切り札を使ったら蓋が外れ、涙が止まらない②

2020年6月26日(金) 晴

今日は、きっついなーと思いながら、朝からなんとか仕事をこなしてきました。

昨日の続きを書こうと思います。

何から話していいかわからず、解離

主治医との会話は「1週間どうした?」から始まる。パッと思い出せないことがほとんど。あれ?あれ?となりながら、ああ、仕事でこんなことがあった、こんなことを感じた・・と話すんですが。。。

昨日の場合は、違った。
何かを話そうにも、声がでない。というより言葉が思い浮かばない。体も動かないし、視線は床。ぼんやりとしか物が見えない。
これ、解離状態です。

こんな時、質問してきたり、どうしたんですか?とも言わない。
しばらく、動けない私をじっと待ってくれる。
むしろ、私の方が、次の人が待ってるのに、早く話さなきゃ。と焦るくらいです。

やっと話したのは仕事のこと

「何か仕事で忘れて困ったことがあったんですか?」
と言われ、やっと仕事でミスをしてしまった。でも上司が今の私の状況を理解してくれていて、私がミスしなくて済む様に仕組みを考えてくれている。

とこの後、仕事をどうやってるか、何が困っているか。。。と話をしているうちに、どんどん苦しくなって、息が吸えない。。。。という状況に。
なんでこんなに苦しくなったのか、すでに今この記事を書いている私は覚えていなくて、歩くのもやっとだったという事実しか頭になく・・・

とにかく、診察後、とても家に帰れる様な力がなく、しばらく待合室で休んでしました。
ボロボロと、人間こんな大粒の涙が流れるんだ・・と思うほど悲しくて泣く

頭の中がグルグル、何を考えているのか、私はいまなんでここにいるのか?私は今、何をやってるんだ?とわからなくなる

解離して体が動かず

また苦しくなって、どんな体勢でも苦しくて、身の置き所がない。ただただ苦しい

仕事いけないじゃないか・・・なんでこんなことになるんだ。ここまで築いてきた物がまた崩れ去るんじゃないか、と悲しくなる

このローテーション、何回か繰り返しているうちに、あっという間に2時間以上経過・・・・

仕事に間に合うのか?

昨日は14:30から仕事の予定が入っていて、その時間までに帰宅して準備をしなければいけません。

病院から家まではドアツードアで40分くらいです。

13時すぎ。。。

午前の診療を終えたドクターが声をかけてくれ、対処してくれるも動けず。
「仕事があるんです」と話すと、「うーん、これじゃあ、ちょっと難しいですって、電話して伝えなきゃですね」と。

いや、そんなことわかってるんですよ。

でも、改めて言われて、もう、電話するしかない・・・と心を決めて上司に電話。40も過ぎたいいおばさんが泣きながら「すいません。。。体調が悪くて・・・・」と話している。
なんだかもう、情けなくて。情けなくて。
電話した後は、ずっと泣きながらうずくまっていました。

悲しみが怒りに変わる

そこから数10分が経過・・・
ふと、体動き始めました。と、同時にでてきたのは
「あいつが生きている限りはこの苦しみからはのがれられない」
「父を殺す」
という言葉でした。

電車に乗っている間、

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
包丁は家にあるから、買って行かなくていいな。
帰り道に新幹線に乗るか。いや、一回家に帰って夫に行ってから行くか。
刑事弁護はあの人にお願いできるかな
そういえば、酒に薬飲ませて死なせることもできるな
どんな薬を持っていけばいいんだ?
まさか大好きな娘に殺されるとは思ってないだろうな。
いいきみだ。死ぬときの顔、まざまざと見てやるよ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

こんなことを思いながら、途中で新幹線に乗るために乗り換えようとしたりしながら、持っていた傘をずっとひきづりながら、家に帰ったのでした。

いざ帰宅すると、子どもたちがいて、夫がいて・・・
明日も仕事があるし、今日これからは実家にはいけないか。

と諦めた私でしたが、そうすると、また怒りは苦しみと悲しみになって私を支配し続けました。

今回初めてできたこと

私は日々の状態を夫には話しません。
夫も、あまりいろいろ聞いてきません。

たまたま夫とLINEのやりとりをしている時に

「この前に日曜日のことから、不安定だから」
「私、いつかお父さんを殺しにいくと思う」

と、送ったのです。
父と取っ組み合いの喧嘩をしたことのある夫は

「お前の気持ちわかるよ。」

それ一言を返してくれました。

ああ、今の私には、味方がいるんだ。
大人の男の人が私を守ってくれる。

そう思った時、少し気持ちが楽になりました。


今日も、最後まで読んでくださってありがとうございました。

また、明日も頑張って書きたいと思いますので、どうぞ読んでやってください。



いつか、この治療記が同じような苦しみを抱える人の役に立つと良いなと思っています。サポートよろしくおねがいします☺️