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セルフ解説09.Memories - 思い出の重み

AIRPORTのアルバム「Voyagers」9曲目「Memories」の解説です。

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いつ歌詞を書いたかはっきり思い出せないが、大学生の頃か、就職して少し経った頃か、いずれにしても今から十数年前(20代の頃)に、昔を懐かしんで作詞したものだ。

歌詞中の「あなた」は特定の人物を指しておらず、誰しもが記憶の中の誰かを思い浮かべることができるような歌詞を書きたかった。

不安を抱えたようなイントロから、サビでバンドサウンドが炸裂。感情的なドラム、動き回るベース、エフェクト強めのギター。

細かい聴きどころとして、サビ終わりの「とっておきのメモリーズ」の表情が毎回違うのがポイント。

作詞した時点では「サンボマスター」のような泥臭いパンクサウンドをイメージしていた。しかし、やや落ち着いた今のアレンジが身の丈に合っていると感じる。

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楽曲制作後、keiの提案で、MVを内製することに。

あえて曲のイメージから外した、惑星移住や環境問題を題材にした映像だ。

結果的にたくさんのイラストを描くことになり、制作には延べ3ヶ月ほどかかったが、公開後はなかなかの達成感があった。

MV含め、いろいろと思い入れの強い作品となったこともあり、ミキシングは軽薄になりすぎないよう、あえて中低音強めの重みのある質感に仕上げた。

相方keiによる解説はこちら↓

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