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くだを巻いた夜

昨日は急遽会社の飲み会になった。
なぜ連休前に行き当たりばったりで店を探すことになったのか。まったく解せない。そんな日に入れるのは碌な店ではない。汚くて不味い店に入る。自動的に飲み放題にされるような店だ。そういう店の生ビールはめちゃくちゃ不味い。ぬるくてシャバシャバしていて、不味いと騒いだら社長がもらってくれた。こういう店ではハイボールを選ぶのが安泰。学んだ。食べ物はどれも美味しくなかったが、中でも出汁巻き卵が凄かった。最早、出汁巻き卵ではなかった。変にモチモチしていて魚のすり身のような、なんだかよくわからない味がして恐ろしかった。絶対不法漁業でとられたような質の悪い魚が使われてるじゃん…。
まあ食べ物は仕方ないとして、飲み会自体はなんだかんだで楽しんだ。飲み会と言っても社員4名の小さな飲み会だ。わたしは上司や社長から「めちゃくちゃはっきりものを言う人」と思われていることが発覚したので、今までそんなに言いたいこと言えていないな…と思っていたので大いにそのイメージに乗っかって、更に酒の力も借りて言いたいことを言いまくった。
取引先の障がい者雇用に対する意識の低さや根底に感じる無意識の差別意識がムカつくことや、男性社会の枠組みから変えていかないと女性が評価されようがないことの怒り、社長の昔の武勇伝に対しては、そもそもそんなことがまかり通る世界がキモいと一蹴したりもした。わ、なんか新しい価値観の人来ちゃったみたいな反応は少しされたけど、まあそれでも一応話は聞いてくれるし、それに対して返してもくれるので(更にそれに対して反論したりもしたが)それだけでもまだいい環境なのかなとも思った。
兎にも角にも思っていたことが、意外とはっきり言えたことが嬉しかった。若干、言い過ぎたなとか経験不足ゆえの稚拙な意見だったかなと反省することもあるけれど。上司にサイコパスっぽいと言ってしまったこともちょっと調子乗りすぎたと思う。
そんな飲み会の話を帰って夫に話すと、サラリーマン街でくだを巻くオヤジみたいだなと言われた。確かに。

昨日はそんな感じです。

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