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【選挙ウォッチャー】 東京都議選2021・台東区選挙区レポート。

6月25日告示、7月4日投開票の東京都議選。台東区の定数は「2」なんですが、なんと、7人が立候補する大激戦となりました。4年前は都民ファーストの会が2議席を独占したのですが、今年は都民ファーストの会の現職2人に、自民・共産・維新から候補者が出て、さらに、我らが武田完兵センセイも立候補。かなりカオスで中身の濃いレポートになりそうで、とにかく写真がいっぱいあります。この選挙区の一番の見どころは、やはり日本維新の会がどれくらいの票を得るのか。柴田啓也さんは、別れた夫から養育費をもらうシングルマザーを「ニートマザー」と罵るなど、ネット上でパチキレた発言をしていたことがバレて炎上。他の政党なら公認取り消しになってもおかしくないのですが、公設秘書が殺人未遂事件を起こしても何事もなかったように議員活動を続けているように、ネットで暴言を吐くぐらいでは余裕で公認するのが日本維新の会です。どの政党が議席を獲得するのかと合わせて見守りたいです。

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保坂 真宏 47 現 都民ファーストの会(都会都整委員)
中山 寛進 49 現 都民ファーストの会(元都会決特委長)
鈴木 純  39 新 自民党(区会副議長)
小柳 茂  48 新 共産党(党地区都政委長)
柴田 啓也 44 新 日本維新の会
津村 大作 47 新 台東教育ネットワーク代表
武田 完兵 73 新 無所属(ホームレス)

都民ファーストの会の2人の現職は、民主党の衆議院議員と自民党の参議院議員の息子であり、いわゆる「2世議員」です。今回、自民党が擁立してきた候補は、地元出身でもなく、若い頃から台東区の区議会議員として仕事をしてきたタイプの39歳。武田完兵さんを除く全員が30代か40代で構成されており、候補者の平均年齢は若めです。4年前に落選した和泉浩司さんが出馬してこなかったのも、若い人にバトンタッチした方が票を取れるという計算があったのかもしれません。


■ 津村大作候補の主張

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津村大作さんは「台東教育ネットワーク」という政治団体を立ち上げ、このたび台東区から立候補してきました。「コロナを指定感染症5類へ」と言っているので、「コロナはただのインフルエンザ」の人です。この時点でだいぶ怪しいですが、「外国籍への生活保護の廃止」とも言っていますので、ネトウヨでもあります。教育費で悩まない社会を作ろうと言っていますが、それ以外の公約がことごとくヤバいのいで、ただのヤバい人です。今回は、ホームレスだけど、意外と真っ当なことを言ったりもする武田完兵先生よりも多くの票を獲得しました。


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