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ゴミを取りに行ったつもりが

朝起きても、目が痛かったので仕方なく眼科に行くことにした。昨日よりマシになった気もするけど、まだ何かいる気がする。
診療開始時間3分前に着いたら、もう15人くらい並んでいて、目に問題を抱えている人も沢山いるのだなと感心する。
入る時に「このような症状がある人はいませんか」とスタッフが紙を掲げていて、そこには熱、咳、倦怠感などと書いてある。あ、コロナのねと思ってたらその中に「充血」もある。「充血?!あるが?!」と思いスタッフを見ると「あ、目赤いですね」と言われる。慌てて「目にゴミが入って取れなくて痛くて」と答えると、すんなり中に入れてくれた。
こりゃ待ち時間長くなるなと思い、武田砂鉄の本を読んでいると、ふと前を通り過ぎた人に見覚えがあることに気付く。この間の手話の講習会で通訳をやっていた人だ(勝手に気が強そうで苦手だなと思った。一言も話していないのに)。わたしから離れた席に座って、誰かと手話で話している。視線を動かし、他の患者を目でかき分けて見ると、話している相手はなんとわたしの手話の先生。「えー!まじかどうしよう!でも席離れてるし、わざわざ声を掛けに行くのもな。うまく話せないし。話す場合の手話はえーっと、目にゴミが…」と頭の中でぐるぐるして本の内容が全く入って来なくなる。考えているうちに先生は中から呼ばれて、夫と思しき男性と通訳と一緒に入っていってしまった。ガッカリしたような、ホッとしたような。
すると間もなくわたしも呼ばれ、更に中の待合席で座っている先生の近くにある、目の検査の機械の前に座るよう促される。流石にこれは先生も気が付くだろうと、意を決して、機械前の椅子に座るなり振り向いて挨拶をした。「おはようございます(手話)」。先生もびっくりしながら挨拶を返してくれたけど、すぐにスタッフから「機械に顎を置いてください」と言われて会話終了。検査を受けている間に先生はいなくなっていました。次回の授業の時に話そう。
初診なのでいろいろ検査されて、利き目が右だと知りました。肝心の目のゴミは見つからず、もう取れて自分が洗ったり擦り過ぎたせいで炎症を起こしたのではないかという、かなり残念な結論。
しかし、写真を見る限り、緑内障になりやすい人が大きいという白い部分(ってかそれは何)が少し大きいらしく、多分大丈夫だと思うけど今の症状が落ち着いたら一度緑内障の検査をした方が安心と言われてしまいました。
おいおいマジかよ。最近ラジオで緑内障の検査を受けましょうってCMをよく聴いていたけどさ〜。視力は関係ないっていうから若干気になってはいたけどさ〜。
まあ、目にゴミがある気がして受診したことによって緑内障の兆しが発見されたのであれば、良いことだとは思うけど。ポジティブに考えれば。
ただ、また来なきゃいけないのは面倒くさい。検査って結構お金がかかるしね…。

昼ごはんにワインとパスタを食べたら、気分が良くなって今日は前向きな気持ちでダラダラしちゃうぞーと、ゴロゴロしていたのだけど、時間が経って酔いが覚めると、もともと行こうと思っていた美術展にやっぱり行くべきだった…とウジウジして気分が落ち込んだ。
今からでも準備すれば……と思いながら時が流れ、30分昼寝。
夕飯は食欲があまり無いのに頑張って食べたら、胃が痛くなってきた。胃薬飲んで寝る。

今日はそんな感じです。

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