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【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#474)。

 6月20日に東京都知事選が始まって以来、このポスター掲示板のショバ代ビジネスは大きな社会問題として扱われつつあります。しかし、尊師・立花孝志が「自分たちのやり方は賢い人にしか理解できない」と言い、極限のアホであるN国信者たちが「理解できている俺たちは賢いんや!」と脳味噌をアハつかせ、これに冷笑系インフルエンサーの堀江貴文が「何をやっているんだって感じで面白いですよね」と乗っかることで、さらなるアホが量産される地獄が広がっています。堀江貴文は自分に責任が及ばないように立花孝志をヨイヨイと持ち上げ、実行するのはいつも立花孝志ですが、太鼓を叩いているのは堀江貴文です。
 さて、僕は「選挙ウォッチャー」なので、早く候補者の演説などを取材したいのですが、あまりにポスター掲示板を使ったショバ代ビジネスが酷すぎるので、いちいち証拠を撮影し、リアルタイムでお届けしています。今ではメディアや捜査関係者の方々も注目してくださっていると思いますので、詳しくまとめてまいります。


■ 立花孝志のポスターの問題点

街中に24枚貼られることになった立花孝志のポスター

 これまで公共のポスター掲示板を使って「女性向け風俗」「有料交流サイト」につながるポスターを貼り散らかしてきた反社会的カルト集団「NHKから国民を守る党」
 場所によっては、さまざまな広告ではなく、立花孝志の顔写真が入ったポスターが貼られ、「NHKに受信料を支払う人は馬鹿だと思います」というキャッチコピーとともに、立花孝志のドヤ顔が載っています。

あまり知られていないが、日本で最もNHKの受信料を払っている男、それが立花孝志である

 多くの人は、「こんなに『受信料を払うな』と言っているので、さすがに立花孝志は受信料を払っていないのだろう」と思うかもしれませんが、実際は、誰よりもNHKの受信料をいっぱい払っている男、それが立花孝志なのです。

 詳しくは、コチラの本にまとめていますが、立花孝志は「俺はNHKの受信料を払っていないぞ、これでいいんだよな?」と自分からNHKに対して裁判を起こし、そのたびに敗訴して帰ってきて、受信料のみならず、ご丁寧に延滞利息をつけて、NHKの受信料を払っています。
 もっと言うと、NHKから「受信料を払え」と訴えられたという相談者に対し、弁護士でもないのにしゃしゃり出て、まずNHKに「オラァ!」と受信料を支払い、「これで訴えられるものなら訴えてみぃ!」と言い放ち、NHKが裁判を引っ込めると、「勝ったあああぁぁぁ!」と大勝利宣言をするシステムです。
 NHKとしては「受信料を払え」と裁判を起こしたものの、受信料が払われるのであれば裁判をする意味はなくなるので、当然、裁判を引っ込めるわけになるわけですが、「NHKが裁判を引っ込めたぞぉ!」という尊師・立花孝志に、アホのN国信者たちが「さすたち!(さすが立花さん!)」なのです。極限に頭が悪すぎて、どうしてこうなっているのかが全然わかりません。
 なので、「受信料を支払う人は馬鹿」という理屈で言うなら、他人の受信料まで肩代わりして払っている立花孝志こそ、「極限のバカ」ということになりますが、どうしてこんなにドヤ顔ができるのかが全然わかりません。
 そんな「極限のバカ」である立花孝志のポスターですが、これにも大きな問題があります。真ん中のQRコードは、立花孝志と友達になれるだけですが、問題は最下段にあるQRコードです。

下段のQRコードは、1ヶ所2万5000円で貼れるというNHK党のホームページに飛ぶ

 最下段のQRコードは、「NHK党」のホームページにアクセスされるようになっていますが、このサイトをアクセスすると、1ヶ所につき2万5000円でポスターを貼れるというビジネスに誘導されます。

