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株で富を築くバフェットの法則 Part1

暇だったので、「バフェットの法則」なるものを読んでみた。超有名な投資の神様のような人。全米第二位の富豪であり、1956年に10万5000ドルで投資組合をはじめ、現在の純資産は202億円というとてつもないひと。
株投資における原理原則となるような考え方が記載されていたので、これは理解するのに時間がかかりそう。なんとなく読んでいる気持ちになるものの、自分自身の投資に活かされなければ意味がない、まずは言語化をするのだと、noteを始めるきっかけになったのがこの本。
じっくりと何回かに分けながら、自分でも理解できるように言葉に落としこんでいこうと思う。

冒頭部分から、バフェットの成功要因が書かれていたのでメモとして記載。
①頭がすごく切れる
②一貫した哲学に従っている
③メンタルが柔軟
④感情的にならない
⑤人の逆を行き、しきたりにとらわれない
⑥景気の循環にとらわれない
⑦長期的な視点を持ち、変動を気にしない
⑧最高のチャンスであれば、巨額の投資にも怯まない
⑨相場が動かなくても気にしない
⑩仕事を失うことを気にしない

さっそく自分なりに解釈してみようと思う。
とはいったものの、唐突な①の汎用性のなさがすごい、、、。どうやら本によるとIQのような話ではなく、結論を出すスピード感が早いということなのである。様々なデータを提供する多数のアナリストも不要とのこと。これは、投資における原理原則が分かっており、必要なデータもわかっているということなのだろう。

②に関しては、多くの投資家が自分には理解できないことなんてないと思いがちななか、バフェットは自分の知識の限界を知っているのが強みだという。ソクラテスの無知の知に近しい考え方か?自分には理解できないからこそ、自分の知らない産業には投資において、手をださないという。

③メンタルが柔軟ということについては、バフェットが自分の考え方を改め、ほかの考え方を取り入れようとした姿勢からである。自分が成功したときに、自分のやり方に固執することは多くあるが、投資の世界に絶対の正解はないのだと考えたうえで、できることは純粋にすごい。

④感情的にならないということについては、株価が上昇したときに喜ぶことも、下がったときに落ち込むこともしないということなのだという。下がったら、理性的に購入するということが長期的に勝ち続けるために必要なことなのかもしれない。

⑤人の逆を行き、しきたりにとらわれない。ということについては、多くの人と同じことをしようとする投資家が多いことに起因している。株でいうところのイナゴということかもしれない。ただし、人の逆を行くときに、感覚的にそうするのではなく、なぜ集団の行動が誤りなのかという理由を理解したうえで、何をすべきかを考えられるということが重要だという。これには、ある程度スキルが必要そう。初心者であるがゆえに、ほかの人の判断を重要視してしまうということはあるあるなので。。。

⑥景気の循環にとらわれないということについて。優れた投資家ほど、経済成長や金利、市場動向が予測不可能であることを受け入れているという。また、景気が上を向いているときには気分的には投資をやりやすいという中で、本当に最大の利益を得るためには、景気や企業業績が不調の時に購入するべきなのだという。そのために、その資産価格が本当の価値よりも低いかどうかを知る必要がある。では、その本当の価値とはどのように測定されるのか?これがバフェットの能力を発揮したポイントである。ここについて、重点的に今後拾い上げていきたい。

⑦長期的な視点を持ち、変動を気にしない。バフェット的には「保有期間は永遠」といったことでも有名である。「1年だけ15%の利益を得るよりも、毎年12%の利益を上げるほうが良い」とまでいっている。それくらい長期保有にこだわり、複利計算で利益を積み上げている。毎年利益を確定させていると税金がかかってしまうが、長期的に投資していれば、それはかからない。

⑧最高のチャンスであれば、巨額の投資にも怯まないということに関して。これは、長い間分散投資が慎重な投資法と言われている中で、バフェットは集中投資をしているのだ。なぜならば、リスクが高くなってしまうということに関しては、自分自身で投資する事業を深く理解し、それが経済的に見て割安だと考えたうえで投資するのであれば、リスクは下げることができるという前提である。

⑨相場が動かなくても気にしない、ということについては当たり前のように記載されているが、気になって仕方なくなってしまうと思う。なんとなく投資するのではなく、本当に良いものが割り安で購入できるタイミングで待っているのだという。

⑩仕事を失うことを気にしない、ということについては、俺はめちゃくちゃ気にするわ、と感じた。けど、バフェット的に言えば、「失敗を恐れて、大胆な行動を起こす気がないのならば、人に差をつけることも不可能なのだ」ということだ。何事もチャレンジしなければ、大成できないということなのだと思う。

ここまで、バフェットの投資の考え方、スタンス面を記載してきた。株は合理的な人が、会社の価値をどうやって測定するのかを深く考え、感情に流されることなく良いタイミングで購入することができれば、成功するのではないかと感じた。
現在、株を始めたばかりの自分にとっては、毎日毎日株価をみて、一喜一憂しているが、本当にそれは意味があるのか…?と感じてしまった。もっと感情的にならず、株が上下したときには、その理由は何なのだろうかと考えられるようになったほうがよさそうだ。その理由の模索についても、おいおい頭の中にあるものを言葉に落とし込んでいければと思う。