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【書く習慣】#21 Twitterってときどき難しいよねって話

日本人のTwitter利用は本名ではなく、匿名性の高いツールになっているらしい。
他国と比べると、本名を明かしていない、写真の顔がわからないように設定しているユーザーが多いそうだ。

私もTwitterは使っているが、本名はどこにも書いていないし、写真も自分の写真だが顔は隠している。
ついでに言うと、フォロワーに元々の友人はいない。
アドレスの検索でヒットしないように、誰にも明かしていないアドレスを使用した。
友達に隠す必要があるわけではないが、反対に明かす必要もない。

今でもつながっている友達はTwitterを見てどうこうという必要はないし、連絡は他のツールで直接取れる。
Twitterを始めたのは日本語教師の情報収集やブログを始めたし、やってみようかな〜くらいの気分で始めた。
学生時代にはすでにTwitterが流行っていたので、同年代と比べると遅いTwitterデビューだった。

最初こそ、情報収集は自由だけど、自分が発信する情報に関しては何か連続で発信したり、統一感を持たせたアカウントにしたり、誰かに役立つ情報を発信したり……そのように使うのがいいのではないかと思っていた。
一般人の一個人の日常はたいして需要はないだろうし、自分もうっかり愚痴とか書き込まないように、と気を張っていた。

この考えはあっけなく終わる。
一個人の出来立てアカウントはフォローされる価値を生むまでは時間がかかる。
私も誰もフォローしていないと怪しげな感じになる。
そもそも、140字で簡潔に、誰かに届ける価値ある情報なんてそうそう続かない。

適当に単語帳を見て、毎日英単語をあげる
英単語ではなく台湾華語で同じことをする
海外生活の経験をあげる
日本語教師のあれこれをあげる

そんなことを考えたが、うまくはいかなかった。
と言うのも、語学に関しては人に伝える・教える前に自分がそのレベルに達していないので、意図せず嘘を広める可能性があった。
「勉強中の身です。正誤は個人で判断してください」なんて逃げの一文を書いておこうかとも思ったが、有益と思われる情報が多い中で使えるかわからない情報ですがなんて、謙遜であっても書いていたらフォローはしてもらえないだろう。

海外生活も日本の生活が長くなってくると鮮度が落ちる。
現在進行形の在住者も多く、個人でも情報発信がさかん行われている今、「以前住んでいました。今の情報は個人で確認してください」ではこれまたほしい情報にならない。
鮮度が落ちた情報はフォローしてまで追いかける情報ではない。
自分で確認しないといけないなんて仕事が増えるだけだ。

日本語教師のあれこれは限定してしまうと余計なことを言い過ぎてしまう。
学生のこととか、学校のこととか、わざわざ明かさないほうがいい情報はいっぱいある。
もちろん個人が特定されかねない情報は業界に関係なくNG。
特に日本語教師は狭い業界……面倒は避けたい。

そんなことで、結局芸能人でもなんでもない自分が、自分を明かさないままあれこれ「つぶやく」ごく普通の使い方に落ち着いた。
結局、これがいいんでしょうね。
不思議なことにたいしたことを呟いていなくてもフォローしてくれる人はいるし、誰とも知らなくてもTwitter上では少しお近づきになったりすることもある。

ようやく自分なりの使い方が落ち着いてきて、最近はもっぱらToDoを書いておいたり、仕事の気持ちを少々吐いたり、SHElikesの進捗を書いたりするのが多くなった。

日本語教師界隈は定期的にモヤモヤが発生する。
各々の意見を出し合っているだけと言えば聞こえはいいが、Twitterではどうしても議論にはならないし、うんざりすることもある。
先日も発生していた。

個人的にはその手の話題は目に入ってしまうけど、コメントしたり話に入ってみたりするのは避けている。
正直、個々の意見が合わなかっただけのことに加勢したくないから。
私の使い方のスタイルではないからでもある。

多分だが、最初に書いた人も誰かに否定されるのを前提で書いているのではなく、日常であったことを少し吐き出したかったくらいなのではないかと思う。
他の人の意見が聞きたいときは「どうですか」など投げかけがある気がする。
だから、賛否が分かれる話題で投げかけがない場合は、特別コメントを求めての発信ではないと判断する。
その上でコメントすることもあるが、少なくとも攻撃的、その人の呟きを否定するようなコメントはしないようにしている(つもり)
意見が合わないときは流す。
あえてコメントしない。

先日、私も仕事のモヤモヤを吐き出した。
詳しくは書かないが「〜で困ったな」という類のツイートをした。

その後、他の人が「この話はTwitterでしてはいけないんじゃないか」と疑問を持った旨のツイートをRTなどはせず個人でしていたのが目に入った。
のちに私個人に宛てたものではないとわかったが、そのときは私のツイートに対してだと思った。