QRコードのリンク先の「NHK党」のホームページに書かれている文言(引用元リンク

 ポスター掲示板に貼られている立花孝志のポスターにあるQRコードを読み込んだら、「あなたもポスターを2万5000円で貼らないか?」と勧誘されてしまうのです。
 はっきり言って、こんなものに参加してしまうと、より選挙を混乱させることに加担することになってしまうのですが、世の中には物の善悪の判断がつかない人がそれなりにいて、うっかり買ってしまう人もいることにはいるのです。

立花孝志が飼っている犬のポスターにも同様のQRコードがついている

 立花孝志が飼っている犬のポスターは、犬の写真と犬の名前しか書かれておりませんが、やっぱり最下段に「あなただけのオリジナル選挙ポスターを貼りたい!という方はNHK党ホームページよりお申込みください」と書かれていて、ポスター販売のご案内ページにアクセスさせられます。
 表向きは「寄付」と言っていますが、立花孝志本人が「実質的な販売」と認めていますので、やはり選挙ポスターを使って有料の物品販売につながっていて、しかも、その有料の物品というのが「ポスター掲示板にポスターを貼る権利」なので、よりタチが悪いです。


■ 新手のナンパを仕掛けてくるポスター

池袋のメトロポリタンホテルの前にあるポスター掲示板

 これは最終的に、尊師・立花孝志がバイトをしている銀座のバー「アズライール」の宣伝につなげるためのポスターです。お店ではなく、バーでママをしている高野愛という女性のSNSにつながるのですが、このポスターでSNSにアクセスした人をお客さんにする作戦です。
 高野愛は、昨年4月の統一地方選で「政治家女子48党」から中野区議選に立候補したことがある女性ですが、当時から小料理屋を出すのが夢だと語っていましたが、改めて、銀座で「立花孝志に会えるバー」を開業し、今年1月に開店しましたので、まもなく半年になります。

高野愛が「今、目合いましたよね」と言ってくる、100%気のせいであるポスター

 池袋西口のメトロポリタンホテルの前にある高野愛(候補者ではない)のポスターは、「今、目合いましたよね?」です。思い上がりも甚だしいことに、ポスターを見た人が必ずしも「おっ、かわいい!」と思って見ているとは限りません。おそらく大半の人たちが「何なんだ、この気持ち悪いポスターは!」と思って見ていると思うので、「今、目合いましたよね?」に対するアンサーは、「うるせぇ! コッチ見るんじゃねぇ!」だと思います。


■ 「政治家女子48党」の女が購入している

池袋東口の駅前の超一等地を購入したのは「政治家女子48党」の女だった

 おそらく池袋で最も通行人の多いポスター掲示板を購入したのは、昨年の統一地方選で「政治家女子48党」から春日井市議選に立候補したことがある福島柚希という女性です。
 31歳にして、元キャバ嬢、元アイドル、現ライバーだという女性なんですが、「元アイドル」と言っても、お酒をコンセプトにした大人のアイドルグループに属し、さらには「政治家女子48」なので、アイドルはアイドルでも、マントル系地下アイドルです。地下アイドルの中でも地下が深すぎてマントルまで到達するタイプのアイドルのことです。

 まさに今、こうした「ポスター掲示板の転売」が、官房長官や総務大臣が言及するレベルの大きな社会問題になっている中で、思いっきりポスター掲示板の枠を買い、「私は絶対に駆け上がる」と言われましても、実際は蒲田行進曲のエンディングぐらい階段を転がり落ちていると思いますし、「そんな私についてきて」と言われましても、社会問題になるレベルの迷惑行為に加担することになりそうなんで、断固拒否します。
 今回、さまざまな女性たちが「ポスター掲示板ショバ代ビジネス」に乗っかっていますが、そのうちの数人は「政治家女子48党」の残党メンバーであるということは記録しておきたいと思います。


