【選挙ウォッチャー】 宜野湾市長選2024・分析レポート。
9月1日告示、9月8日投票で、沖縄県の宜野湾市長選が行われました。
急遽、宜野湾市長選が行われることになった理由は、7月26日、現職の松川正則市長が、普天間基地の再開発に必要な68億円の予算を取り付けるために東京に出張に行った際、ホテルのベッドの上でお亡くなりになっているところを発見されたからです。70歳ながら特に病気だったわけではなかったそうで、突然の訃報に市民や市職員はショックを受けました。
このため、しばらくは和田敬悟副市長が職務代行し、改めて市長選が行われることになりました。
今回、宜野湾市長選に立候補したのは、全部で3人です。
佐喜眞淳さんは、2012年から2018年まで宜野湾市長だった人物です。2018年に沖縄県知事選に立候補するため、一度は市長の職から離れましたが、2022年のリベンジ戦でも敗れ、現在は浪人生活を過ごしていました。
一方、桃原功さんは長らく市議を務めてきましたが、このたび「オール沖縄」を代表して立候補することに。比嘉隆さんは、この界隈では有名な「反ワクのおじさん」で、完全なる泡沫候補です。
なので、実質的に佐喜眞淳さんと桃原功さんの一騎打ちという構図になりそうですが、2010年に伊波洋一さんが宜野湾市長を辞して以来、最近はずっと自民党の市長が誕生し続けていることに加え、何より「弔い選挙」になっていますので、松川正則市長の遺志を継ぐ候補ということで、佐喜眞淳さんが優勢ではないかと考えられていました。
■ 宜野湾市長選・選挙ボード解説動画
ここから先は
9,386字
/
21画像
¥ 320
いつもサポートをいただき、ありがとうございます。サポートいただいたお金は、衆院選の取材の赤字分の補填に使わせていただきます。