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【選挙ウォッチャー】 茨木市議補選2024・分析レポート。

 3月31日告示、4月7日投票で、大阪府の茨木市議補選が行われ、欠員2に対して3人が立候補し、選挙が成立しました。同日に茨木市長選が行われる予定だったのですが、こちらは現職の無投票当選が決まりました。
 構図としては、自民、維新、共産の3人が立候補し、選挙をやる前から結果が決まってるような戦いとなってしまい、ただでも市議補選しか行われないことで投票率が下がりそうなのに、選挙に行っても行かなくても結果が変わらなそうだということで、ますます興味が失われることになりました。
 なので、この選挙の注目すべきポイントは、トップ当選が自民なのか維新なのかということになります。大阪万博の盛大な「やらかし」で、関東では冷めた目で見る人が増えているように思いますが、関西圏ではいまだにイソジン吉村洋文も健在です。なので、あまり維新の票が減っていないかもしれませんので、どちらがトップになるのかは気になるところです。

西野 貴治 30 新 自民党(元ガンバ大阪)
川口 元気 43 新 大阪維新の会
大嶺 学  58 新 日本共産党

 この茨木市は、衆院選では「大阪9区」にあたり、足立康史先生の地盤となっています。川口元気さんは、その足立康史先生の秘書をしてきた人物であり、このたび、満を持して大阪維新の会から茨木市議補選に立候補することになりました。

 なお、同日に行われた茨木市長選は、3期目を目指す現職の福岡洋一さんしか立候補の届け出がなく、無投票当選となっています。
 茨木市長選は2016年に木本保平市長(維新)が借入金5000万円を資産報告書に記載していなかった問題が発覚し、地元の維新議員たちが木本保平さんをバックアップするのをやめ、福岡洋一さんについて当選させた経緯がありました。2020年には改めて維新の候補を擁立しましたが、連合大阪の推薦を受けた福岡洋一さんが再選。今年は維新からの擁立を諦めたため、無投票当選となったという経緯があります。




■ 茨木市議補選・選挙ボード解説動画


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