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バイト放浪記

文章を書くことは好きだけど、いざ書くとなるとなんだか暗い内容ばかりになってしまう。

何かと考え込んでしまう性格なので、1人の時間は重宝している。休みの日はこうやって文章を書いたり、何も考えずに絵を書いてみたり、定期的に部屋の大掃除を行ってみたり。溜め込みやすい分「発散」の時間を大切にしているのだ。
中でも文章を書く時間が好き。全ての発散行事の中で特に心がスッキリするし、記憶もないほどに筆が進み15分ほどで書き上げたときの感覚がたまらなく好きなのだ。言うなれば、人生の中で最も数値の高い「悦」である。

だから文章を書く習慣は失いたくない。そこで通勤電車の中で「このお題なら書けそうかも」とお題一覧を作ってみるが、悲しいかな。家に帰っていざパソコンと向き合うと手が動かないではないか。書いては消し書いては消し、最終的にそのお題ごと放り投げてしまうのだ。そう。私の最大の弱点は、ショッキングな出来事がお題でないと文章が書けないことである。
私が文章を書く流れは大体いつも決まっていて、まずショッキングな出来事にぶち当たるのを静かに待つことから始まる。大きな決断をしたり、誰かとの別れがあったり、傷つくことを言われたり、そんな類の話である。そしてぐるぐると考えていても晴れない気持ちを整理するために文字を書くのだ。だからふとしたときに過去の記事を読んでみても、楽しくない内容ばかりが並んでいる。それがなんだか嬉しくなくて。文章を書くことは楽しいのに書く内容が楽しくないというギャップがもどかしい。それにショッキングな出来事なんてそうそう起きるわけもなく、すっかりnoteとはご無沙汰になってしまった。ショッキングだった出来事を衝動的に文章にすることは得意だけれど、日記のように温かい気持ちで文字を書くことはどうも苦手なのである。

そこで練習をしようと思った。
衝動的でない出来事を定期的に書く練習。

何を題材にしたら継続的に書けるかなー?と考えてみた結果、過去のアルバイトでの出来事をつらつらと書き連ねようと。
私は同じ環境に身を置いていると「このまま死んでいくんだ…」とノイローゼになりがちなので、高校2年生から現在(22歳)までで計20近くの職場を転々としてきた。つまり1アルバイト1記事とすると20記事も書けるのだ。私の飽き性な性格が初めて役に立ちそうだ。

ショッキングでない話を題材に文章が書けるのか。いつもの如く途中で匙を投げてしまいそうだけど、気が向いたときにのんびりと書き進めていこうと思う。

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