■ 立花孝志に風営法違反で警告が出される

「女性向け風俗店」の宣伝になっていたという話は大々的に報じられた

 先日、『チダイズム』で取り上げた「女性向け風俗の宣伝」になり得るポスターについて、警視庁が「公選法」ではなく「風営法」でアウトだという結論を出し、掲示責任者である立花孝志に警告を出したことが明らかになりました。
 直前に閉店していたとしても、「東京S性感」という風俗店の名前が出されていて、女性にサービスをするようなキャッチフレーズを書いていたことが問題視され、現在は犬の顔写真のポスターに替わっています。

風営法違反が対処されても、まだまだアダルト関連のポスターは存在する

 女性向け風俗店の宣伝になりかねない選挙ポスターは「風営法」によって排除されましたが、秋葉原には依然としてアダルト関連のポスターが残っています。よく調べてみないと分からないので、これもまた巧妙なポスターに仕上がっていますが、それでも公共のポスター掲示板が宣伝に利用されていることは憂慮すべき問題です。

「長老とユンボ」という名前を見れば、分かる人には分かる内容となっている

 秋葉原の電気街口の改札を降り、目の前のガード下をヨドバシカメラの方に向かった所にあるポスター掲示板には、「長老とユンボ」という人たちがポスターを貼っています。
 キャッチコピーは「若者に力を!!」ですが、この2人は、秋葉原を歩くアニメ好きの人たちの間では、それなりの有名人です。というのも、美少女系ゲームを制作している「まどそふと」という会社の広報などを担当する人物なのですが、この「まどそふと」は、アダルト萌えアニメも作っており、これもまた「長老とユンボ」という引っかかりのある言葉を調べると、これが出てくるようになっています。
 ポスターにQRコードなどはなく、秋葉原を通行するアニメ好きの皆さんがニヤニヤするだけの仕様になってはいるのですが、彼らは立候補しているわけではありませんので、間接的なCMになっています。5月は5000円で売られていたので、「秋葉原でおもろいことをして話題になりたい」と考える企業にとっては、本当においしい広告になったと言えるのではないかと思います。ただ、宣伝をしているのがアダルトを含む美少女系ゲームの制作会社であるというのは、これまた公共性に反すると言えます。


■ 剥がされた牛乳パックのポスター

公選法に違反される可能性があった牛乳パックのポスターが貼られていた場所

 日本橋のポスター掲示板では、牛乳パックの裏に手書きで書いたメッセージをポスターとして貼っていたのですが、1枚で完結せず、複数枚で文章を構成していたため、公選法違反に問われる可能性がありました。
 しかし、僕が駆けつけた頃には既に撤去されており、牛乳パックの展開図だけが残っていました。

糊の跡形から牛乳パックだったことが想像できる
よく見ると、牛乳パックの側面に書かれている説明文などが残っている

 どうやら警察の皆さんもパトロールをしているようなので、僕が駆けつけた時には既に剥がされていたのですが、僕より前に警察が確認して証拠を押さえている可能性はあります。
 もし証拠を押さえていなくても、牛乳パックの跡が残っていることは現在も証拠として撮影することは可能であり、かつ、SNSには当時の様子を伝えている人がいますので、公選法違反で検挙することは可能ではないかと思います。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

格闘家のぱんちゃん璃奈選手がたくさん写っているポスター掲示板

 6月20日に東京都知事選が告示されて以来、選挙ウォッチャーであるはずの僕は、この「ポスター掲示場ショバ代ビジネス」を追いかけており、ほとんど候補者の取材ができておりません。
 しかし、このポスター掲示板を使ってビジネスをしている問題は、「つばさの党」と同じように、東京都知事選が終わった直後から、非常に大きな扱いをされると思いますし、ようやく尊師・立花孝志の巨悪ぶりが明らかになると思います。
 かねてから追及し続けていますが、この反社会的カルト集団「NHKから国民を守る党」の問題には、とても奥行きがあります。ただの掲示板荒らしではありません。自民党よりは規模が小さいかもしれませんが、「令和のオレンジ共済事件」であるということを、多くの方に知っていただくタイミングかもしれません。ろくすっぽ取材していないオジサンがトンチンカンな解説して茶を濁さぬよう、さらなる取材を重ね、信頼を得たいと思います。

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