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メンタルケア心理士・こころ検定2級受験体験記

noteを始めたばかりなのに三日坊主のごとく投稿に間が空いておりましたが、実は表題の検定試験を控えており、気もそぞろでまとめて何かを書く気力がございませんでした。が、先日無事こころ検定2級に合格し、ヒューマンアカデミーの講座受講修了と合わせて、メンタルケア心理士の要件を満たしました~。誤って夏に予定していた受験をすっぽかしてしまい、秋の受験まで変に間があいたので、やっと肩の力が抜けました。よかったぁ。

せっかくなので受験体験記などを記録しておこうかなと思いますが、実は私がテキストをもらった頃、ちょうど新旧交代の時期に当たっていたようで、私が使用したテキストは旧テキスト。今宣伝されているものはどうやら新テキストのようです。なのでこれから資格取得を考える方にはあまり参考になるようなことを書けないのではないかなぁと思いますので、これは感想です。


講座選び…選択肢はそんなにない

メンタルケア心理士で検索するとほぼヒューマンアカデミーが出てきますね。似て非なる資格講座が内外にたくさんありますので検索では色々出てきますが。

受講を決めて申し込みを行いましたら、教材一式が届きました。テキストとDVDですね。eラーニングコースを選んでいたので、DVDでもネットでも、どちらでも動画視聴はできました。こちらの受講を修了して、こころ検定2級に合格すると、それを合わせて資格を得るというのが大枠です。ヒューマンアカデミー以外でも同様の資格を取れる講座はあるようです。

何はなくとも、こころ検定2級に合格しなければいけませんし、その公式テキストを使用して受講することになるので、覚える範囲は同じはずです。正直、先生のサポートを必要とするような内容ではないと思いますので、好みで選んだらいいのではないかな。割引シーズンに当たれば受講料がちょっと安くなったりしますしね。

受講の感想

旧教材に限って言えば、動画はとりあえず見ましたという程度の内容でしたごめんなさい。復習のために見ようとか、あの部分どうだったっけ?と確認のために見るような内容ではなかったです。6回分提出しなければいけない確認レポートがありますが、テキストを見ながら丁寧に回答するもよし、自分の実力確認のためにテキストなしでチャレンジするも自分次第でした。私は前半3回分の各テキストを見ながら、後半3つ分はテキストなしで取り組みました。(けっこう間違えました。)

出題形式が、正しいものを選ぶ、間違っているものを選ぶ、正しいものの個数を示しているものを選ぶ、間違って~以下同様、という形で、覚えている内容はあっているけど、答え方で間違ってしまうことが多々ありました…。(検定受験の時は見直し見直し、更に見直しておきましょうね)

解答用紙を郵送で送るのですが、1回分送ってもまとめて。送ってもOKでした。○つけしてくれて各問題の解説と一緒に返送されてきます。先生に質問とかしませんでしたね…オンラインで受験対策セミナーみたいなのもありまして、メールで案内がありましたが、有料でしたし受講しませんでした。

なので講座受講自体は修了まではそんなに難しいことはないと思います。こころ検定の受験に向けて、きちんと取り組めるかな?という所ですね。記憶力のいい人であればそこまで頑張らずともかな?テキストもそんなに厚くないですし、そこまで難しいことは書いていません。でもこっちは40半ばの記憶力が低下した中高年ですよ。自分の記憶してる自分の記憶力と、リアルな今の記憶力がちょっとズレてくるお年頃です。かなしいね。でもがんばろう。検定範囲はテキスト、テキストをしっかり読んで理解する。とにかくこれだけです。

昨今頭の良い子たちはノートまとめなどしませんね、すでに素敵にまとまったテキストがあるのだからと。YouTubeでそう言ってた…。でもそのテキストがあんまり素敵にまとまっていなかった場合はどうでしょうか。まとめたくなりますね、自分用に。でも、まとめて書いてみたところで記憶が定着するわけではいのも事実です。ちょっとまとめて書けば覚えられたのに、覚えられないんですよ、試しにまとめてみたのでわかります。でも部分的には、書き出してどこかに張り付けておいた方がいいような内容もありますから、要所要所でまとめ力を使っていきましょう。

…そう、素敵にまとまったテキストではないと思うのですけど、なんでこれが同列で併記してあるの?とか、突然項目だけ書いてあるけど何を意味してるの?とか旧教材には問うてやりたいことがけっこうありました。動画についても同様です。確かに誰かが話す講義を聞くというのはいいものなのですが…。このあたり新教材は全然違っているのかな。受験の時に初めて新旧あるらしいと知ったのですが、申込時に新教材と旧教材があるような話はされなかったし、あるうちは旧教材で出してたんだろうな。新しい方学びたかったね。

検定に向けての勉強

さて気を取り直し。何しろ問題をたくさん解く、というのはどの試験においても大切ですよね。過去問大事。でもその過去問などは出ておりませんでした。公式問題集が1冊販売されている他は、講座受講で提出するレポートに書かれている問題しか取り組める問題はありません。その問題集も設問は全部で40問です。だいたい1問あたりに4つの選択肢があるので、ばらせばそれなりの数ではありますが、繰り返し解いているとテキストの内容を理解して解いているというより、前の記憶で答えがわかってしまって、これでいいのか逆に不安になるし、なんかやる気も出ないという事態に。

講座受講中の提出用問題と、1冊の問題集だけやってればいいのかと言えば、問題集ではいっぱい出てきた種類の問題が全然出ないな、問題集ではあんまり出てこなかったものが出てくるやん…というのが受験後の感想です。当たり前ですけど。練習問題は、手持ちの問題から自分で広げていくしかありません。

