20周年にして人生の好敵手が猛威を奮う
多くの人は人生という言葉にどのようなイメージを持っているのだろうか。
大学を出ていい会社に入って、気の合う伴侶を見つけ跡継ぎを育て、老後はゆっくりと余生を過ごす?
その場合、
大学に入れなかったら人生はないのか?
いい会社に入れなければ人生はないのか?
気の合う相手が見つからなかったら人生はないのか?
否、氷河期を経てモラルハザードの時代の到来を見た我々は知ったはずだ。
そんな理想には永遠に到達しない事実を。
そんな優雅さなど現実には存在し得ないことを。
だからこそ我々はただ一つの真実を求めた。
CLANNADこそが人生だと。
その時代は長いこと続いた。氷河期に凍え、不景気に打ちのめされ、現実には希望など一つも無い中、ただクラナドというマッチの明かりに暖を取り生き延びてきた者達。
その一つの合言葉が『クラナドは人生』
後に称号は『文学』『経済』もろもろ羅列されることとなるが、『人生』の重みは他とは比較にならないほどに重厚かつ深遠であった。
時は流れ2012年『小説家になろう』で一つの作品が生まれた。
『無職転生 - 異世界行ったら本気だす -』
読んでみると、それは人生だった。
どうしようもないくらい、人生だった。
出会いと別れ、家族との確執、葛藤と戦い。
そこには人生に必要なものが、徹頭徹尾、全て詰まっていた。
Wikipediaの伝承によればリゼロの作者をもってして『これこそが人生だ』と言わしめたとされている。
リアルタイムで読んでいた頃は続きが書かれるのが待ち遠しかった。
完結した頃にはアニメ化も頭にはよぎっていたが、このなろう原典を中途半端なものにして欲しくないという気持ちの方が強かった。
そして2018年、同じように考えた人々が納得のいくものを作り上げようと、スタジオが新たに設立され、2021年冬期から放送が始まったのだ。
出会い、別れ、葛藤、絆。
これは誰もが望んでは得られないものだ。
本来あるとされながら、現実には足りていないその部分を完全以上に埋めてくれる、その『物語』にこそ我々の『真実』が求められたのだ。
そして我々はここに新たな『人生』の誕生を祝福するものである。
以下、X(ツイッター)より祝福のポスト(ツイート)をごく一部引用する。
ヘウレーカ!
ハレルヤ!
※検索ワード
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