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花が苦手になった理由

今日もお疲れ様です。
1番好きな色は何ですか?
私は紫💜が1番好きです。


食事中の方や、読んでいて不快な気分になった方は読むのをやめてスルーして下さい。


赤いリュックに母が作ってくれたおにぎりが入ったお弁当を入れる。
今日は保育園の遠足の日で朝からワクワクしていた。
赤い水筒にレジャーシートと帽子。

「レジャーシートはこれでいいね?」
母が差し出したのは
青くて水玉模様のビニール製の風呂敷だった😱
 ↑(時代的に分かる人には分かると思う😂)

私はそれが嫌で嫌でたまらなかった。
当時お店でお寿司とか、食べ物を買った時に包むビニールの風呂敷は殆どこの水玉柄だった。
園児の私でもそれがレジャーシートではなく、食べ物を包む風呂敷だし、何かダサいなーと思う気持ちがあったのだ。
嫌だと言っても絶対に持たされるのは分かっていたので仕方なくリュックに入れて保育園に向かった。


目的地(広い公園)に行く為、2列に並び園児同士
お手々〜♪繋いで〜♪道路端を歩いていた。
1人の園児が途中で「歩けない!」と言い出した。 
先生達がその子に話しかけたり、なだめたりして説得するも効果無し。
時間は過ぎていくし、道路の端にずっといるのはどう考えも危険だと判断したのだろう。
先生達は近くの野っ原みたいな場所でお弁当を食べる決断をした。

その場所は雑草や花が腰まで伸びており全く手入れされてなく荒れ放題。
先生達は伸びている草花を足で踏み平らにしながら私達にレジャーシートを広げるように言う。

何とか広げてお弁当を開けた。
おにぎりを1つ、おかずを半分程食べた時に周りの園児達が騒ぎ出す。
黒くて小さな虫があちらこちら飛び回っているのだ。

「キャー!!💦」 「ワーー!!!」 「イヤーー!!」

皆が一斉にお弁当を持ち、虫が入らないように片手を蓋代わりにし、レジャーシートの上に立ち虫をはらっていた。
私もその中の1人。
中には急いでお弁当を口に入れる子もいた。

しかし、手入れされていない場所は虫が余りにも多く、そのうちみんな立って虫を避けながらお弁当を食べる始末。
私も立ったまま食べようとしたその瞬間
自分の持っていたお弁当を見て絶句した。

小さな黒い虫がおにぎりやおかずにビッシリくっついてモゾモゾ動いていたのだ。
声も上げられず、動く虫を見て気持ち悪くなり
目をそらして辺りを見た。
腰まで伸びている草や花に目線をあわせると黒い虫がウジャウジャいる。 
食事どころではなくなり、お弁当に蓋をした。


その日から何故か花が苦手になった。

家にある花柄の食器に食べ物が盛られているとゾッとして食べられなくなった。
虫が付いている映像が頭に浮かぶのだ。
花柄の布団で眠れなくなった。
シーツが花柄だったので眠れないと泣きながら母に訴えた。
(当時は花柄しか無いのかと思う程花柄だらけ😭)
根負けした母が無地のカバーをかけてくれたのだが、透けて見える為眠る事ができず、花柄の無い場所に体育座りをして夜を明かしていた。

虫に関してはそこまで嫌悪感は無かったのだが
どうしてか、草や花が駄目になったのだ。


母は花が好きな人で、育てるのも得意な人。
そんな人だから

私が花や花柄を嫌がり
怖がる行為が理解出来ない。

それ以上に、お前はおかしいと言われていた。

花柄の食器全てを無地の食器に。
花柄のタオルを無地のタオルに。

極めつけは友人のピアノ発表会に行った時。 
花が豪華に飾られていたが
【ご自由にお持ち帰り下さい】と張り紙があり
花が欲しかった母は私に貰って来てと言う。 
しかし花を触ることすら出来なくなってしまった私は断固として拒否。
(花が欲しいなら自分で取ってくれ〜って感じ)
その態度に腹を立てた母に「お前はおかしい!」と 
公衆の面前で大声で怒鳴られ、ジロジロ見られ
友達や友達のママの前でお説教された。

母に「お前はおかしい!」と言われる度に
私の幼い心は傷付いていった。


小さかった私は
母にどう説明すればいいのか
分からなかったんだ。

 




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