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さすらい

徒歩、自転車、自動車、バイク。
世の中には色々な移動手段が存在する。特に車は産業革命を牽引した過去の人々に感謝するしかない。

なお、これらを好きな順に並び替えると、
バイク、自動車、徒歩、自転車となる。
僕は精神年齢が極めて低いため、このクライテリアはおそらく僕の価値観で言う「カッコイイ度」、そして「現実逃避できる度」から成り立っている。

30歳になりたての頃、ヤマハのドラッグスター250という中型バイクを中古で初めて購入した。色々とありわずか一年で手放してしまったが、本当に楽しませてくれたバイクだった。


ドラッグスター。

客観的に見て、おそらく多くの人が厨二病だと思う名前だと思う。僕も思う。ただ、自分だけと向き合って、

「お前、本当はこの名前をかっこいいと思ってるだろ?」

と問いかけると、素直な僕は

「はい…実はそうなんです」

と答える。


このように、自分の素直な気持ちを大切にしたい僕ではあるが、二児の父となった今、実際の活用順は、
徒歩、自転車、自動車、なんなら新たにバイクを買うことは奥さんが許してくれない。

ただ、徒歩は徒歩でとても素敵だ。


他の移動手段と比べると、ゆっくりである。
ゆっくりであるということは、一つ一つと丁寧に向き合う余裕がある。
それは景色の中に小さな発見をすることだったり(たとえば紫陽花の葉の上にカタツムリを見つけるというような)、会話に注意を向けられることだったりする。

結局、環境に合わせて自分をアップデートしていくことと、素直な自分を持ち続けること、両方大事なのだ。

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