Jelly Merry Go Round
6月のテーマ、ゼリーでした。
わたしの中で、ゼリーって昭和のイメージなんですけど
それを、よりガーリーに、ちょっとアメリカン要素も強めに、落とし込みたいという心意気で挑んだテーマだったんです。
昭和のレシピブックをこつこつコレクションしてるんですが
ケーキやパイっていつの時代も(どこの国も)基本の形なんだけど、ゼリーって型に流行りがあるから、本当に懐かしさが爆発します。
懐かしいっていうほど覚えてないし、生まれてないどころかむしろまだ前世生きてたような時代のものもあるんだけど。そういうときに使う言葉がこれかもしれません。
エモい!!!!!!
今回作ったのは冒頭にもあるように、アメリカンでガーリーな世界を生きるゼリーなんですが、いつか昭和たっぷりのエモーショナルゼリーも作りたいなという野心も芽生えました。
お気に入りの製菓道具店がいくつかあるんですが、そこでひとめぼれして買ったハートのゼリー型。
古いお店で、おじさんが新聞紙にくるんで渡してくれるお店なんですがいろんなゼリー型があって半日くらいは眺めていられる(もちろんそんなにいたことはないけど)。
ゼリー型って本当に流行りがある、というのはさっきも話した気がするんですが
ゼリー型に限らず、流行りに乗る=ミーハー、流行りに乗らない=真のオシャレみたいな感覚が私の中であったんです。
(あくまで私の感覚なので他の人はわからないけど、もしかしたら「いや逆じゃないの」って人もいるかもしれない。)
でも過ぎ去ってみると流行りが時代を作ってるんだなとぼんやり思います。
平成レトロとかね、ギャルもハイビスカスもTKも思いっきり流行りだしね。
歴史は繰り返す、みたいなことが言いたいわけじゃないんですが、流行りがその時代を作るんだよな〜って、仕事場に山のようにあるゼリー型を見て思います。
バースデイケーキにもできそうなくらい大きいゼリー。
全然気にしてないって方がほとんどだと思うのですが
ジャンボオージェリーの Oはオー。Oh babyとかO RAMAのオー。
アメリカンムードたっぷりのネーミングなんです。
オンラインレッスンでもチャプター1つまるまる使うぐらい、色の組み合わせにはこだわりがあるんですが、赤とミズイロは好きな組み合わせ上位に入るかもしれません。
チェリーって本当にかわいい・・
ピンクとか赤に合わせるのはもう王道でかわいいんですが、
それだけじゃもったいない!王道じゃない、かわいいを追い求めて作りました。
CHICHIPIではミズイロとかキイロって、だいたい人気ないんですが
これは人気でめちゃくちゃうれしかったです。
近々マステが出ます。
10代の頃マリーアントワネットにはまっていた時期があったんですが、そのときに知ったプティトリアノン。
オーストリアからフランスに嫁にきて、いろいろ疲れて嫌になっちゃったマリーアントワネットが、夫のルイ16世にもらった離れ。
これがとにかくかわいい。
假屋崎省吾さんが愛していそうなロココの真髄、ヴェルサイユ宮殿も本当に美しいのだけど、プティトリアノンはそこから煌びやかさを少し引いて、代わりに素朴な可憐さを足したイメージ。
白地に小花柄の壁紙、花柄のファブリックで作られたたっぷりのドレープ、真っ白なお部屋のアクセントになるピンクの家具たち
・・というとあまりに壮大なテーマですが
そんなフレンチっぽさをちょっと取り入れてして作りました。