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子どもの話を聞くって難しい

語りかけ育児、って聞いたことありますよね。
赤ちゃんと二人きりの静かな環境で、毎日30分の語りかけをする、というものです。

その意味で「語りかけ育児」は、ことばそのものを育てるだけでなく、子どもが温かい関係の中で本当に大事にされていると感じ取り、その結果自己肯定の感覚を十分に持てるようになることを目指しているといえるでしょう。

出典:0~4歳わが子の発達に合わせた1日30分「語りかけ」育児 より

私は上記のようなこの「語りかけ育児」の目指す姿がとても好きで、毎日30分とは言いませんが、日々意識して育児をしています。
これは子どもと向き合いながら、また子どもの様子を観察しながら行いつつ、大人がリードしていく手法です。
まだことばのよくわからない赤ちゃんの頃から始められる手法で、こうやって心を込めて語りかけているだけで子どもと良いコミュニケーションが取れているし、子どもの感性が育まれている気がして、この手法が育児の励みになっていました。

ただ、2歳を過ぎると子どもは話す喜びを覚えだし、こちらの思うように語りかけさせてもらえません。
子どもの話が終わるのを待って、それを受け取ってから語りかけることになるのですが、その「子どもの話を聞く」ことが難しい。
途中で遮ってしまったり、何言ってるかわからないから無視したりしていまいます。
私は我が子は徐々に「語りかけ育児」を卒業しつつ、「聞く育児」と呼べばいいのでしょうか、また違うフェーズに入ってきた気がしていました。

「語りかけ育児」から「聞く育児」へ

でも私は大人と普段話しているときから、人の話を聞くのが苦手なのです。
早く結論にたどり着こうとしたり、次に自分の話すことを考えたりしてしまします。
直したいけど直せない。
そんなある日、チャイルドコーチングの勉強をしていたときに知った事実に納得させられました。

【一部抜粋】
聞く方には能力の余裕がある
人が一分間に話せる量は平均して200文字前後です。
しかし、聞ける量はその3倍から4倍と言われています。
人が話せる量と聞ける量には大きなひらきがあるため、「話し手は一生懸命話をし、聞き手は話を聞きつつ違うことも考える」という状況が必ず発生するのです。
(中略)
また、話すことと比べ、聞くことは受動的行為です。
人はじっと座って待つよりも何かしら行動するほうが快く感じる性質がありますから、「黙って聞く」という行為は忍耐が求められます。
(中略)
話を聞いている間、自分のことを考えず、相手の話そのものと相手の表情やボディーランゲージに集中したのはいつでしょうか?
(中略)
人は普段人の話をあまり聞いていないのです。
(以下略)

チャイルドコーチングマイスター資格取得講座より一部抜粋

要するに、人は話せる量と聞ける量に大きな開きがあり、意識をしなければ人の話を聞いている間に話したくなるものだ、ということです。
なるほど、だから意識をしている人だけが「人の話を聞く力」を持っているんですね。
子どもの場合、親として教えてあげたい、早く間違いを正してあげたいという気持ちが追加されるので、さらに意識しなければ子どもの話を最後まで聞くことは容易ではないのだと思いました。

2歳のChichi。まだまだ何を言っているかわからないことも多いので、多少遮ったり無視してもよいでしょう(笑)
でも子どもがさらに大きくなってたくさんお話するようになったとき、しっかりと話を聞いて受け止めて、コミュニケーションをとってあげたい。
「聞く育児」がしたい。
そのためにも、今から「話を聞いている間、自分のことを考えず、相手の話そのものと相手の表情やボディーランゲージに集中」する練習をしなければと思いました。

まずは、夫で練習しよう(笑)

最後までお読みいただき、どうもありがとうございました(感謝感激)

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