甲状腺がん+肺転移のヨード治療入院

1週間の自己ヨード制限を無事に終えて、病院に入院。


そして驚いた。


入院中は病院食以外は一切口にしてはいけない。
自宅ではフルーツokだったし、飲み物も100%ジュースはokだったけど、それら全て禁止になった。


てっきり、入院してもそれは継続されると思っていたのはかなり甘かった。
そこで1週間早めに入院したことを少し後悔した。


それでも久しぶりの誰かの作ってくれた料理はそれなりにおいしく感じた。


内服前までは大部屋で、内服から隔離棟になることもあるし、内服前から隔離棟の場合もあると聞いていたが、この時は内服前から隔離部屋で最初は1人で寂しかった。
すぐに1人が快適になっていたけど。


食事を取りに行く時に廊下でみんなで自分の状況や治療の話に花が咲いていた。
みんな同じ甲状腺がんで、つらいヨード制限を乗り越えてきた人たちなので一瞬で仲良くなれる。


前回の手術の時も思ったけど、入院は少し旅行に似てる。
荷物はできるだけコンパクトにパッキングをして、大部屋はまるでドミトリーみたい…
海外旅行中も同じ日本人というだけで一瞬で近くなるし、アジア人というだけでも仲良くなれることも多い。


1週間は特に何もすることなくひたすらヨード制限食を食べて過ごす。
海外旅行中は半年くらい日本食が食べられないこともあるので、3週間くらい粗食でも平気だと思っていた。
実際内服まではずっとそこそこ美味しく全量摂取していた。


3週間寝て過ごすと体力が落ちそうなので、とりあえずいつもと同じ生活を心がけて、なるべく起きて過ごす。


チラージンを休薬しているのでTSHは爆上がりでしっかり機能低下症になっていたけど、体感的には倦怠感もなくいつもと全く変わらなかった。


入院1週間はあっという間に過ぎて、2週目になった。
2週目からは血圧が問題なければ利尿剤を飲むので水分を多めに摂取するよう言われたけど…
取れる水分は給湯器の番茶と水とブラックコーヒーのみ。


水分がなかなか進まない。


なぜなら…
変わっているとよく言われるが、水が大嫌いで日常生活ではほとんど水を飲まない。
水分としてはお茶やジュースは飲むけど、無味無臭の水が苦手。

そしてついでにコーヒーも苦手。
飲めるけど、ガブガブは飲めない。


そうなると番茶一択になってしまう。

内服後も水分を1日に1リットルは飲むように言われている。
隔離の時は番茶を取りに行けないので、ちまちまペットボトルに番茶を冷ましてから入れて冷やしていた。


頑張って番茶を飲んでいたけど、なかなか進まず一日1リットル程度が限界だった。


利尿剤を飲みはじめてから尿量が増えたけど、飲んでるから出てるだけのような気がする…


 血圧が100切れると利尿剤は中止になるので100切れればいいのに…と思うが、いつもギリギリで利尿剤内服になっていた。





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