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【選挙ウォッチャー】 京都府議選2023・京都市左京区レポート。

 3月31日告示、4月9日投票で、京都府議選が行われました。
 左京区は、定数3に対し4人が立候補しています。当初は無投票当選かと思われましたが、よくわからない無所属の女性が立候補してきたため、選挙が成立しました。そのポスターは「維新のようでいて維新ではない」というデザインで、自民、国民、共産の現職3人に、どれだけ新人の女性が切り込んでいけるのが注目です。
 特に言いたいこともないので、無料部分では「北陸新幹線の延伸問題」に触れておきたいと思います。わざわざ地下を掘って、将来的に大阪まで引っ張る計画ですが、地下水などが影響を受ける可能性もあり、リニア新幹線と同様、非常に深刻な問題です。

石田 宗久  56 現 自民党
北岡 千はる 65 現 国民民主党
光永 敦彦  57 現 日本共産党
大森 勢津  47 新 無所属

 今日から無料部分で、なるべく京都の問題点を多岐にわたって紹介してまいりたいと思います。実は、大阪も維新のせいでメチャクチャにされていますが、京都も便所を素手で洗うカルトな人たちのせいで、既にメチャクチャにされています。なので、現実をよく知ってから、選挙に行っていただきたいというのが本音です。




■ 京都市左京区・選挙ボード解説動画


■ 京都市の財政難と高齢化問題

 かつては共産党が仕切り、福祉に手厚い街だったはずの「京都」なんですが、その福祉サービスは次第に維持ができなくなり、苦しみが目に見えるようになってきています。
 京都市は、2022年10月から敬老乗車証の年額を大幅に値上げることになりました。最近は、高齢になり、車の免許を返納する人が出てきていますが、公共交通の料金が高くなってしまえば、お年寄りが移動できなくなってしまいます。ただでも物価が高騰し、年金で生活するのが難しくなっている中で、移動にかかる経費が「倍になる」という現象が起きれば、ますます生活の自由度が損なわれます。
 しかし、一方で「値上げをしないといけない事情」もあります。
 目先のところでは、燃料価格が上昇し、バスの運行にかかるコストが上昇していること。さらに、バスの運転手が不足しているため、運転手さんの賃金アップは避けられず、やはりコストが上がっています。そう簡単にバスの運賃を上げることはできないので、やはり「敬老乗車証」の値上げというところに目が行きます。
 この「敬老乗車証制度」は、1973年から始まりました。当時は約8万人が対象となっていましたが、高齢化が進み、2021年には約32万人になり、利用者が4倍になりました。これに伴い、市の負担額は3億円から52億円と、実に17倍に膨れ上がりました。これを解消するためには市税の負担額を増やすしかないので、いよいよ値上げされることになりました。
 市民税が非課税の人たちは、年3000円から6000円に。現在は9000円になっています。収入が約200万円未満の人に向けたサービスなので、その人たちの3000円が9000円になるというのは、本来なら避けたいところです。
 一応、2032年までに年間25億円を削減する計画の一環で、このような値上げになっているそうなのですが、今後、さらなる値上げが行われる可能性があり、物価が高騰している中において、お年寄りの年金支給額が減っている中、さらに、食料品や日用生活品の値上がりが深刻な中で、バスでの移動まで高くなってしまっては、生活が立ち行かなくなる人が出ても不思議ではありません。このような「高齢化と貧困」の問題を、政治家たちはしっかり考えなければなりません。ウェイウェイしているだけの若いアホが何も考えずに政治家になってはいけないのです。


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