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【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#426)。

 今年に入って、すっかり忘れ去られた存在になっている反社会的カルト集団「NHKから国民を守る党」。まもなくエンディングを迎えることになりそうで、尊師・立花孝志の最後っ屁が止まらず、ずっと臭い状態が続いているので、少しでもN国党が滅亡する歴史的瞬間を一緒に見る人が増えるといいと思い、本日は全編無料といたしました。

 最近は、ダウンタウンの松本人志さんのネタを扱うようになり、新たなアホの層を獲得することに成功した立花孝志。300周ぐらい遅れてやってきた、とてつもない周回遅れの極限のバカが、新たにN国信者になってしまう例も増えていると思いますので、今日は「アホの大本営発表動画」にツッコミを入れながら検証してまいりたいと思います。「さすたち!」となっている全国のアホは、しっかり現実を見てください。


■ 運命の代表権争いの判決は3月21日

意気揚々とYouTubeをアップする立花孝志と村岡徹也(引用元リンク

 なぜ尊師・立花孝志は、アホのN国信者向けの大本営発表YouTubeをアップし、毎度、負けることがわかっているのに大勝利宣言をかますのか。
 その答えは、何度も大勝利宣言を繰り返すことで、「判決がおかしい」と思わせるためです。本来、どこからどう見ても立花孝志に勝ち筋が1ミリもないにもかかわらず、こうして勝利を確信しているかのような大勝利宣言を繰り返し、アホのN国信者たちの脳味噌には「負けるはずがない」と思わせることで、いざ負けた時に「そんなバカな!」と思わせるのです。
 そして、司法も大津綾香の味方であり、ますます自分たちが想像以上に大きな敵と戦っている気になり、さらに士気を高め、さらなる「さすたち」に進化するというわけです。
 しかし、最初に言っておきましょう。尊師・立花孝志は、何度も何度も勝利を確信していると語り、まるで負けるはずがないかのように語っていますが、判決が出る前から、既に大津綾香さんが「党首」「代表」であることは、揺るぎようのない事実になっています。

① 登記上の代表者は、大津綾香である。
② 必要な印鑑は、大津綾香が持っている。
③ 総務省が、大津綾香を代表者として認めている。
④ 政治資金収支報告書の代表者も大津綾香になっている。
⑤ 代表が大津綾香であると立花孝志が会計責任者として認めて押印。
⑥ 齊藤健一郎は大津綾香に「離党する」と発言した(その後、撤回)。

 挙げればキリがないですが、大津綾香さんが代表であることは、尊師・立花孝志が自ら認めていたことでもあり、一生懸命に屁理屈をこねて、代表権争いなるものが演じられていますが、これで今さら齊藤健一郎が代表者だと認められることは、僕が長澤まさみちゃんと結婚する確率以上に「ない」と断言しておきたいと思います。

摩訶不思議な説明をかまし始めたポンコツの村岡徹也(引用元リンク

 さて、この動画の中で、ポンコツの村岡徹也は摩訶不思議な説明を始めています。現在、立花孝志のマブダチの債権者が「みんなでつくる党」を相手に破産手続きを取っているそうですが、「11億円の借金の返済能力がないことは明らかだ」と主張しているのです。
 これはまったく辻褄が合いません。尊師・立花孝志は、自分たちに代表権があることがわかれば、「今度の衆院選で議席を取るから11億円は楽勝で返済できる」と話しています。しかし、その理屈が通るなら、大津綾香党首にも同じことが言えるのではないでしょうか。大津綾香党首の手腕こそ未知数ですが、現時点で「返済できない」と決まったわけではないでしょう。また、浜田聡や齊藤健一郎が辞めたとしても、別の国会議員が「みんなでつくる党」に入党すれば、政党助成金を受け取る資格は復活します。
 僕はあくまで「政党助成金で借金の返済はできない」というスタンスですが、「大津綾香党首がマネーロンダリングをする」という前提に立つとすれば、返済は可能かもしれません。ただ、それは自民党の裏金キックバック問題と根底で通じる話になるので、それでは尊師・立花孝志とやっていることが同じになってしまいます。
 ともあれ、事業とは異なり、国会議員が増えると収入が増えるという仕組みになっているので、借金の期限があってないようなものであれば、とにかく塩漬けになるだけで、すぐさま「返済不能に陥っている」と言えるものでもないはずですが、ポンコツの村岡徹也は、このような発言をしました。

