いろいろ疑問があるひとむけのはなし

前回「みんなでお引越しします(もうちょっと先ですが…
というnoteの記事を書いたのですが
この内容について
いろいろ疑問のあるひとむけのはなしを
今回は書いていこうと思います


なんでいきなり土地買うって話になるの?

借りるとか
別のクラブに馬移動すればいいんじゃないの?
っていう、つっこみ、に対してですが
土地を買う、と決めたそもそもの背景は
毎月の支出をなるべく抑えておかないと
ころなとか、円安で、急に飼料価格が高騰した時に
毎月の支出がどんどん増えて
気づいたら1.5倍や2倍になる、というのを
経験したからです
乾草の値段が、1キロ57円から83.5円に
円は、1ドル110円から151円になってしまいました
もしかしたら、今後またそんな社会情勢になれば
借地代だって、あがるかも知れません
だからと言って、急には、預託料を上げられないし
それ以外の収入も増やせないですから
毎月の支出を抑えることはとても大事だと考えました

それから、
もうちょっと千葉県内の土地事情も説明しないと
ご理解いただけないかも、しれません

まず借りるなんですけど
正直この、土地を借りて借地代を払い続ける、ことが
乗馬クラブなり養老牧場なりの経営にとって
かなりの負担になっているのではないかと思います
つまり預託料にも反映するし
働くひとのおきゅうりょうが、
おやすめになってしまう理由にもなっていると思うのです

お馬たちが暮らすのに必要な面積を考えると
むかしから
「3反分たんぶ(約2,975.4㎡(平米))」は
必要と言われています
別の土地を探す!と宣言した時に
会長からも
最低でも3反分はひつようだなあ、と言われました
で、この3反分くらいの土地を
借りているケースをみると
多くは農地を貸している方から
借りている場合が多いようです

でも、現状、これくらいまとまった面積で
そこそこ車や交通の便がよくて
乗馬クラブの会員さんが
通えるような場所にある土地は
借りたいひとや、借りたい企業さんが実に多いです
借り手が多ければ借地代も安くはならないのです

農地が多い理由は、千葉県って
地面がたいらじゃないところが多いからです
道は狭く、坂道だらけ、でこぼこだらけで
ちょっとした山というか、崖や、窪地が多いし
おまけにすぐに竹や笹に覆われてしまって
利用されていない土地は、駐車場にも資材置き場にも
もちろん、乗馬クラブや牧場にも、そして宅地にも、
すぐにはできない土地が多いです

農地は、むかしから耕作していた方々が
ずっと手を入れてきたので、たいらで水はけがよく
日当たりもよい場所にあり
利用価値がたかく
宅地開発が行われることもしばしばで
まとまった面積が残っているところは
借りたい人も買いたいひとも多い場所です

そして、さいきんあらわれた
ソーラーパネルも、農地の上に作ると
助成金が出るので、土地はますます足りないのです

じつは土地を探し始めた最初
よく言われたのは
「定期借地」したら?ということでした
定期借地権、というのを公正証書を作って設定して
貸主さんから最長30年、通常の借地代よりも
安めの賃料で借りられるという仕組みがあるのですが
お馬たちの寿命を考えると
30年は短いかもしれません
また安くても賃料がかかることには変わりません

あとね、土地って、持っていれば
もし、なんかあっても(たとえば一部分を)貸したり、できるわけです
借りてる土地との最大の違いがそこなので
今の毎月の借地料10年分で買える土地があるなら
買おう、と思ったのです

別のクラブに移動する、については
みんなでお引越しします(もうちょっと先ですが…」の
養老牧場を探そうと思っていたくだりでも
書かせていただきましたが
3頭いっしょに移動できることが前提でした

チビスケも20才になるし
いつかはのんびりさせてやりたいと
養老牧場なども探していましたが
なかよしのシロちゃんやベルちゃんも
いっしょにいられたらいいな、とか
今まで毎日お世話してきたので
正直知らない場所に預けて大丈夫かな
というのもあって

みんなでお引越しします(もうちょっと先ですが…」https://note.com/chibisukego/n/n70283d988a35

そこそこ高齢になって
競技にでるようなことがなくなったお馬たちが
3頭も移動してくるのは
正直、別のクラブのかたにとっても
あまりうれしくないことだと思うのです
そして、数年もしないうちに、
養老牧場に移動することを
考えなくてはならない年になるため
お馬たちにとっても
環境の変化は負担が大きいですから
なら、ずっと、じぶんで面倒がみられる場所を作ろう
と考えました

今の場所の土地を買えないの?

いやー、これは、さすがに、むちゃです…
まず、たいていの個人が支払えるお値段ではないんじゃないかな…
周囲に住宅が立ち並んでいることなどをみると
現状は農地でも、宅地に転用できる場所であり
かつ、都内に通勤可能なJRの駅から徒歩圏内なので
面積を考えたら…すごいおねだんになりますよね…

そんなに大変ならいままでどうやってたの?