ダメなんじゃないか、に賛同している人のコメントも複数あり、自分が意図していない否定的なことも書かれていたので、私は静かに自分のツイートを消した。
その上で、誰にも宛ててはいないが認識が甘かったかもしれない旨だけ書いておいた。

さて、その後、ここ数日どうだろう。
正直に言おう。
もやもやしている。

誰かを攻撃したわけでもないし、誰かの何かを否定したわけでもない。
ただ、私の次の仕事が〜で辛いと心情を出しただけだ。
含んではいけないと指摘があった点は、留学ビザに関する根拠ではあるが、法的罰則はなさそう。
(この点は調べた限りでは罰則の有無にいきつかなかった)
つまり、Twitter利用のルールは逸脱していない。

ここで逸脱してしまったのは利用者一個人の感覚。

個人のことまで全部に気を使うと無理が出てくる。
Twitterはコメントなどで仲良くなったと判断できるまではフォローしてほしくない人もいるし、フォロワーでもないのに急にコメントしたら失礼だと思う人もいる。
コメントには何かしら反応するのがマナーであって、読みっぱなしにしてはいけないなどもあるらしい。
正直ついていけない。

そして、それらは個人にとっては当たり前なので、わざわざプロフィールなどで明かしてもいない。
つまり、そんなみんなの個人ルールを全部守って「正しく使う」のは無理がある。

じゃあ、ここまで自分で分析したのに何をまだもやもやしているんだ。
これだけ考えたのだから「合わなかった。無視しておこう」でいいはずなのに。

ああ、心のどこかで「合わないなら放っておいて」と思っているんだ。
共感はしてほしいけど、否定はしてほしくないとか、「気持ち」に違うんじゃないのか、間違っているんじゃないのかという訴えは、その時の私には癇に触るものがあったとか。
もしくは、その人のツイートに引っかかっているんだ。

その人のツイートは人のツイートに対して「〇〇と見たけどこれって書いちゃいけないんじゃないの?」のように個人ではなく全体に疑問を呈して、私みたいな人じゃない親切な人がコメントを残したら「ただの疑問だったんです」と書いていることが多い。
うん、ただの疑問なんだろう。
知らない人だから、どんな人なのかはわからないし、文字以外の情報を断定する気はないが、本当に疑問だったと思いたいので、そうする。

でも同時に「〇〇と書かなければいいのに」などと他人のツイートの方法に自分のルールを当てはめようとしている。
例えば、私が「〇〇は嫌い」と書いた人がいたとしよう。
その〇〇に属性が入っていたとする。
そうだな……「カフェで長時間MacBook開いている大学生は嫌い」とか。
そうすると「なぜMacBookと書く必要があるのか、パソコンと書いておけば良くない?」「カフェで長時間座っている人」であって、大学生に触れる必要はないんじゃない?など。

私はそれを見ると「あなたが属性は必要ないと言うように、他人のツイートの書き方をあれこれ言う必要はないのでは?」と思ってしまう。
自分は思いのまま言うのに、他の人が同じようにしてはいけないのか、と。

確かに属性が入るとよくない場合もある。
ヘイトスピーチ的にうつることもあるし、わざわざ書く必要がない情報であることも承知している。

でも、見方が違うので、本人にとってはツイートの内容や書き方が違うと言うことだろう。
ここまで気を使わないとTwitterは利用できないのか……

どうも愚痴っぽくなってしまった。
ただ他の人のツイートに過度に反応しなくてもいいのでは?
それぞれ細かいルールや考え方が違うのでは?と言いたかっただけなのに。
いかんいかん。

気にした結果、最近はすっかりToDoしか書けなくなっている。
一般人の大したことないツイートがますます業務的で面白みもないものになった笑
気にしすぎず、あってもなくても大丈夫だけど、あってよかったかもな〜くらいの緩い感覚で続けていきたい。

もし、他の人の反応が気になってしまう人がいたのなら、過度に気にすることないですよ。
みんな知らずのうちに「自分ルール」で動いているだけなので。
常識的、良識的範囲を逸脱していなければ、それがあなたの基準なんだと。

少し離れて、また使いたいと思えば使えばいいし、ない方が心穏やかでいられると思ったら「デジタルデトックス」の一つだと思って、手放してしまえばいいのよ。

ルールの範囲で、誰かを傷つける内容ではないのであれば、日常の少しの吐き出し場所くらいはほしいものよね。
なんて、そんなことを思ったのでした。

とりあえず、私は私の使い方でボチボチ使い続けようと思います〜


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