村岡「支払い不能かどうかっていうのは、しっかりとした証拠によって3月29日、2時間半にわたって、立花さんと大津さんがこれをテーマにずっと話ししているわけですよね。前党首と現党首、そして、新党首の齊藤さん3名が集まって、もう今日の時点で粟飯原さんのところに数名以上の億以上の債権者の方たちから請求が来ていて、立花さんがもう払えないよ、うち、もうお金ないんだから、どうするんだって、はっきり言ってるんで、3月29日から支払い不能なんですよ、ずっと。今日に至るまでずっと」

 日頃、尊師・立花孝志が説明している話では、毎年3億3000万円の政党助成金が入ってくるので、向こう4年で、少なくとも元本ぐらいは返済できるというものだったはずです。
 つまり、一時的に債権者が「今すぐ返済してくれ」と殺到しても、「今すぐは無理だけど、政党助成金は年に4回入るので、次に政党助成金が入ったタイミングで返済するし、それで足りない分はその次の政党助成金が入ったタイミングで返済する」と言えば、なにも破産する必要はまったくなかったのではないでしょうか。
 そして、もし立花孝志の説明通りに返済するのであれば、むしろ破産をするより、しばらく待ってもらった方がよっぽど多くのお金を返済できるはずです。しかし、ポンコツの村岡徹也の説明では、昨年3月29日の時点では返済不能に陥っており、現在も返済不能な状態にあるといいます。
 尊師・立花孝志は、大津綾香さんが党首に就任する際、「お金のことはわからないだろうから、自分が会計責任者として面倒を見る」と宣言していたはずです。にもかかわらず、自分が会計責任者をやっていながら、3月29日の時点で「返済不能」に陥っていたというのですから、こんなもの立花孝志が100%無能です。よく大津綾香党首のせいにできたもんだな!
 尊師・立花孝志は、約20分にわたってグダグダ言っているのですが、ほとんど意味はありません。というのも、立花孝志は齊藤健一郎が代表として認められることを前提にグダグダ言っているのですが、齊藤健一郎が代表に認められることはあり得ないからです。N国信者は「どうせ、ちだいがそう思っているだけだろう」と言うかもしれませんが、外形的にどこからどう見ても齊藤健一郎が代表であることを認めるには、だいぶ無理があるのです。ロジックとして成り立ちません。