長年続いた個人商店とかでもあるある…ですが
会長は、年金をもらってました
会長が、ずっと、げんきで、ころなも円安もなければ
年金と、その他の収入(お馬たちの預託や騎乗料)で
しはらいを回すことができていたかも、知れません
(実際には、設備の老朽化などで、しばしば臨時の支払いが必要になり相当くるしかったわけですが…)

年金を経営に必要なお金に
まわせない状況になってから
(会長が病院に運ばれてから)は
じぶんは、お馬たちのお世話もしながら
外で働いて、支払いに充てるお金を稼ぎつつ
とにかく急いで移動できる先の土地を探していました

やっと見つかって、移転先の土地を購入できたので
今度は、急いで必要な設備を整えるために
さらに忙しくなっていますが
早く移動できれば、その分、借地代を払う期間が短くなるので
現在、めちゃくちゃ急いで作業を進めてます

移転先の残置物の撤去や柵を作るとか、
じぶんたちでできるところは作業して
費用を浮かす、とか
相見積もりとって、細かいところを交渉して…
なんて、ふつう思いつきそうなことをやっていたら
時間もお金も、余計にかかる状況です
ある程度、妥当な金額であれば
業者さんにお金を支払って、いついつまでにお願いしますと、ぱぱぱっとやっていただいて
ささっと移転するほうが結果的に安くなるのです
それと、さすがにじぶんの体力にも限界があります
お世話して働いてお金稼いで新しいところの設備を自力で作る作業までは時間もぜんぜん足りません…

クラファンやらないの?

現状は何も考えていません

というのも、やっと売買契約したところで
まだ全然、必要な設備のうち
井戸のお値段、下水回りのお値段以外
見積までたどり着いていないからです
かなりの量の残置物の撤去があるので
柵や厩舎などの設置を
先にしてしまうと重機を使って撤去する際
邪魔になったり最悪クレーンなどがぶつかって
壊れてしまう事もあり得るので
作業に支障がない場所からしか進められない事情も
あります

正確な金額が
どれくらいになるのかわからなければ
うっすら、もしかすると
ブルちゃん高くて、お金足りないかもしれない、
くらいの段階では
とりあえずクラファンやろう!ということは
したくないな、と思います

例えば
「牧場からでるボロ堆肥の運び出し作業に必要なブルちゃん〇〇円の購入資金を集めたいです」
というのと
「移転に必要な資金が足りません」
では
移転できそうな感じが、ぜんぜん違うし
お金の使い道もはっきりしている方がいいと思ってます

漠然とした計画で
ある程度のお金を集めようとすると
クラファン叩きが始まる可能性も高くなります
お金が集まってから計画ができて
あとからちゃんと使途の明細を出したとしても
ネットで広まると影響は残りますし
正直、叩いてこられた場合に削除要請とか
弁護士さんを頼むなどの対応をする時間がもったいないです

ちなみに、今回、最大のスポンサーである
じぶんの母は
ころなとかで発熱外来を設置したために
病院の通常の患者さんの受け入れが減り
経営がくるしくなったため
クラファンをやって病院を立て直した
という話しをみて以来
あれはやったほうがいいよ、というのですが
よく聞いてみると、待合室のモニターで
クラファンに協力してくれた
病院関係の業者さんの宣伝が
ずっとながれ、
たまに、葬儀屋さんのCMも流れるらしいよ
というので
そういう企業スポンサーさんが
何件も集められるならともかく
個人の方から広く集めるのはけっこう難しいんだなと
思ったりした、というのもあります

そして、
クラファンは一回限りの方も多いので
なんかちょっと申し訳ないな、とか
せっかく関心を持っていただいたのだから
新しい牧場が完成したら
たまにお馬たちのところに
遊びにきていただいたり
イベントに参加していただけたらと
思ったりもするのです
なので、もしよかったら、現在行っております
継続支援のメンバーにご参加いただけたら
とても嬉しいです

そして今後どうしてもという場合は
改めてみなさまにご説明をさせていただき
お願いすることもあるかと思います
その際は何卒よろしくお願いいたします

牧場なの?乗馬クラブじゃないの?

これについては
乗馬クラブじゃない、です
養老牧場と乗馬クラブの間くらいの施設
と考えてます
まだ乗馬として乗ることもあるけど
競技には参加しないし
練習馬としてのお仕事もしないで
のんびりさせてやりたい、という
20才前後のお馬たちが、最後まで
のんびり暮らせるおうちにしたいです
もちろん競馬や繁殖を引退したお馬たちも
大歓迎です
お馬たちのオーナーさんや
ご支援をくださるメンバーの皆さまが
だいすきなお馬たちと一緒に楽しくのんびり過ごす場所になれたらと思っています
養老牧場は、正直、お住まいから遠い、
とおっしゃっている方多いです
それは環境とか広さを考えると仕方ないのですが
毎週末、あるいはお休みが取れたら
すぐに来られる場所で
その日一日が、お馬と過ごす時間より
長い移動時間、みたいにならず
例えば、お買い物とか、ちょっとおいしいもの食べるとか、映画を見るとかも、あきらめずに、
ここならできるんじゃないかな、と思います

名前くらい決められないの?

すみません、ネーミングセンスなくて
ほんとうに苦手なんです
皆さまに親しみやすいお名前のご応募お待ちしております

また何かございましたら、お気軽にご質問ください

ぶちこ。

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