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甲状腺がん+肺転移 術後の日常

自分の家に戻ってからは、日常にはすぐに馴染んでいた。
フラットで寝づらいのも首の締め付けられる感じや突っ張る感じが時々あるのも変わらずだったけど、こんなものなのかな?…と思っていた。

締め付けられる感じはあったけど、飲みこむ時にむせたり、違和感は無く普通に食事を食べたり、飲んだりしていた。

職場では常にタートルネックの服を着ていたけど、たまにハイネックの服だと多分テープは見えていたんだろうと思う。

他のスタッフでタートルネックを着ている人はらいないので、かなり違和感あったと思う。
しかも長期休暇後から急にタートルネック。
でも、誰も何もそのことについて触れてこなかった。


今まで薬が苦手でほとんど飲んだことが無かったけど、薬も飲み忘れなくちゃんと飲んでいたし、創部もオイルで保湿してテープを貼って、そんないつもと違う動作も全てが日常になっていた。


ただ、いつも違ったのはこの頃、よくお腹が下っていた。
乳酸カルシウムが5gになってからだったので、そのせいなんじゃないかとずっと思っていた。
もともと便秘だったのが、けっこうゆるくなっていた。

ホルモンが好きで術後すぐから食べたかった。
入院中、医師にホルモンが食べたいー!と言うと、笑顔で退院したらぜんぜん食べていいですよ!と言われたけど、怖くてなかなか食べれなかった。

ホルモンを食べたのは退院1ヶ月後くらい。
自宅で1人ホルモンをしてみた。
小さくカットして食べようかと思ったけど、カットしなくても普通に食べることが出来てホッとした。

この頃にはもう残業もして日常が戻っていた。

そんな些細な日常はあっという間に終わり、5月には次の治療が始まった。

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