見出し画像

【仕事の出来事】営業日と営業時間、業務時間とは?

ある勤務先のお話。

そこは小さな会社で、社長は外国人(アジア)。
定期的に日本に来るようにはしているみたいだけど、社長の出身国がその人の拠点。
私以外の社員もみんな外国人(アジア)です。
日本オフィスの社員は日本在住。
日本の他に2カ国にスタッフがいます。

当然ですが、日本オフィスは日本の法令に則って勤務しています。
他国も同様に所在地のルールの中で勤務しています。

契約書にきちんと「完全週休二日制」と記載があって、基本勤務は平日の9時から18時とも書かれています。

さて、問題です。
上記の条件で、通常考えられる「営業日」とは?
じゃあ「営業時間」は?
さらに「勤務時間」はどうでしょう?

そして、会社が従業員に対応を指示できる時間は?
メールの確認や返信を求められる時間は?
社内連絡用のLINEに返信がないと、急かしてもいい時間は?

私の「普通」で考えると、営業時間=勤務時間の職場なので、業務関連の対応をするのは平日の9時から18時までなんですよね。
それ以外の時間は、極端な話1分でも1秒でも強制はできないと思っています。
それはたった一つのLINEメッセージでも。
緊急の内容だったとしても。

この緊急ってすごく難しいと思うのが、受け手の感覚と個人の対応の差ですよね。
Aさんは時間外でもメールのチェックはするタイプだとしたら、メールを確認するので内容が分かります。
そうすると「緊急だ!」と判断した場合、良かれと思って対応するように連絡をしたりするんですよね。

でも、Bさんは時間外は一切の連絡を見ないとしたら、そもそもその緊急とやらは確認していないから、無視しているのではなく知らないんですよね。
さらには、同僚のAさんの連絡も時間外だから確認していないとなると、対応を求められていることを知る由もないんですよね。

この時、Aさんタイプの人は「クライアントからのメールは見ていなくてもLINEくらい見るでしょう。連絡しているのになんで返事すらしないわけ?」と思ったりするわけです。
じゃあ、一切の連絡を見ていなかったBさんタイプの人は責めを受けないといけないんでしょうか。

時間外に社内の連絡を見るかどうかは、強制できないし個人の自由ですよね。
Aさんのように見た方が安心できて、仕事時間外も気持ちよく過ごせるなら、個人の範疇では勝手にすればいいでしょう。
共有連絡も送るだけなら、勝手にすればいいんじゃないでしょうか。
日本は一部欧米諸国のように「休みの人に連絡してはいけない」とまでのルール設定はされていませんし。

ただ、それ以上は求めてはいけないんじゃないでしょうか。
理由は簡単で「業務時間外だから」
もちろん、時間外の対応の差で会社が個人の評価をするのも、フェアではないですよね。
実際はよくある話ですが。

私は最近、どうもストレスと上手に付き合えていない気がします。
休みの日でも仕事のことが頭から離れなかったり、喉元がつかえる感覚があったり。

原因はこの仕事のことだけではないでしょう。
でも、この仕事環境も一因だとは思っています。

だからこそ、メンタルがやられる前に持ち直したいわけですよ。
精神的にダメになっても、会社は何もしてくれないし、自分の人生が変わるだけですからね。

他人は変えられないとはいえ、自分を守るためにも「時間外に応える人」も断ってほしいと本心では思っています。
まあ、私にとっては大して緊急でもない内容だと思っているからというのもありますが。

そうやって環境から共通理解として、時間外に連絡したことへの対応を求めるのは適切ではない、返ってきたらラッキーくらいに思っていてほしいんですよね。

もし、どうやっても時間内に終わらない、時間外の対応が必要だ!というのが変わらないのであれば、原因と対策を洗い出す必要があるんですよ。
「私が連絡したんだから対応して」ではなくて。

業務量が多すぎるのか、処理スピードが考えうる平均と比べて格段に遅いのか。
見落として対応していなかったのか、それなら見落とさないためにどうすればいいのか。
時間外の連絡にも対応を求める必要があるなら、勤務時間をずらして会社としての対応時間を伸ばすとか。

いつまでもAさんタイプの人でいられるのであれば、それほど気にしなくていいのかもしれないけど、Bさんタイプは辞める以外に選択肢が無くなっちゃうし、そうなって困るのは会社なんですよね。
だって、せっかく育った社員がいなくなるのは特に小さい会社では大きな痛手ですからね。

私は今のところ「時間外だから」と反応だけはして主張する元気は残っていますが、どうなることやら。
健康を害してまでする仕事なんて、この世に一つもないと思っていますからね。
どうしても無理ってなった時は、1ヶ月前どうのなんて考えられないので消えますけどね。

立場の違い、考えの違い、みんなが完璧に分かり合うことはできないし、納得の上で進められることばかりではないからこそ大事にしないといけないもの、決めないといけない一線ってあるよね。
落とし所と言いますか…

社長は「会社を成長させるために」というのが、一番大きな考えで、そのためにクライアントの希望には120%で応えたいんでしょう。
もちろん、従業員にとっても会社の成長は大事です。
売り上げが上がれば、給料も上がるので。

でも、クライアントの希望に120%で応えるために、社内環境が著しく悪化るというのはバランスがあまりにも悪すぎるのではないでしょうか。
社員の能力が〜〜というのであれば、最初からできる人を雇えばいいんじゃないでしょうか。
そういう話になってきます。

さて、週初めの月曜日。
休日前からの無理な命令的な話と朝からの無理難題を求める連絡で、日本オフィスの雰囲気は最悪です。

険しい一週間の始まりですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?