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【選挙ウォッチャー】 前橋市議補選2024・分析レポート。

 1月28日告示、2月4日投票で、群馬県の前橋市議補選が行われ、欠員2に対し、3人が立候補しました。かなりマニアックな選挙なので、あまり面白くないと見せかけて、けっこう面白く、ダメになっていくニッポンを噛みしめることができます。
 今回の補欠選挙は、前橋市議だった鈴木数成さんが昨年4月の統一地方選のスケジュールで行われた群馬県議選に立候補するために辞職したことによるものと、政権交代が起こった2009年の民主党で比例北関東ブロックから立候補して当選したことがある前橋市議の豊島孝男さんが肝臓がんでお亡くなりになったことによる「欠員2」を埋める選挙です。

林 倫史  38 元 無所属
小川 栄治 56 新 日本維新の会
吉原 大輔 49 新 日本共産党

 実は、この選挙にはたくさんの候補が水面下で準備を進めていました。しかし、最終的に立候補したのは3人で、その背景には、前橋市長選のための水面下の調整があったとみられます。
 無所属で立候補している林倫史さんは、いわゆる保守系無所属と言われるタイプで、小川栄治さんは維新です。旧民主党系にとっては弔い選挙ということもあって、本来は有利に働く可能性がありますが、ここには候補者を出さず、共産党に譲ることになりました。市長選に候補者を立てず、さらには市議補選に集中してもらうことで、共産党のバックアップを受けながら、それでも共産色を消す作戦が展開されたのではないかと思います。




■ 前橋市議補選・選挙ボード解説動画


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