■ 選挙と政治の分離はできるのか

東京都知事選に30人を擁立すると雄弁に語った尊師・立花孝志(引用元リンク

 尊師・立花孝志は、2月2日の記者会見で、7月に行われる東京都知事選に約30人の候補を擁立する計画であると発表しました。衆院選や参院選で国政政党としての要件を満たすべく、その前宣伝として、巨額の金銭的援助をしてくれるビッグスポンサーを探し出し、億単位のお金をかけて、また宣伝をする計画のようです。
 世の中には、尊師・立花孝志の話を聞いて、「面白そう!」とお金を出すバカがそれなりにいるようで、「選挙と政治を分離する」をコンセプトに議席を拡大できると考えているようです。「選挙と政治の分離」とは、世の中に人気のインフルエンサーを擁立し、インフルエンサーが票を取るだけ票を取って、あとはその議席をお金を出したビッグスポンサーに譲られるという計画です。具体的には、ガーシーこと東谷義和が票を獲得し、アホの齊藤健一郎が政治家として活動するという話を、次の選挙でもやるということなのです。
 しかし、2022年の参院選を振り返ってみると、当時、なぜ全国のアホが汚い文字で投票用紙に「ガーツー」と書いて帰ってきてしまったかと言えば、齊藤健一郎に議員になってほしかったからではなく、ガーシーこと東谷義和が議員になれば、国会で政治の闇という闇をめくりにめくり、世の中が少しでも良くないのではないかと考えたからでした。
 実際には、一度も国会に出席することなく、議員を除名されるに至り、全国のアホが期待したような仕事らしい仕事は何一つできませんでした。これは日本に帰ろうとした東谷義和を、極限のアホであるFC2の高橋理洋が止め、最終的に逮捕されることになったからです。
 現在、安倍派を中心とした自民党のパーティー券の闇を、週刊文春や赤旗がスッパ抜くことはあっても、ガーシーこと東谷義和が国民の期待に応えて何かをしたことは一度もありません。それどころか、齊藤健一郎が政治家になって、尊師・立花孝志の8000万円の詐欺既遂疑惑について、まともに答える気もありゃしなかったという話です。結局、国民の望んだ形にはまったくなかっていなかったというのが、このたびの顛末です。
 もし立花孝志の計画通りに事が運んだとして考えても、立候補するのは青汁王子やヒカルといったインフルエンサーで、「青汁王子、頑張って!」と全国のアホが登場し、結局、青汁王子は票を稼ぐだけ票を稼ぎ、その後はどこぞのビッグスポンサーだというホゲホゲとしたオジサンが議席を引き継ぐというのです。「オマエ、誰やねん!」でしかありませんが、投票した人たちは、その誰かよくわからないオッサンが議員になることを望んでいるのでしょうか。これが尊師・立花孝志の言う「政治と選挙の分離」です。
 具体的に例を出して考えてみれば、理屈の上では面白そうに見えても、実際に展開されると、ちっとも面白くない話だということが、よくわかるのではないでしょうか。これが「オペレーションを考える」という行動です。理屈の上では成り立っても、現実に落とし込んでみると成り立たなくなってしまうものが世の中にはたくさんあります。
 例えば、出会い系アプリでマッチングをしてみる。理屈の上では、とっても幸せになれそうな予感がします。さっそく登録をして、どんな女の子がいるのかを見てみたら、すごくかわいい女の子がたくさんいて、ますます逢ってみたい気になる。さっそく自分のプロフィールを入力した時に、低収入で低学歴、ハゲでブサイクで性格悪い、日頃からN国信者のバカとゴリゴリにウンコを投げ合って、炎上しまくっている。どんな女がマッチングしようとすんねん!
 オペレーションを回すとは、こういうことです。ガーシーこと東谷義和を議員にした実績をもって、アホのN国信者どもは「さすが立花さん!」になっているわけですが、「政治家女子48党」という鬼スベった企画をぶん回して、何も知らないアホそうな女に11億円の借金を被せてトンズラこく計画に失敗し、今では代表権を失い、政党助成金を失い、まもなく住んでいる家を失う男です。唯一、立花孝志が天才的にうまいことがあるとすれば、同じ周波数のアホを騙すことに関してだけは、常に天下一品です。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

なかなか終わりそうで終わらない「崖っぷち立花劇場」

 現在、尊師・立花孝志の攻撃は、大津綾香から代理人を務める豊田賢治弁護士に移りつつあります。「豊田賢治弁護士を追及するため」というテイで新たに「LED高速通信株式会社」の代表取締役に就任すると宣言していましたが、この「LED高速通信株式会社」なるものは、過去にたくさんの人からお金を集め、投資型詐欺の疑いが強いということで消費者庁から注意勧告が出されたことがある「いわく付きの会社」です。
 最近まで活動らしい活動の実績はなく、そんな会社のオーナーを名乗る人物からコンタクトがあり、このたび、立花孝志が代表取締役に就任する計画だというのですが、かつて立花孝志が何も知らない大津綾香に11億円の借金を背負わせようとしたみたいに、今度は何も知らない立花孝志が巨額の借金を背負っていたら、完全にギャグとしか言いようがないので、ニヤニヤしながら見守るのみです。もはや11億円背負おうが、46億円背負おうが同じかもしれないので、尊師・立花孝志には塀の向こう側に行くまで元気に頑張ってほしいと思います。

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