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知的障害の息子②〜身内の無理解〜

この子には何かある。
早く療育に繋げないと、伸びるものも伸びなくなってしまう。

そんな焦りから、1歳検診や1歳半検診で保健師さんに強く「療育に繋がりたいんです」と訴えるも

「成長は個人差があるから。
お母さん、ゆったりした気持ちで見てあげてね。」と異常無し判定。

なんなら「ちょっとノイローゼ気味のお母さんを、まぁまぁ…とたしなめる感じ」でした。

それでも不安で不安で、無理矢理個人面談を取り付けるも「うん、うん、そうだよねー不安だよねー。お母さんの気持ちも分かるよー☺️」「また半年後様子見させてくれるー?☺️」と、何を訴えても様子見

いよいよ2歳になっても喋らず
痺れを切らした私は直接、保健師さんを通さず療育施設へ突撃するも、

「2歳で療育受けられるところはないのよー。また様子見させてね」とまた様子見

絶対に何かある!我が子を助けて欲しい!という焦りがあるのに、どこへ何を訴えても様子見のオンパレード。

しかもそこへ、義家族の無理解。

義家族は私にこう言います。
「この子が障害児のわけがない。そんなに我が子を障害児扱いして、お前の方がよっぽどキ⚫️ガイだ」

夫は
「僕は息子に何もないと思ってる。でも君があちこち相談に行って満足するならそうすれば」

誰もこの子を助けてくれない。誰も私の言うのこと信じてくれない。

振り返ってもこの頃が1番辛かったように思います。

今なら「障害児家庭の、よくある典型的なケース」だと分かるんですが、なんせ人生初の子育て。

何かあってもなくても可愛い、今だけの小さな我が子をしっかり可愛がってあげたい気持ちと、愛しているからこそ、一刻も早く最善の方法で成長をサポートしてあげたい気持ちが空回りしていました。

あの頃の孤独な私を抱きしめて、背中をさすってあげたいと、今の私は思います。

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