【人間と言語の多様性と、社会】

同じ思想と言っても、僕の場合、特殊すぎるだろうなw 大雑把に説明できるような感じがしてきた。つまり、

1.言語とは「差異」体系である。
2.言語とは会話・対話を通じて、その意味と意図が深まる構造を持つ。つまり、お互いの曖昧さが減って、無駄な意味と意図が削られていく。

3.自然言語と人工言語がある。
3-1.自然言語の言葉の意味と論理は厳密性を持たない。人と人の間で共有をすることで、ある程度の限定がなされる。
3-2.人工言語の言葉の意味と論理は厳密性を持つ。この性格を利用し自然の観察・分析・考察を積み上げることができる。

1はソシュール『言語学講義』。
3-1はウィトゲンシュタイン「言語ゲーム」概念で表そうとしたこと。
3-2はウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』。

4.人間にとって、この現実世界(形而下)は、どこまでも有限でしかない。無限は形而上の概念である。
5.人間は形而下である肉体を持ちつつ、形而上の言語を用いる。形而上を活用し形而下の肉体の維持を図る。

6.人間社会は形而上の存在である。形而下の人間にとって有用だから発明された。
6-1.各種社会は形而下存在(物質)を活用し、人間に奉仕する。
6-2.政治構造のみは形而上(言語)である。(除く「警察力」)
6-2-1.警察力はヒトという形而下存在のイレギュラー可能な存在を社会的に制御するためにある。
6-2-1-1.警察力には医療・福祉も含む。
6-2-2.政治は、形而上ならびに形而下存在である人間の利害調整を行う。
6-2-3.政治は、形而下存在ある治山治水を行う。
6-2-4.政治は、非日常的事態に対処するために強制力を持つ。
6-2-4-1.非日常的事態とは、自然災害・人災による甚大な被害のことを指す。

7.人間は有限である。全知全能ではない。
7-1.全知全能を目指す方向性を持っても良い。
7-2.全てを知り尽くすことはないので、どこまでもサンプリング性を持つ。
7-3.このため、生育環境により制限され、人間は多様性を持たざるを得ない。
7-3-1.知識の充実を図るコレクター型(知識人etc)
7-3-2.経験知を活用するサンプリング型(職人etc)
7-3-3.上記2つの混合型(一般人etc)

7はソクラテス「無知の知」。知識は無限を指向するが、人間処理能力上、有限なのでその限界を持つ。その有限を超えることはパラダイム・シフトにより達成される。

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