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焦らず、見守る。

写真のカップヌードルはプラモデル。長男が作りました。

中一の秋から学校に行かなくなって長いような短いような時間が過ぎている。中学3年生の長男は、美術部には顔を出せるようになった。さほど活動もないし時間も短い。だから、いいのかな。先日は自宅にあった置物(庭に放置され、色あせていたホームセンターで買ったカエルの焼き物?)に色をつけたいと、先生のもとを訪れ、綺麗に色を塗ってきた。まだ目玉が入っていないので見た目が怖くお見せできないけれど。。。

そんな感じでちょっと風変わりな創作意欲が芽生えてきた長男、すごくいいなと親ばかだけど思っている。先日、親だけで通信制の高校、サポート校の説明も聞いてきた。親だけなので色々と、難しい状況を先生に伝えると、やはり不登校に対しては、ごく自然に、かつ暖かく受け答えをしてくれた。経験豊富なだけある。「まずは見学するといいですね。」「そうなったらいいんですけど。」という会話で終わった。

帰宅後、長男にも話してみた。やはり話だけではピンとこないし、当然反応は鈍め。ここで「やはりだめか」と落胆したり「何でダメなのよ!」と焦ってはいけない。どっちも親心としては当然あること。彼のペースを考えれば、想定内の反応だ。

その後も通信制の話はたまに振ってみる。反応はない。家庭教師をつけるか?なんて考えもあるが、どうなんだろう。せっかく来てくれても反応がなかったら失礼だし。

わたしが思うに今の長男にとっては、友人よりも「信頼できる大人」の存在が重要のようで、親はもちろん親戚、学校の先生、病院の先生、みんな自分の味方だと思っているようだ。そこでなら安心できる。相互理解もある。逆をいうと、身内に否定された時のショックは大変なものだ。

通信サポート校の先生にもそんな信頼できる雰囲気はあるが、まずはきっかけ作りが難しい。いや、きっかけは作るものではなくて、本当にタイミングなのだ。今までもそうだった。母のわたしよりも、主人のほうが焦っているようにも見える。わたしは相当のんびりしているのか?「見守る」「様子を見る」スパンが、間隔が違うのか。

次男に関しても、朝から学校に行けないなら放課後でもいいよ、の先生の言葉にちゃっかり甘えている。5時間目から行けることもあれば放課後という場合もある。今日は4時間目からにしたら?と母のわたしは提案したのだが、本人の意志を尊重し、今日は放課後からだと伝えると、先生も主人も、「放課後?」と、どこか「がっかり」したような声色で返事をした。電話越しでもわかってしまうのはわたしの仕事柄だが、ひょっとしたら、気のせいかもしれない。

焦らず、見守る。カップヌードルは必ず3分で出来るけど。そうもいかない事のほうが多いはず。時間は人間が勝手に決めた概念だし。

焦らず見守る。一言でいうのは簡単だが、奥が深く、大変難しいものだ。

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