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3月3日(火)晴れ24歳、現実を虚構で乗り切るための香水について

熱が出て仕事を休んだ。ここのところカジュアルに熱を出してしまう。最近の発熱すべてに共通する原因があるのかどうかははっきりと分からないが、今日のは十中八九、昨日夜風に当たりながら歩いて家に帰ったことだとおもう。でも、楽しかったんだもん…。

日中はパブロンを飲んで寝たり起きたりしながら昨日の友人との会話を振り返っていた。小学生の時分はランドセルを背負って一緒に歩き、夕方の音楽室での合唱、ヴァイオリンの合奏、給食当番、やる気のないマラソン大会、交換ノート、小説の勧め合い、たまに漢字テストの勉強をした。中学に上がると部活も違ったけれど、付かず離れずの良い距離をずっと保ってきた。そんな彼女と今になってまた会い、タイ料理屋で身体の相性が…とか、前戯の割合が…とか、真剣な顔をして話すようになるのだから人生おもしろい。時間は流れていくものだ。

私たちはもちろん過去に沈殿してはいられない。明日も働き、日常をやっていかなければ。でも今まで私が未来に進んでいくためには、過去の蓄積に背中を押してもらうことがぜったいに必要だった。だから今日もこうして日記を書いている。昨日歩いて家まで帰っているときも色々話した。彼女は最近、つらみと戦うためについに香水を買った、と言っていた。「その香水すごくて、嗅ぐと、ほんとに桜吹雪の中で日本酒の香りなんさ!!」と熱弁していた。桜吹雪の中で日本酒の香り…?何それ、気になりすぎる。家に帰った後で検索したら、どうやらJ-Scentというところの「花見酒」という香りらしかった。

化粧と同じく、香水も現実を虚構で乗り切っていくためのツールだとおもう。私が香水を使い始めたのは大学の途中からで、常用しているわけではないし、持っているのは今のところ2種類。雨の日や憂鬱な日、あとは眠るときにちょっとつける、薬みたいなものとして使っている。雨でも、憂鬱でも、その香りがする限り、花吹雪の中で日本酒、もそこにいてくれる。明日からもかましていくために、本日は香水をつけて眠りましょう。子どものときは、辛くてもこんな戦い方は思いつかなかったね。

本日もたいへんお疲れさまでした。明日もメメント森の熊。

P.S. みなさんの好きな香水についてもお話ききたいです。

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