下水道ふれあいフェアレポ
こんにちは。チキンマイル貯め貯めネキです。
夏といえば浴衣で祭りに盆踊り……ですが、この夏は出不精をこじらせなんとなく消化不良のまま9月に突入してしまいました。
ある日ふと広島県内の年間イベントスケジュールをまとめたサイトを覗いてみると、
下水道ふれあいフェア?????
「下水道」「ふれあい」「フェア」
すご。これらがドッキングされた字面を初めて見た。
なんでも調べてみると9月の10日ごろは台風が多発するシーズンであり、浸水が多発したことで浸水防止を一つの目的とする下水道の整備促進の為に「下水道の日」が設けられたらしいですね。
(「〜の日」って「頃」でもいいんだ。)
と、俄然興味を掻き立てられ、ちょっとクソアクセスではありますが行けないこともない距離だった為足を運ぶことにしました。
それではレポを。
会場にレッツゴー
下水道ふれあいフェアの会場は、広島市西区扇1-1-1 広島市西部水資源再生センターという場所です。
広島の方なら分かるでしょうが、LECTの近く、というか横です。
こちら西区はガンガンに広電やらバスやらが通りまくってる中区とは違い少々クソアクセス。バスは30分に一本なので公共交通機関を利用しようとなると少し不便な立地です。
しかし私は生粋の広島人。最短経路で真っ直ぐに一直線に会場入りしてみせますよ。成程、やはりバスを利用するのが一番よいですね。これなら35分もあれば着くようです。いい日曜日になりそうだ。
乗り遅れました。
私の目の前をバスは通り過ぎて行きました。定刻2分前だったのに。なんならGoogleマップ様の情報では数分遅延していたのに。
立てた親指は自らを鼓舞する力強いGood。
仕方ない。30分待ちます。
さて30分待っていると来ました。目当てのバスです。ほな乗り込みましょうと近寄りましたがバスは颯爽と私の前を通り過ぎていきました。
バス停を間違えてました。
同じ名前の路線違いのバス停が大通りのクソデカ交差点を挟んだ向こうに存在しており、目当てのバスは流れるようにそちらに停りました。
バスは何も悪くなかった。私が勝手にお門違いなヘイトを溜めていただけ。本当にごめんなさい全部私が悪かった。
私っていつもそう。どうして……。
行動計画が初手からドタ崩れ。パニックになった私は、何故か5km以上の道のりを残暑厳しい30℃を超える日中に歩くという選択を取りました。アホス。
……なんやかんやありましたが到着しました。
会場!!
画像ではなかなか伝わりにくいんですが、割と、というかかなり賑わっていました。
やはりメイン層は未就学児〜小学生の家族連れの方々でしたね。
一人で参加していた人間はマジで全然見かけませんでした。普通にちょっと気まずかった。ブースのテント入る時とかね。
まず目に入ったのはカラフルなご当地デザインのマンホールを展示しているブース。
あらぁ良いですねぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜
マンホールって日常生活でまじまじと見ることなんてそんなに無いわけじゃないですか。でも散歩している時なんか、ふと観察するといいデザインしてるんですよね〜〜〜!
んでたまにカラフルな、「あ、行政気合い入ってんな‼️」
ってデザインのやつに出くわすとテンション上がりませんか?
そいつらが一堂に会してるんですよ。ちょっとした個展ですよね。行政マンホール個展。嬉しい〜
お次行きましょう。
こちらマンホールグッズの販売ブースでした。
ラグなのかなんなのか、用途不明のサイズのマンホールグッズやマンホールストラップ、マンホールラバーコースターがずらりと並んでいました。
これは広島市中区、旧城下町の辺りにちょくちょく見かける西国街道デザインのマンホールラバーコースター。衝動買いしちゃった。ふふふ。かわいい〜〜〜♥️ねぇ、可愛くない?これ?良いですよね??かなりいいと思うんです。これ買えただけでかなり幸福度高い。嬉しい〜〜〜〜〜
机にマンホールがある生活、良すぎ〜〜〜〜✨️
ホクホクして次のブースに向かいます。
なんだ、、めっちゃ楽しいじゃん下水道ふれあいフェア……かなり良い……汗ビシャビシャで5km歩いてでも来てよかった……途中で心折れて帰んなくてよかった……
さてお次は、
建物内部に入りました。
1階は下水道設備に関する真面目な展示してましたね。
下水道設備って実際目に触れることってほとんどないじゃないですか。でも確実に我々の生活を支えるどデカい支柱の一つですよね。
ちょっとやそっとの雨じゃ浸水しないのも、衛生環境が担保されてるのも、行政によって下水道設備がきちんと管理されてるからなんですよね〜。
感謝ですよ。ほんまに。当然だと思って享受しているものって当然じゃないんですよ。人間関係もそう。まじで本当にね。感謝ですわ。
さて次は4階……
でっかカープ坊や!!
