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手紙送付の無責任行動 2020年4月22日の日記

・朝。ゆっくりさん。シャワー浴びながらいいこと思いつく。今はもう忘れた。うっかりさん。歩いて駅迄40分。散歩。DVD返す。しっかりさん。散歩。2時間。帰宅。先輩に贈り物。次いで手紙を書く。2枚分。2年ぶりの手紙。昔買った便箋。杵柄。酢豚。作る。オイスターソース。ケチャップ。酢。梅干し。いちごジャム。厚揚げを肉がわりにするということ。椎茸は多く入れると好きということ。『あの人に逢えるまで』見る。パーフェクトムービーとはこれのこと。目しぱしぱ。コンタクト限界。

・朝、良い短歌の題材を思いついたはずだったんだ。良かったことだけを覚えている。

・そういえば岡野大嗣がそういう感じの短歌を詠んでいた。

たった今うれしい夢をみていたよ うれしかったのだけがわかるよ

・『あの人に逢えるまで』観てない人も多いと思うからネタバレしないように言おう。傑作。きっとこの構造にすぐ気づく勘の良い人もいるだろうけど、この映画はそこが重要なんじゃない。それがわかったとしても、ストーリーの運びに驚嘆を覚える演出がある。ああこういうものが、いまだ切実に韓国にあるのだという気持ちにさせる。短編と思えない、長編を見ていたと思えてしまうような重厚かつ繊細な心の機微を感じ取ってしまう。私の。エモーショナルに振り切ることなく、語り尽くすという映画がかなり好きだな。以前先生ともそんな話をしたな。『スウィング・キッズ』観た報告をしたとき。

・今日は先生から連絡が来て少しメッセージでお話できた。私があげた紅茶を毎朝飲んでいるというご報告。私は最近視聴した韓国映画の報告。キム・ギドクトークをちょこっと。会いたいよ〜。先生!

・先輩にお土産と手紙を送った。メルボルンに行ったとき買ったものなんだけど、3月末に会う予定が潰れてしまい渡しそびれていた。モノだけだとなんだか味気ない気がして手紙を書いた。2年前に手紙を書いたときの便箋を使った。月のやつ。色々と感情が絡む便箋を消費した。内容は取り止めがない。ないもない。思いつくがままに、徒然なるままに、文を書いた。

・手紙の良いところは、自分の文章が自分の手元に残らないところだと気づいた。今ってどんなツールを使っても自分の文章を読み直すことができるんだけど、手紙は写真に収めない限り、もう文章を読むことがない。相手しか私の文章を覚えていない。私が書いたものを私が一番早く忘れてしまうのだ。残らない文章は、ロマンティックでありながら無責任だと思う。いくら甘い言葉を書いたって、自分は忘れてしまう。相手は形として受け取ってしまう。このどうしようもない不平等さ、無責任さを愛したいときに手紙を書くんだな。現代は。

・大事なとき、大切にしたい人にこそ手紙を書いてきた私だけれど、大事な局面にこんな無責任な行動を取ってきたと思うとゾクゾクするね。恋愛的だね。まったく!

・家を出てすぐの草むら。ポピー?が沢山咲いているね。春だね。Yogee New Wavesだね。

・なんで天草なのに聖徳太子なんだ?

・道端に点々と落ちているティッシュ。近所には、両親に捨てられに行く途中、帰り道に迷わないよう一枚ずつティッシュを捨てていった兄妹がいるようです。

・道端に捨てられたパソコンのデスクトップとトイレのソテー。

・鯉が集まってくる川。

・地元、田舎です。菜の花が咲いている。

・小学生のころ、祖母と一緒にトマトを買いに行っていたビニールハウス。いつの間にかゾンビになっていた。

・また会おうね〜!

#日記 #映画 #あの人に逢えるまで

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