知的障害の息子⑤〜優しい方達〜
待ちに待った療育がスタートしました。
保育園と並行して、週に一回集団療育に通いました。
療育は10時〜15時と、仕事をしている私には送迎が出来なかったので、
ファミサポさんにお願いしました。
①8時に私が子供を保育園に連れて行く
②10時少し前にファミサポさんが子供をピックアップし、車で療育へ
③15時に療育終了、ファミサポさんが子供を迎えに行き、車で保育園へ
④18時に私が保育園へ子供を迎えに行く
このスケジュールで年少から年長まで乗り切りました😊
私は一切送迎しなかったため、当然ですが障害児ママの横の繋がりは一切出来ませんでした💦
障害者の世界は人脈がものを言うところがあると聞くので、そのネットワークが何も出来なかったのは今でも痛手ですが、そこは仕方ありませんね😭
ファミサポさんは同じ学区の方で小学生のお子様がいる専業主婦のお母様でした。
その方のお子様自身も身体障害•知的障害で支援学級に通っておられました。
「世の中にこんなに優しい人が存在するのか!」というくらい良い方で、子供の送迎だけでなく就学のことでも沢山相談に乗って下さり、家族ぐるみで一緒に子育てして下さいました。
保育園も、人手不足な中、同じクラスの重度知的障害のお子様に既に加配が付いていたので、うちの子の分までもう1人加配の先生を付けるのは無理と園長先生には断られたのですが、
その既におられる加配先生のご好意で、
「完璧なサポートは無理かもしれませんが、出来る限り一緒にみますよ」と言って下さいました。
それだけで十分ありがたいのに、その加配の先生は後に、就学相談で
「市内の保育園の中でもかなり丁寧にサポートしていただいていますね。素晴らしい先生•保育園ですね。」と教育委員会の方がビックリするくらい手厚いサポートを卒園までし続けて下さいました。
「できる限り一緒にみます」レベルではなく、ガッツリ寄り添って育てて伸ばして下さいました。
人不足で加配は無理と言われたのに、ご好意で丁寧な個別支援計画まで立てて下さり、すぐに「出来ない」と諦め癖がついていた我が子を励まし続け、卒園時にはすっかり「頑張り癖」までついているくらいになりました。
こまめに子供の様子を共有して下さり、しかもそれが加配•担任の先生だけでなく全学年の先生が、何かあると我が子の成長を嬉しそうに送迎時に報告して下さいました。
涙目になって子供の成長の感動を報告して下さる先生を見て、本当に良い方達に恵まれた幼少期でした。
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