でっかいカープ坊やマンホールが出迎えてくれました。
こちらでは下水の処理工程を分かりやすく、実演をしながら解説していただけました。
汚水を、微生物を上手く利用して分解してもらい、できた泥を重力でじわじわ沈澱させて、上澄みを消毒処理して流しているんだそう。なるほどね。
この子らは反応タンクで活躍してくれる微生物たちだそうで。
この子の名前すき。スピロストムムだって。
ムム
可愛いな。名前はね。
さて展示を見終えて再度外へ、、、
の前に、実は先着50人の下水処理施設を実際に見学できるミニツアーがあり、受付に行ったらタイミングよく予約できました。ラッキー!
施設見学が始まるまで30分ほど空きができたので他のブースを回ります。
次に向かったブースはこちら
下水道に関するクイズを出されてました。
ふはは、展示コーナーを舐めるように読み込んだ私にかかれば即答満点当たり前ですわな!!!!
どんなテストでも満点って気持ちぃ〜〜〜↑↑
満点の景品はマンホールデザインのマスキングテープでした。
他のブースも回ろうとしましたがどこも人がいっぱいで激暑だったのでクーラーの効いた4階に戻り、時間までしばし休憩をすることに。
最近謎にハマっているカスゲーム・マフィアシティをぽちぽちやってたらあっという間に集合時間になりました。
施設見学にGO!!
予約した人が一箇所に集められ、職員さんから撮影禁止場所についてと施設内が少々蒸し暑いため、熱中症には気をつけるようにとの説明を受け、施設見学がスタートしました。
まず向かったのは建物3階のシステム管制エリア。
ここは撮影禁止だったため写真はありません。特筆することもない感じです。みなさんが想像する管制室の2段階ぐらいしょぼめの施設です。
ここから建物の外に出て、下水処理施設に向かいます。
施設の前で、職員さんからヘルメットを装着するように指示がありましたので従います。
いよいよ施設内に入りますが、また職員さんから注意事項が。
緑の導線が引いてあるため、それに沿って歩くそうです。ほうほう。
あっ、なるほど……
みんなに続いて歩いていきます。
こちらは最初沈澱池。
処理前の下水が来る場所です。
しっかり蓋がされているとはいえ、やはり下水のかおりがむわっと漂います。ただ耐え難い悪臭がしているかといえばそういう訳でもなく。
排気設備すごい。
進んでいくと見えてきたのは微生物さんが活躍する反応タンク。
空気が絶えず送り込まれており、その分においもしますが、腐葉土のようなにおいです。
微生物さん頑張って〜
さらに進むと、こちらは最終沈澱池。
一瞥しただけでは気づきませんが、沈澱物が舞い上がらないぐらいのゆーーーーっくりとした速度で上澄みが送られています。
最後、こちらが放流水になる槽です。
仕切られた槽のギザギザの部分から上澄みの水が水路に流れていく仕組みです。
ここらに来るともうほとんどにおいはしませんね。
ここで施設内の見学は終わりです。
最後、隣接しているでっかい円柱の説明がありました。
沈澱物を加工して発電のための燃料にしているそうです。これが最強のSDGsだろ。
施設見学ツアー[完]
まじでかなりよかった。楽しかった。
無機質ででっかい設備がカッコイイのは勿論、小学校の時分にあった社会科見学みたいで面白かったですね。いやー、よかった。
解散後、少し時間が余ったのでうちわを手作りするブースらへんをちらちら見ていたら、爽やか職員さんに声を掛けられたので幼児たちにまじってうちわを作ることに。
「オリジナルマンホール柄を描こう!」
なんて言われても柄なんてスっと思い浮かぶものでもなく、雑にカーネルサンダース描いたら職員さんに写真を撮られました。
「市のホームページに載せるかもしれないです!」
爽やかに言われましたがカーネルサンダースが市のホームページに載るのは良いんですか?
もしかしたらいつかの広島市のホームページがケンタッキーの宣伝してるかも知れません。
下水道ふれあいフェア[完]
滞在2時間でしたがあっという間に感じるほど充実してました。びっくり。
舐めてましたけどかなり楽しかったです。しょぼ祭りやんけ行ったろwwwのノリでしたが、かなり良い経験になりました。
小学生の頃、社会科見学が好きだったあなた。
お住まいの市区町村でこういった催しがされているなら、是非、足を運んでみてはいかがでしょうか。
おまけ
バスに乗れなかった人間の歩数。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?