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【選挙ウォッチャー】 沖縄県議選2024・宮古島市選挙区レポート。

 6月7日告示、6月16日投票で、沖縄県議選が行われました。
 宮古島市選挙区の定数は「2」となっていて、通常、与党と野党が議席を分け合うような戦いになるわけですが、なんと、今年は思わぬ番狂わせが起こり、野党(自民系)が2議席を独占するという事態となりました。
 宮古島市は、まさに自衛隊がミサイル基地などを作り、戦地の最前線になろうとしているわけですが、軍備拡大に積極的な自民党の県議が2人になってしまったことで、また一歩、沖縄から平和が遠ざかりました。

下地 康教 64 現 自民党(公明推薦)
新里 匠  47 新 無所属(公明推薦)
國仲 昌二 63 現 立憲民主党(共産・社民・社大推薦)

 宮古島市選挙区は、象徴的な結果になっていると思います。
 今年の沖縄県議選は、48議席のうち、与党(オール沖縄)が20議席に留まる一方、自民・公明・維新などの「辺野古基地推進派」は28議席に拡大し、自民党の公認候補が全員当選するという初の快挙を成し遂げるほどの大躍進となっています。
 これほどの大躍進の裏には、「オール沖縄」に対する失望があるのではないかと思います。これだけ抵抗しても、国による行政代執行がまかり通ってしまえば、県民の気持ちを行政に反映させているとは思えません。「なぜこんなことになっているのか」ということを、国の方が権力が強いから仕方がないではなく、もっと発信しなければならなかったのではないでしょうか。




■ 宮古島市選挙区・選挙ボード解説動画


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