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私がやりたいことつて

同僚が、「私は哲学対話の実践を勤務校でしています」と話し始めた。

今日は、それぞれの勤務校でどのような実践をしているか発表する場。

その発表の一つがそれだった。

発表を聞いていると、
それ、違くない?それ我流すぎじゃない?と言いたくなる自分が顔を出す。

自分こそ、大して実践も重ねていないのに
他者にそんなことを言いたくなっている自分を
慌てて諭す。

 まだそんなつっこみを入れられるほどのたまではないだろ、自分。

発表後、賞賛の波。

素敵な取り組みですね。
私もぜひ参考にしたい!
さすがです。

ぼーっとその様子を見つめる。

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大切になったものを
他者に先に扱われてしまった悔しさ

本当は自分の方が先に魅力を見つけていたのにと、今更どうにもならない無駄で勝手な順位争い

自分の方がもっと大切なことを、正しく伝えられるという根拠のない自信

なんかそんなものが私の頭と心を渦巻く。

そんなこと思って苦しくなるなら自分が先に発表すればよかったじゃん。

勇気を出すのが遅かっただけだろう。


そう、そうなのよ。

そして私は心を静かに閉じる。

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哲学対話。

私が出会ったのは、3年ほど前だろうか。
知人からそんな活動があることを聞き、
本を読んだことをきっかけに、
その世界に惹きつけられた。

世の中は不思議なことで溢れている。

何が真理なのかわからないことが多すぎる。

でもそれを誰かと一緒に話したい。
自分以外の人がどう考えているのか知りたい。
他の人の考えと自分の考えを混ぜ合わせて深めて考えたい。

それができる場。
だから私は惹かれる。

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もしかしたら、発表内容に正しいも何もなかったのかもしれない。

達成したい目的にあつたやり方を彼女は
我流で作り出していたのかもしれない。

私がやりたいことって、
なんだったっけ。

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