「~の病気は4種類に分けられる。」の正誤を求められる問題があるなら、他の病気でも種類があるものについては数の正誤を求められるかもしれません。「~の発症しやすい年齢は○才~○才である。」という問題があれば、その他でも発症年齢が明記されているものについては記憶に止めておく必要がありますよね。
おおよそ基本的な事を抑えていれば解ける問題が多いのですが、時々細かく突っ込んだ問題や、ちょっとひっかけに来てるな?と思う問題が混じっています。だから全体的な基本事項を抑えつつ、細かく理解している項目をできるだけ増やしていきましょう。

使用した学習アプリ+

一般的な学習については山のように問題集が出ていますし、アプリなんかも予め問題がセットされていて、出てくるものを解けばいいのですが、こころ検定にそこまでの学習環境はありません。暗記力に自信のある人はそこまで必要はないでしょうが、地があやふやな者は回数をこなすしかありません。出題形式から考えても、一問一答で答えられる問題が増えれば、明らかに該当しないものを省いて正答率をあげられます。自分で問題をセットできる暗記アプリを使いましょう。コレしかない。

学習アプリも数多ありますので、自分の好きなものを使えばいいのですが、私はAnkiを使いました。

入力はパソコンから行いましたが、通勤時間などにポチポチと問題を解いていました。(入力作業が苦行だった…)理解度に応じてというか、ちょっと苦手だから早めにもう一回出題されてほしいな、とか、もうこれは大丈夫だから試験まで出て来なくてもいいなとか、問題の解答後に次に出てきてほしいタイミグを選べるところがぐっど。このアプリの機能、本当は色々できてすごいんですよね、使いこなせてないだけで。でもシンプルに使うのでも十分役立ちますよ。

クイズレットも同様にPCからダダダっと入力しとて、スマホで勉強できるんですが、一問ずつ個別に復習のタイミングを決めていけるほうが今回は便利でした。

あとですね、こころ検定にぴったり即した学習動画はないんですが、そこに引っかかって来る内容を専門家の方が配信してたりするので、どうもテキストだけで頭に入らないなっていう時は探してみるものありです。
私はこれ「実況!消化吸収耐久レース」が大好きすぎて無駄に何回も見ました。


試験の日

CBT試験、持ち込みがないように色々確認されますが、メモ用紙とペンは会場で持たせてくれます。問題の正誤を頭の中だけでより分ける必要はありませんので落ち着いて取り組みましょうね。最後に自分で終了するまでチェックしておいた問題に戻って見直すこともできます。ハンカチとティッシュも持ち込みできました。ティッシュは使う分だけ袋から出します。ハンカチも一回広げて怪しくないよと提示。(当たり前じゃんということをわざわざ書いているのは、心配性の私のような人のためです。)受験日程はしっかり確認しましょう。私は時間を間違えて受験1回分7,700円が消えました…。(でもほら、つらい人の心に寄り添おうとしている私たちにとっては、失敗の経験もちょっとは何かの材料になるので、どうにかこうにか糧にしましょう。)

おかげさまで正答率90%で終わり、ほっとしました。合格点にギリ1問届かず惜敗の未来しか見えていなかったので。(簿記3級の時がそんな感じだった…。)そこまで難しい試験ではありませんが、変に気を抜いて落ちるより頑張って受かりましょう。7000円は大きいですし、次まで3か月ぐらい開いちゃうと、この程度の範囲をさらに延長して復習し続けるってちょっとしんどいです。同じもの繰り返すので。

受験の動機など

最後に私がこの資格を取ろうと思った動機です。試験のこととか知りたい人はこの先は特に有益な情報はありません。ちゃお。
昔から傾聴ボランティアなどの講座を受けてみたいと思っていたのですが、事情があって手を伸ばせずにいました。近しい人にメンタルが非常に不安定な人がいて…わかりますよね近い人の理解者でいることと、近い人のカウンセラー代わりになるのは全然違います。後者になってしまうのが怖かったし、嫌でした。私も当事者だったので。
その人から離れることができ、また私自身が話を聞くことを仕事にしている人たちに助けられて来たこともあって、一度心理学をちゃんとしたもので学びたいという気持ちがりました。いつか誰かの力になりたい。誰かに寄り添える人でありたいとずっと思っています。

本当は大学に入って講義を聞いてしっかり学んでみたいのですが、資金的に現実的ではなかったです。なので巷にあふれる心理学系の資格を受講する時に、大学での学びを軽んじているような売り方をしているところは除外しました。カウンセラーを名乗ることは無資格であっても違法ではないということろが良くないと思っている人間なので、比較的堅めの資格に手を伸ばしたつもりでいます。電話で問い合わせた時に、資格取得後にできることって何でしょうねとお聞きしたら、電話口で真っ先にボランティアですかねと言われたので、ちょっとほっとできました。カウンセラーとして開業できるとか言われたら逆に嫌だったろうと思います。(HPには書いてるかもしれないけど。)

また、自分がどれくらい勉強に取り組むことができるか不安でもあったので、あまり大きな資格にいきなり挑むのが不安でもありました。久しぶりの勉強に当初は勉強方法で迷子になったし、一度試験をすっぽかした前後あたりで2人の子どもたちがそれぞれ不安定になって、学校絡みのトラブルや、けっこうな体調不良を起こしたりして、なんでこんなに一度にくるんだ!片方元気でいてくれ…!と思ったりもしていました。こんな時に予定をぎっちりつめた学習計画を立てる必要があるチョイスをしていなくてよかった…と思ったものです。(初回の試験すっぽかし前後だったので、次の試験は3か月後。だからその時期は全然勉強しなかった)
今は次にどの方に進むか考え中です。ただ子どもたちの進路が全然定かでないので様子を見ながら。

ささやかな受験体験ながら妙に長文ですが、ちょっとでも参考になれば幸いです。

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