と表現し続けていますが、いまいち「極限のアホ」というのが、どれくらいのアホなのかが想像できないため、ピンと来てもらえません。
 しかし、このエピソードを紹介したら、少しぐらいは「極限のアホ」ということを理解してもらえるのではないでしょうか。

 このポスターが貼られているのは、新宿区の「東京韓国学校」の前です。
 日本で暮らす韓国の子どもたちが、この選挙期間中も学校で勉強をしているわけですが、その「東京韓国学校」に最も近い最寄りのポスター掲示板にポスターを貼る権利を購入し、何を貼るかと思いきや、「日本の拉致被害者を返せ!」でした。
 はっきり言いますが、子どもたちには何も罪も責任がありません。やっていることは、日本の小学校に行って「南京大虐殺の責任を取れ!」と言っているようなものです。
 何より最悪なのは、このメッセージを「子ども」に向けてやっているところで、大人だったらいいというわけではありませんが、なぜ「子ども」を狙うのかというところに「N国しぐさ」が見られます。これまでずっとそうでしたが、「NHKから国民を守る党」は、尊師・立花孝志が「最も弱そうな人を狙う」と豪語しており、本人ではなく、家族や子どもを巻き込んでネットリンチを繰り広げてきました。「カモフラチャンネル」という男は、そんなネットリンチにも積極的に参加している男です。
 尊師・立花孝志は、僕からは逃げるのに、弁護士から接近禁止の通達が出されている大津綾香党首に対しては、ハァハァ言いながら追いかけ回し、大津綾香党首の個人情報を晒し、N国党員たちに至っては大津綾香党首が住んでいる家の間取りをネットに晒したことまでありました。めっちゃ気持ち悪いカルト集団です。

 しかし、想像を絶する頭の悪さは、ここからが本番です。
 先程、このポスターが貼られている場所が「東京韓国学校」の前であると言いました。この時点で「えっ!?」となったかもしれませんが、「東京韓国学校」は、その名の通り、「韓国」の学校です。
 日本人の拉致問題が発生している国は「北朝鮮」であり、小学生でも知っている常識中の常識ですが、「韓国」「北朝鮮」は別の国です。もっと言うと、韓国にも日本と同様に拉致被害に遭われている方々がいて、なんなら拉致問題を解決するために、韓国の被害者家族とも連携をして、北朝鮮に返してもらうように言わなければならないのですが、「N国信者」になってしまうぐらいの「極限のアホ」は、「韓国と北朝鮮の違いが分からない」のです。これはめちゃくちゃヤベェです!
 つまり、古参のN国信者である「カモフラチャンネル」という男がやっていることは、よりによって子どもたちに向かってヘイトをかまそうとしたものの、あまりに頭が悪すぎて、韓国と北朝鮮の区別がつかず、子どもたちにトンチンカンなヘイトを炸裂させ、「日本のオジサンが、とんでもなく頭が悪い」ということを全力でアピールして帰ってきた「恥さらし」です。
 韓国の子どもたちに申し訳ないと同時に、あまりに恥ずかしすぎて子どもたちの顔が見られません。韓国と北朝鮮の区別がつかないバカが、トンチンカンなヘイトをかましてイキっている様子を見せ、「これが日本人だ」と言っているのです。しかも、どうしてこんなことをしているのかって、「テレビや新聞が取り上げてくれないので、注目されないといけないから!」なのです。ウンコしているところを後ろから見られるぐらい恥ずかしいです。


■ 頭が悪すぎて公選法に問われる男

 なぜ同じポスターを24枚も貼り散らかすことができるのか。
 その理由は、このポスターに写っている人が候補者ではなく、投票することができない人間だからです。逆に言えば、候補者となっている人間が24枚のポスターを貼ることはできませんので、もしそんな奴を見つけたら明確に公選法違反に問われます。

日比谷公園の前にある「初代東京国国王」を自称する舟橋夢人(N国公認)のポスター

 それを前提にコチラの写真をご覧いただきたいのですが、掲示板に24枚の同じデザインのポスターが貼られていて、大きな文字で「国土交通省」と書かれています。しかし、実はこのポスターの掲示責任者は舟橋夢人となっており、印刷者も舟橋夢人となっています。

今回の東京都知事選に「NHKから国民を守る党」から立候補している舟橋夢人

 候補者であるということは、自分の決められたところにしかポスターを貼ってはいけません。こんなことがまかり通れば、例えば、蓮舫さんを応援している人たちがそれぞれに300万円の供託金を出して立候補して、自分の場所を譲り、ポスター掲示板を蓮舫さんがジャックすることだってできるようになります。統一教会とズブズブの萩生田光一さんに全面バックアップされている小池百合子さんがやろうと思ったら、1000枚でも2000枚でもジャックすることができてしまい、そうなったら選挙はおしまいです。

遊漁船の「救命いかだ」に反対する政策は、舟橋夢人がこれまで語ってきた政策である

 写真や名前がないので、一見、舟橋夢人のポスターであることに気づきにくいのですが、これが舟橋夢人のポスターであることを示す証拠は、いくつもあります。

① 掲示責任者や印刷者が「舟橋夢人」になっている。
② 舟橋夢人が住んでいると思われる住所が書かれている。
③ 主張の内容は、これまで舟橋夢人が記者会見で話してきたことである。
④ 「実現するのは→」と書かれたQRコードを読むと、舟橋夢人に飛ぶ。

 特に、「実現するのは→」と書かれていて、その矢印の先のQRコードを読んだら、舟橋夢人のTwitter(X)に飛ぶというのは、完全に舟橋夢人のポスターであることを示すものであり、そうでなくても、舟橋夢人のSNSに飛ぶものが24枚貼られているのは、公職選挙法違反になる可能性が高いと考えます。なお、警察には通報済です。
 何が一番バカなのかと言えば、「立候補をしたら1枚しか貼れない」という、ポスター掲示板ジャックの「一番大事なポイント」を立候補している人間がまるで理解せず、他のポスターと同じように貼り散らかし、公選法違反に問われる可能性を1ミリも考えていないところです。
 さては立花孝志に利用され、「どさくさに紛れたら、候補者であってもワンチャン、バレずに通用するのではないか」という立花孝志に実験の駒として使われたのではないかと思わずにはいられません。というのも、ここだけは掲示責任者が「立花孝志」ではなく「舟橋夢人」になっているからです。
 立花孝志もまた学習能力がないので、警察が見逃しても、こういうものを絶対に見逃さないタイプの人間が徹底マークしていることを、なぜ忘れてしまうのでしょうか。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

ポスター掲示板のショバ代ビジネスを展開し、社会に迷惑をかけるカルト集団

 今回の東京都知事選のポスター掲示板を使ったショバ代ビジネスは、今年4月の衆院補選における「つばさの党」の選挙妨害よりも大きな社会問題になっているのではないかと思います。
 都の選管には既に1200件を超える通報があるそうですが、これは「つばさの党」を超えるペースです。それもそのはずで、選挙妨害の場合、被害者になり得るのは候補者と陣営スタッフです。陣営スタッフが巻き込まれるのは気の毒ではありますが、戦いをしている以上、多少のトラブルは覚悟の上でしょう。
 ところが、ポスター掲示板を不当にジャックする行為は、被害者になり得るのが一般の有権者です。投票する側としては、あの候補に当選してもらいたいと思って真剣に選ぶし、他の人にも同様に選んでほしいのに、それを妨害するかのように民主主義をぶっ壊しに来ているのです。それは警察やとの選管に「どないなっとんですか?」と問い合わせる人がたくさんいても不思議ではありません。
 東京15区の衆院補選も「つばさの党」を追いかける最前線となった僕ですが、今回のポスター掲示板ショバ代ビジネスについても、ここが最前線であると自負しております。明日も見に来てください。

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